はじめに
本記事は、Rubyがミニツクの学習内容をまとめたものです。
今回は、Ruby入門コースの1章をやります。
まとめ
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Rubyのプログラムを実行する方法は幾つかあり、代表的な方法として以下の手法がある。
・rubyコマンド
・irb
・-eオプション -
標準出力のメソッドには、主に3種類ある。各メソッドには、次のような違いがある。
・print: 最後に改行を行わない。
・puts: 最後に改行を行う。
・p: 最後に改行を行う。文字列を出力する場合は""で囲まれる。
Rubyのプログラムを実行する方法
・rubyコマンド
・irb
・-eオプション
まずは、自分の環境にRubyがインストールされているか確認する。
$ ruby -v
ruby 3.0.2p107 (2021-07-07 revision 0db68f0233) [x86_64-darwin20]
方法1 rubyコマンドで実行する
テキストエディタを用いて、以下のプログラムを作成し保存する。
その際、ファイル名は「hello_ruby.rb」とする。
# frozen_string_literal: true
puts('Hello, Ruby!')
そして、保存したファイルがあるディレクトリでrubyコマンドを実行する。実行結果として、Hello, Ruby!
が表示されていればOKです。
$ ls
hello_ruby.rb
$ ruby hello_ruby.rb
Hello, Ruby!
方法2 irbを起動する
irbとは、「interactive Ruby」(対話式Ruby)の略称で、1行ずつRubyの実行結果を表示してくれるライブラリのこと。
コマンドラインに「irb」と入力することで起動でき、終了するときには「exit」もしくは「quit」と入力する。
$ irb
irb(main):001:0> puts('Hello, Ruby!')
Hello, Ruby!
=> nil
irb(main):002:0> exit
方法3 -eオプションを用いる
irbを起動せず、簡単なプログラムを確かめたい時には、rubyコマンドに-eオプションを付け、プログラムを渡すと実行することができる。
$ ruby -e 'puts("Hello, Ruby!")'
Hello, Ruby!
端末に表示する(標準出力のメソッド)
printメソッド
引数で渡された値を端末に表示するメソッド。最後に改行を行わない。改行を行いたい場合は、\n
を文字列内に加える。
$ irb
irb(main):001:0> print('Hello, Ruby!')
Hello, Ruby!=> nil
irb(main):002:0> puts('Hello, Ruby!')
Hello, Ruby!
=> nil
irb(main):003:0> puts("Hello, Ruby!\n")
Hello, Ruby!
=> nil
※ "\n" のようなバックスラッシュ記法を文字列に含む場合、文字列はダブルクォーテーション("")で囲む。
putsメソッド
引数で渡された値を端末に表示するメソッド。最後に改行を行う。引数が複数渡された場合は、それぞれの引数の最後に改行を入れて、表示する。
$ irb
irb(main):001:0> puts("Hello", ",", "Ruby", "!")
Hello
,
Ruby
!
=> nil
pメソッド
printメソッドやputsメソッドのように引数を端末に表示する。オブジェクトごとに人が見てもわかりやすい形で表示してくれる。
・文字列:""(ダブルクォーテーション)で囲まれて表示される
・数字:そのまま表示される
# frozen_string_literal: true
puts 'putsで文字列の12345を出力'
puts '12345'
puts 'putsで数字の12345を出力'
puts 12345
puts 'pで文字列の12345を出力'
p '12345'
puts 'pで数字の12345を出力'
p 12345
$ ruby hello_ruby.rb
putsで文字列の12345を出力
12345
putsで数字の12345を出力
12345
pで文字列の12345を出力
"12345"
pで数字の12345を出力
12345