今年の言語はRust その42
Rustを学びます
Rustの日本語ドキュメント 2nd Edition
https://doc.rust-jp.rs/book/second-edition/
オリジナル(英語)
https://doc.rust-lang.org/book/
実行環境
$ cargo -V
cargo 1.33.0 (f099fe94b 2019-02-12)
$ rustup -V
rustup 1.17.0 (069c88ed6 2019-03-05)
$ rustc --version
rustc 1.33.0 (2aa4c46cf 2019-02-28)
$ cat /proc/version
Linux version 4.14.97-74.72.amzn1.x86_64 (mockbuild@gobi-build-64002)
(gcc version 7.2.1 20170915 (Red Hat 7.2.1-2) (GCC))
# 1 SMP Tue Feb 5 20:59:30 UTC 2019
$ uname -a
Linux ip-10-100-0-8 4.14.97-74.72.amzn1.x86_64
# 1 SMP Tue Feb 5 20:59:30 UTC 2019 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux
$ cat /etc/\*release
NAME="Amazon Linux AMI"
VERSION="2018.03"
ID="amzn"
ID_LIKE="rhel fedora"
VERSION_ID="2018.03"
PRETTY_NAME="Amazon Linux AMI 2018.03"
ANSI_COLOR="0;33"
CPE_NAME="cpe:/o:amazon:linux:2018.03:ga"
HOME_URL="http://aws.amazon.com/amazon-linux-ami/"
Amazon Linux AMI release 2018.03
15 スマートポインタ
15.1 ヒープのデータを指す'Box'を使用する
下記の例では、'Box'を使って、ヒープ領域に'i32'のデータを格納しています
fn main() {
let b = Box::new(5);
println!("b = {}", b)
}
ヒープに単独の値を置くことはあまり有用ではないので、このように単独でボックスを使用することはあまりありません
ボックスで再帰的な型を可能にする
再帰的な型の場合、コンパイラは領域サイズを知ることができない。
しかし、ボックスは既知のサイズなので、再帰的な型の定義にボックスを挟むことで、再帰的な型 を存在可能
コンスリストについて
enum List {
Cons(i32, List),
Nil,
}
use List::{Cons, Nil};
fn main() {
let list = Cons(1, Cons(2, Cons(3, Nil)));
}
これはコンパイルエラーになります。
ListがListを含んでおり、再帰的な定義となっているからです。
非再帰的な型のサイズを計算する
enum Message {
Quit,
Move {x:i32, y:i32},
Write(String),
ChangeColor(i32, i32, i32),
}
Boxを使って定義するとこうなります
enum List {
Cons(i32, Box<List>),
Nil,
}
fn main() {
let list = List::Cons(1, Box::new(List::Cons(2, Box::new(List::Nil))));
}
頭がおかしくなりそう。
Consは'i32'と'Box(usize)'を保持するだけで、サイズが既知になります。
Boxは間接参照のためのスマートポインタ?なので、ポインタサイズ(usize)あればよいのです。
usizeは環境依存し32bit or 64bitなので、メモリの番地ですね。
イエス!