はじめに
AZ204の試験対策をしていると出てくる変更フィードですが、実務での経験があまりなかったので実験してみました。是非、気になる方は真似して実施してみて下さい。
変更フィードとは
BlobとBlobのメタデータへの削除や追加、更新といったトランザクションログを提供して、それをトリガーに他のアプリケーションでバッチの実行等を行うことを実現します。以下が利用のイメージです。
利用にあたっての注意点
以下留意しておきましょう。
- 利用可能なプランは「Standard 汎用v2、PremiumブロックBLOB、Blob Storage」でサポートされています
- 階層型名前空間は無効にしておく必要があります
変更フィードを利用する
Azureでは主に以下のサービスで変更フィードをトリガーとして利用または監視できます。詳細はこちらの記事を参照
- Azure Logic Apps
- Azure Functions
- Azure Data Factory
- Azure Storage Explorer
今回は上記のうち、検証の中で、Azure Storage Explorerを使用していきます。
AzureLogicApps
前述の記事によると、Azure Logic Appsではこのコネクタで変更フィードの使用ができるみたいです。(また検証していきます。)
MS Lern | コネクタのリファレンス>Azure Blob Storage
Azure Functions
Azure Blob Storage Triggerで変更フィードの使用ができるみたいです。(また検証していきます。)
MS Lern|Azure Functions の Azure Blob Storage トリガー
検証
構成イメージ
- Azure PortalからAzure Blob Storageへファイルを格納
- 変更フィードにてストレージの変更を提供
- Azure Storage Explorerで変更フィードを確認
実装
①StorageAccountの構成
②AzureStorageExlorerで確認
- AzureStorageExplorerをインストール(MS公式|ダウンロードページ)
- AzureStorageExplorerの設定(参考ブログ | Azure Storage Explorerを使ってみる)
- いろいろとコンテナ内のファイルを作成したり削除したりと操作してから変更フィードのログを見てみます。
任意のavroファイルをプレビューモードで開くと、以下のように変更フィードが確認できました。
※ 「$blobchangefeed」内の「logディレクトリ」を進んでいくと同じものが確認できます。