Ubuntu 24.04 LTS や 22.04 LTS などの環境で、IPアドレスの確認や固定(静的)IPアドレスへの設定変更を行うためのコマンドと手順をまとめたチートシートです。
1. 現在のIPアドレス情報の確認
設定を変更する前に、現在のインターフェース名やIPアドレスを確認します。
インターフェース名とIPアドレスの一覧表示
ip address show
簡易表示(インターフェース名と状態だけをサクッと見たい時)
ip -br address show
デフォルトゲートウェイ(ルーターのIP)の確認
ip route show
2. Netplan設定ファイルの編集
Ubuntuのネットワークは Netplan で管理されています。/etc/netplan/ にあるYAMLファイルを編集して設定します。
設定ファイル名の確認(環境によってファイル名が異なります)
ls /etc/netplan/
💡 ファイル名の数字(01, 50, 99)の意味
Netplanは /etc/netplan/ 内のファイルを**ファイル名の昇順(数字の小さい順)**に読み込みます。複数のファイルが存在する場合、以下のルールが適用されます。
- 優先順位: 数字が大きいファイルほど後から読み込まれ、前のファイルと同じ項目があれば**後から読み込まれた設定が優先(上書き)**されます。
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一般的な例:
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01-netcfg.yaml: OSインストール時の基本設定。 -
50-cloud-init.yaml: クラウド環境(AWS等)で自動生成される設定。 -
99-custom.yaml: ユーザーが手動で最優先させたい独自のカスタム設定。
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設定ファイルの編集(例: 01-netcfg.yaml の場合)
sudo nano /etc/netplan/01-netcfg.yaml
💡 YAML記述のサンプル(固定IPの場合) 編集の際は、インデント(半角スペース)の数に注意してください。タブ文字を使うとエラーになります。 ※Ubuntu 24.04以降、
gateway4ではなくroutesを使う記述が推奨されています。YAML
network: version: 2 renderer: networkd ethernets: enp3s0: # ← 自分のインターフェース名に書き換える dhcp4: false addresses: - 192.168.1.100/24 # ← 設定したい固定IP routes: - to: default via: 192.168.1.1 # ← ゲートウェイIP nameservers: addresses: [8.8.8.8, 8.8.4.4] # ← DNSサーバー
3. 設定のテストと反映
設定ファイルを書き換えたら、以下のコマンドでエラーがないかチェックし、システムに反映させます。
設定のテスト(設定ミスで通信遮断されるのを防ぐ・120秒で自動ロールバック)
sudo netplan try
設定をシステムに即時反映
sudo netplan apply
4. 反映後の確認
設定が正しく適用されたか最終確認を行います。
変更後のIPアドレス確認
ip address show
DNSが正常に引けているかの確認
resolvectl status