はじめに
Anthropic は 2026年9月30日付で、Claude Sonnet 4.5(モデルID: claude-sonnet-4-5-20250929)を非推奨にすると発表しました。Claude API での提供終了は 2026年11月30日の予定で、移行先には Claude Sonnet 5.5(claude-sonnet-5-5)が推奨されています。
提供終了日を過ぎると、このモデルIDを指定したリクエストは動かなくなると考えられます。移行期間は約2か月です。モデルIDの置き換え自体は簡単ですが、Sonnet 5.5 には確認すべき挙動の違いがあるため、早めに検証を始めることをおすすめします。
📌 影響を受ける人
- Messages API で
claude-sonnet-4-5-20250929を直接指定しているアプリケーション開発者- 設定ファイル、環境変数、CLAUDE.md、エージェント定義などにこのモデルIDを書いているチーム
- Sonnet 4.5 に extended thinking、computer use ツール、advisor tool を組み合わせているユーザー
変更の全体像
変更内容
非推奨の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象モデル | Claude Sonnet 4.5 |
| モデルID | claude-sonnet-4-5-20250929 |
| 非推奨の発表日 | 2026年9月30日 |
| Claude API での提供終了 | 2026年11月30日(予定) |
| 推奨移行先 | Claude Sonnet 5.5(claude-sonnet-5-5) |
| 詳細 | Model deprecations ページ |
| 対応の要否 | 必要 |
移行時に確認したいポイント
Sonnet 5.5 の制約事項として、次の点が挙げられています。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| thinking ブロック | モデルと会話に紐づく。条件によっては 400 エラーが返る |
| computer use ツール | Claude API と Google Cloud では、以前の computer_20251124 ツールは受け付けない |
| advisor tool | Claude Opus 4.8、Claude Opus 4.7、Claude Sonnet 5 を advisor として受け付けない |
💡 Tips
同じ日に Sonnet 5.5 リリースノートの改行・書式も整理されました。3行に分かれていた制約事項の記述が1段落にまとまっただけで、仕様の変更はありません。対応は不要です。
影響と対応
移行判断フロー
推奨アクション
-
使用箇所を洗い出す:コード、設定、CI、ドキュメントから
claude-sonnet-4-5-20250929を検索する - ステージングで Sonnet 5.5 に切り替える:出力品質、レイテンシ、コストを現行プロンプトで比較する
- 制約事項を確認する:thinking、computer use、advisor tool を使っている場合は、上の表の項目を実際のリクエストで検証する
- エラー監視を整える:400 エラーの増加を検知できるようにしておく
- 本番へ段階的に反映する:提供終了の直前ではなく、余裕をもって切り替える
-
CLAUDE.md を更新する:使用モデル一覧で Sonnet 4.5 を非推奨扱いにし、提供終了日(2026-11-30)を記載する。既定の Sonnet 系モデルを
claude-sonnet-5-5に置き換え、移行時の注意点へのリンクを追加する
⚠️ Breaking Change
提供終了日以降、claude-sonnet-4-5-20250929を指定したリクエストは失敗する見込みです。モデルIDをハードコードしている箇所を放置すると、本番障害に直結します。
コード例
モデルIDの置き換え(Python)
Before
import anthropic
client = anthropic.Anthropic()
response = client.messages.create(
model="claude-sonnet-4-5-20250929", # 2026-11-30 に提供終了予定
max_tokens=1024,
messages=[{"role": "user", "content": "こんにちは"}],
)
After
import anthropic
client = anthropic.Anthropic()
response = client.messages.create(
model="claude-sonnet-5-5",
max_tokens=1024,
messages=[{"role": "user", "content": "こんにちは"}],
)
モデルIDを一元管理する
今後の移行を楽にするため、モデルIDは環境変数や設定に切り出すのがおすすめです。
import os
SONNET_MODEL = os.environ.get("SONNET_MODEL", "claude-sonnet-5-5")
response = client.messages.create(
model=SONNET_MODEL,
max_tokens=1024,
messages=[{"role": "user", "content": "こんにちは"}],
)
使用箇所の検索
grep -rn "claude-sonnet-4-5-20250929" .
thinking ブロックを扱う場合の注意
thinking ブロックはモデルと会話に紐づくため、Sonnet 4.5 で生成した会話履歴を Sonnet 5.5 にそのまま引き継ぐと、条件によっては 400 エラーになる可能性があります。移行後は、履歴に含まれる thinking ブロックの扱いを実際のリクエストで確認してください。
まとめ
- Claude Sonnet 4.5(
claude-sonnet-4-5-20250929)は 2026年9月30日付で非推奨になりました - Claude API での提供終了は 2026年11月30日の予定です
- 推奨移行先は Claude Sonnet 5.5(
claude-sonnet-5-5)です - モデルIDの置換に加え、thinking ブロック、computer use ツールのバージョン、advisor tool の制約を確認してください
- Sonnet 5.5 リリースノートの書式整理は表示上の変更のみで、対応は不要です
- 約2か月の移行期間があるうちに、検索 → ステージング検証 → 段階的リリースの順で進めましょう
詳細は Anthropic の Model deprecations ページで確認してください。