#はじめに
引き続き、PowerAppsで実装した箇所を記事にしました。
今回は、Office365の顔写真をPowerAppsで使う方法です。
- 躓き編
https://qiita.com/pefume/items/e00e3167765bd2f7f115 - PowerAppsからSkype通話へ飛ばす
https://qiita.com/pefume/items/8fcc5785d9d7cab01fba
#やりたいこと
例えば、PowerAppsでユーザー一覧を作った時、
下図の赤枠箇所に顔写真を表示したい。そんな時の実装方法です。
#実装方法
PowerAppsユーザーはOffice365を使用している事前提なので、
顔写真としてはOffice365のプロフィール画像を使用したいと思います。
1. データソースに"Office 365 ユーザ"を追加
自分が所属する組織内のユーザ情報を使用する為に、
まずは"Office 365 ユーザ"の接続を追加します。
PowerAppsのデータソースで、"Office 365 ユーザ"を検索して接続の追加。
2. メディアから"画像"コントロールを追加
挿入メニュー、メディアから画像を選択して、"画像"コントロールを画面に追加します。
この時、挿入先が一覧の各行になるように、
左のツリービューで、挿入するギャラリーを選択してから追加しましょう。
今回の例では"BrowseGallery1"です。
3. 各ユーザーのプロフィール画像を表示する
Office365ユーザー.UserPhoto関数を使用する事で、
各ユーザのプロフィール画像を表示できるようになります。
"画像"コントロールのImageに以下を指定。
Office365ユーザー.UserPhoto(ThisItem.メールアドレス)
今回はギャラリーのリソースであるテーブルに、
カラム"メールアドレス"があったので、これを引数に設定しています。
UserPhotoの引数には、各ユーザに割り当てられているOffice365のid等も指定できるのですが、
一番使いやすいのはメールアドレスですかね。
4. 罫線をつける
中にはプロフィール画像を設定していない人もいるはずです。
この場合は画像を引き込めず、アプリ上では顔写真部分が真っ白になってしまう。
最低限、画像のプロパティから罫線を付けてあげます。