1. はじめに
国立国会図書館をいつでも使えるようになっていると何かと便利でおススメです。例えば1997年に発行された小冊子「TQM宣言」は国立国会図書館にもないものの「品質管理1」に収録されていることがわかり読むことができました。
2. 国立国会図書館が所蔵する品質管理の貴重な資料
①日本規格協会
- 規格と標準(1946~1950)
- JIS:indutrial standardization(1950~1955)
- 標準化(1956~1964)
- 標準化と品質管理(1964.4~2000.12)
②日科技連
- エンジニア・クラブ(1949.2~1955.9)
- エンジニアース(1946~1967)
- Engineers(1967.4~2000.12)
- 品質管理(1950~2001)
- クオリティマネジメント(2002~2011)
③日本品質管理学会
- 品質(1971~)
3. デーミング博士を圍む會
「JIS:industrial standardarization 3(7/8)」に「デーミング博士を圍む會」という記事を見つけました。デミング博士は日科技連の招待で1950年6月15日に来日し8月22日に帰国されるまで2品質管理の講義をいくつかされており、その一つのようです。6月27日18時から東京会館別館にて開催され日本規格協会会長の和田氏ほかが参加されました。
同記事からデミング博士の話をいくつか以下に引用します。
- 品質管理は,高級品であろうと,そうでないものであろうと,ともかくも品質をそろえるのが眼目です
- 品質管理は,どこまでも経済的なものでなければなりません
- 品質規格を定めるには,(1)品質に対する要求の程度(2)品物の價格の両者を考えに入れねばならない
- 品質規格は,(1)適当な品質水準(2)適当な工律でやれる品質水準(3)経済的に管理できる水準でなければならない
- 買い手の要求を知ることが必要
- 市場調査が必要
- 買い手のふところ具合を綿密に調らべることが,何よりも大切である
- (1)適当な設計(2)適当な工律を定めて仕事をする.そして,製造者は品物に対して責任をもたねばらならない
- お客から惡い品物を送り返されたら,それは製造者に對する顧客の好意として受取るべきで,苦情ではない
- 品質管理をやる以上は,品質に対して責任を持つべきである.ということは,すなわち品質の保証をする,ということが大事
TQCの黎明期、1950年のたった2ページの記事ながら品質保証の原点ともいえるような話をデミング博士がされておりQAエンジニアは一読の価値があります。
| 旧字 | 新字 |
|---|---|
| 圍む會 | 囲む会 |
| 價格 | 価格 |
| 惡い | 悪い |
| 對する | 対する |
4. アクセス
最寄駅は有楽町線永田町駅2番出口から徒歩約5分です。
- 新橋─[銀座線]─赤坂見附─[同駅内徒歩]─永田町
- 新橋─[銀座線]─溜池山王─[南北線]─永田町
- 有楽町─[有楽町線]─永田町
新橋駅や有楽町駅から徒歩約30分で、行きは地下鉄、帰りは徒歩で運動不足解消を図るのもおススメです。
5. 食堂・カフェ
本館6階に食堂(フードラウンジいこい)が、本館3階と新館1階にカフェ(ノースカフェ、フェリカ)があります。食堂は鉄板ランチは早々に売り切れる一方で国会図書館カレー(550円)や三元豚カツカレー(750円)は遅い時間でもわりと残っているようです。
6. おわりに
国立国会図書館は次のようなメリットがあり、いつでも使えるようになっていると何かと便利でおススメです。
- 品質管理や品質保証の貴重な資料にアクセスできる
- その一部は個人送信サービスで読める
- 国会図書館カレー、カツカレーがリーズナブル
-
エンジニア・クラブ第26號(1950.7.3)によると6/17来日、第27號(1950.8.3)によると6/16来日、8/21帰国、第28號(1950.9.3)によると6/15来日、8/22帰国と諸説あります ↩