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Azure Blob Storageで変更フィードを使用してみる

Last updated at Posted at 2024-08-16

はじめに

AZ204の試験対策をしていると出てくる変更フィードですが、実務での経験があまりなかったので実験してみました。是非、気になる方は真似して実施してみて下さい。

変更フィードとは

BlobとBlobのメタデータへの削除や追加、更新といったトランザクションログを提供して、それをトリガーに他のアプリケーションでバッチの実行等を行うことを実現します。以下が利用のイメージです。
image.png

利用にあたっての注意点

以下留意しておきましょう。

  • 利用可能なプランは「Standard 汎用v2、PremiumブロックBLOB、Blob Storage」でサポートされています
  • 階層型名前空間は無効にしておく必要があります

変更フィードを利用する

Azureでは主に以下のサービスで変更フィードをトリガーとして利用または監視できます。詳細はこちらの記事を参照

  • Azure Logic Apps
  • Azure Functions
  • Azure Data Factory
  • Azure Storage Explorer

今回は上記のうち、検証の中で、Azure Storage Explorerを使用していきます。

AzureLogicApps

前述の記事によると、Azure Logic Appsではこのコネクタで変更フィードの使用ができるみたいです。(また検証していきます。)
MS Lern | コネクタのリファレンス>Azure Blob Storage
image.png

Azure Functions

Azure Blob Storage Triggerで変更フィードの使用ができるみたいです。(また検証していきます。)
MS Lern|Azure Functions の Azure Blob Storage トリガー

検証

構成イメージ

今回の構成イメージはこんな感じです。
image.png

  1. Azure PortalからAzure Blob Storageへファイルを格納
  2. 変更フィードにてストレージの変更を提供
  3. Azure Storage Explorerで変更フィードを確認

実装

①StorageAccountの構成

  1. StorageAccountを構築。
    ※今回はネットワーク設定は以下のように、パブリック通信を有効にして構成
    image.png

  2. StorageAccountの変更フィードを有効にする
    データ管理>データ保護>追跡>BLOBの変更フィードを有効にする
    変更フィードの保持期間も設定ができます。(今回は検証なので3日)
    image.png

②AzureStorageExlorerで確認

  1. AzureStorageExplorerをインストール(MS公式|ダウンロードページ
  2. AzureStorageExplorerの設定(参考ブログ | Azure Storage Explorerを使ってみる)
  3. いろいろとコンテナ内のファイルを作成したり削除したりと操作してから変更フィードのログを見てみます。
    任意のavroファイルをプレビューモードで開くと、以下のように変更フィードが確認できました。
    ※ 「$blobchangefeed」内の「logディレクトリ」を進んでいくと同じものが確認できます。
    image.png

本記事の参考資料

MSLern|Azure Blob Storage の変更フィードのサポート

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