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【Google Cloud入門】クラウドサービスの特徴とGoogle Cloudの触り方

Last updated at Posted at 2025-11-30

皆様、こんにちは!
アイレット株式会社 DX開発事業部楊林と申します。

最近では、社会全体のクラウド活用がどんどん加速しており、それに伴って Google Cloud の知識や資格を持つ人材の需要も年々高まっています。
弊社アイレットは Google のパートナー企業としてクラウド技術に力を入れており、社内でも積極的に知識共有が行われています。

私は新入社員ながら、これまでいくつかの資格を取得してきました。その勉強過程で整理したメモをベースに、これから Google Cloud を学び始める方へ少しでも役に立つ情報を届けたいという思いから、このシリーズを始めることにしました。

今回はシリーズの第一弾として、まずクラウドサービスとは何か、Google Cloudにはどう使うかから始めましょう!

クラウドサービスの特徴

クラウドはよく便利だと言われますが、なぜ便利なのかと言われると意外と説明しにくかったりします。
Googleはクラウドの便利さを説明するため、5つの特徴をまとめました。

オンデマンドでセルフサービス

ユーザーは必要なコンピューティングリスーすを、ウェブインターフェースによって、人手を介さず、必要なときに必要なだけ簡単に利用できます。

どこからでもアクセス可能

インターネットにつながっていれば、場所に関係なくリソースにアクセスできます。

巨大なリソースプール

クラウドプロバイダは大規模なリソースプールを保有して、そこから必要な分だけユーザーに割り当てます。
ストレージなどをまとめて購入してコスト削減しているため、私たち顧客も恩恵を受けて、そしてリソースの物理的な場所を気にする必要はありません。

弾力性

顧客が追加のリソースを必要なときはすばやく取得できます、必要でなくなればリソースをスケールダウンして、柔軟に対応できます。

使った分だけ支払う

顧客は使用または予約したリソースだけに支払う必要があります。
リソースを使わなくなれば支払いも不要になります。

クラウドサービスの種別

クラウドの提供形態は大きく3種類に分かれます。

IaaS(Infrastructure as a Service)

基礎的なコンピューティング、スト―レージ、ネットワークなどをそのまま提供する形態です。
物理データセンターを仮想的に使えるイメージです。

Paas(Platform as a Service)

コードをライブラリにバインドし、アプリから必要なインフラへのアクセスを提供する形態です。
インフラ管理を気にせず、アプリケーション開発に集中できます。

SaaS(Software as a Service)

アプリスタック全体を提供する形態です。
Google Workspaceなどが代表例で、ユーザーはそのままアクセスして利用できます。

Google Cloudの操作方法

Google Cloudを操作するための方法は主に4つあります。

Google Cloudコンソール

Google CloudのGUI (グラフィカルユーザーインターフェース)です。
プロダクションの問題を簡単なウェブベースのインターフェースでデプロイ、スケーリング、診断できます。

Google Cloudコンソールでは簡単にリソースを選定し、その健全性を確認し、リソース管理を完全に制御して、リソースに予算を設定し費用を制御できます。

Google Cloudコンソールには検索機能もあり、リソースを素早く検索し、ブラウザからSSH経由でインスタンスに接続できます。

Cloud SDKとCloud Shell

Cloud SDK
Google Cloudでホストされ、ローカルコンピュータにインストールできる、リソースやアプリケーションの管理に使用できる一連のCLIツールです。

Google Cloudプロダクトやサービス用のメインコマンドラインインターフェースのgcloudツール、コマンドラインからCloud Storageにアクセスするためのgsutilツール、そしてBigQuery用のコマンドラインツールのbqツールが含まれています。

インストールすると、Cloud SDKのすべてのツールがbinディレクトリに配置されます。

Cloud Shell
ブラウザから直接クラウドリソースにコマンドラインでアクセスできるターミナル環境です。

DebianベースのVMで、Google Cloudのプロジェクトやリソースを簡単に管理できます。
そのVMがエフェメラルであり、インタラクティブに使用しなくなると停止し、Cloud Shellへの入力を再開すると再起動されます。
また、ウェブプレビュー機能と組み込み認証があり、CloudコンソールのプロジェクトやリソースにGKEリソースも含めてアクセスできます。

Cloud ShellにはCloud SDKのgcloudコマンドや、他のユーティリティが常にインストールされ、常に使用でき、最新の状態に保たれ、完全に認証済みです。

APIs

Google Cloud のサービスの大半は API 経由でも操作できます。

Cloud コンソール内の Google APIs Explorer を使うと、API の仕様やバージョンを確認し、ユーザー認証が必要なものも含め、APIをインタラクティブに試すことができます。

多数の主要言語で提供されているクライアントライブラリを利用し、Google Cloudを呼び出すための単調なコーディング作業が大幅に削減されます。
開発者はAPIを使用して、Google Cloudリソースの割り当てと管理を行うアプリケーションを構築する場合も多いです。

Google Cloud app

Google Cloudアプリを使用して、Compute Engineインスタンスの起動と停止、およびSSHによる接続を行い、各インスタンスのログの参照などができます。
また、App Engineにデプロイされているアプリケーションのエラーを参照して、デプロイメントをロールバックし、トラフィック分割を変更して管理できます。

Google Cloudアプリでプロジェクトの最新のお支払い情報や、予算を超過しているプロジェクトの支払いアラートを確認できます。グラフを設定し、CPU使用率、ネットワーク使用率、秒ごとのリクエスト数、サーバーエラーなどのメトリクスを直観的に表示することもできます。

最後に

今回はクラウドサービスの特徴と種類、そして Google Cloud を実際に触るための基本ツールをまとめました。

これからは徐々にGoogle Cloud の主要サービスについて解説していきますので、ぜひ続けて読んでみてください。

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