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Notion に「Developer Portal」登場、Workers・APIトークン管理とdeveloper barを解説

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はじめに

2026年8月19日、Notion に新しい「Developer」セクションがサイドバーに追加されました。これまで Notion の Workers やコネクション、パーソナルアクセストークンの管理は各設定画面に散らばっていましたが、今回のアップデートでこれらを一元的に扱える専用ポータルが誕生しました。

さらに API 開発者向けの新機能「developer bar」も同時導入され、ページ・データベース・ブロック・ワークスペース・ユーザーの各 ID をワンクリックでコピーできるようになりました。Notion API を使ったインテグレーション開発やカスタムツール構築を行っているエンジニアにとって、日々の開発体験を大きく改善するアップデートです。

📌 影響を受ける人

  • Notion API / Notion Workers を利用してインテグレーションを開発しているエンジニア
  • ページ・ブロック・データベース ID を頻繁にコピー&ペーストして API リクエストを組み立てている人
  • パーソナルアクセストークンやコネクションを複数管理している開発チーム

変更の全体像

今回の変更は、既存の分散した管理画面を Developer セクションに統合し、そこに新機能 developer bar を接続する構成になっています。

Developer セクションと developer bar は独立した機能ですが、どちらも「API 開発の摩擦を減らす」という同じ目的でリリースされています。

変更内容

1. Developer セクション(サイドバー新規追加)

項目 内容
追加場所 Notion ワークスペースのサイドバー
管理対象 Workers、コネクション、パーソナルアクセストークン
Workers 関連機能 デプロイ済み Workers の一覧表示、各実行のログ確認
リリース日 2026年8月19日
severity high

これまで Workers のログを確認したり、コネクションやトークンの状態を把握するには複数の画面を行き来する必要がありましたが、Developer セクションに集約されたことで一目で状況を把握できるようになりました。

2. developer bar(新機能)

項目 内容
主な機能 ページ・データベース・ブロック・ワークスペース・ユーザーの各 ID をワンクリックでコピー
追加機能 完全な API オブジェクトのコピーにも対応
有効化方法 Settings → Developer → Enable developer features
デフォルト状態 明示的な有効化が必要(オプトイン)

developer bar は、これまで API リクエストを組み立てる際に開発者ツールやブラウザの URL からゴリ押しで ID を抜き出していた作業を大幅に簡略化します。

💡 Tips
developer bar はデフォルトでは無効になっています。使い始めるには Settings → Developer → Enable developer features から明示的にオンにする必要があるので、見当たらない場合はまずここを確認してください。

影響と対応

  • action_required: false(既存の統合や API 連携を壊す破壊的変更ではありません)
  • ただし、Notion API を使った開発を日常的に行っているチームは、有効化しておくことで作業効率が上がります
  • Workers を運用している場合は、Developer セクションからログを確認する運用に切り替えることを検討してください
  • 特別な移行作業やコードの修正は不要です

コード例

developer bar 導入前後で、API リクエストを組み立てる際のワークフローがどう変わるかを示します。

Before(従来)

1. Notion ページを開く
2. URL からページ ID を目視で抜き出す(ハイフンの有無に注意しながら整形)
3. コードエディタに手打ちでペースト
// URLから手動でコピーしたIDを直書き
const pageId = "1a2b3c4d5e6f7g8h9i0j"; // コピペミスが起きやすい

const response = await fetch(`https://api.notion.com/v1/pages/${pageId}`, {
  headers: {
    Authorization: `Bearer ${process.env.NOTION_TOKEN}`,
    "Notion-Version": "2022-06-28",
  },
});

After(developer bar 導入後)

1. Notion ページを開く
2. developer bar からページIDをワンクリックでコピー
   (必要なら完全なAPIオブジェクトごとコピーも可能)
3. そのままコードにペースト、または取得したJSONを直接参照
// developer barでコピーした正確なIDをそのまま利用
const pageId = "1a2b3c4d-5e6f-7g8h-9i0j-k1l2m3n4o5p6"; // ハイフン付きの正確な形式

const response = await fetch(`https://api.notion.com/v1/pages/${pageId}`, {
  headers: {
    Authorization: `Bearer ${process.env.NOTION_TOKEN}`,
    "Notion-Version": "2022-06-28",
  },
});

ID のフォーマットミスによるデバッグ時間が削減されるほか、API オブジェクト全体をコピーできるため、レスポンス構造を確認しながらコードを書くケースでも役立ちます。

まとめ

  • Notion のサイドバーに Developer セクションが新設され、Workers・コネクション・パーソナルアクセストークンを一元管理できるようになった
  • developer bar により、ページ・データベース・ブロック・ワークスペース・ユーザーの ID をワンクリックでコピー可能に。完全な API オブジェクトのコピーにも対応
  • 有効化は Settings → Developer → Enable developer features から(デフォルトはオフ)
  • 破壊的変更ではなく、既存の統合やコードに対する対応は不要
  • Notion API・Workers を活用する開発者にとっては、日々の開発効率を底上げするアップデートなので、まだ有効化していない場合はぜひ試してみてください

なお、リリースページのローテーションにより2026年5月26日付の「Merge cells in simple tables」(シンプルテーブルのセル結合機能)の告知エントリが表示から外れましたが、これは機能自体の廃止を意味するものではありません。

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