はじめに
免責事項
当記事はネタです。
記載されている学習方法は非推奨であり、
参考にしたことによる、あらゆる責任を負いかねます。
寛容な心持ちで読める方のみお進みください。
初めてのQiita投稿です。
諸々の不備についてはお目こぼしいただけますと幸いです。
この記事を読むことで得られるもの
- 確率論的に合格水準に届く方法(合格するとは言っていない)
- タイパという名の怠惰
- 楽観的に取り組む心のゆとり
- よりレベルの低い学習者を見つけたことによる安堵感
この記事の内容を実践することで失う物
- 本来手に入るはずだった、応用情報の試験範囲の知識の大半
- 応用情報技術者としての誠意ある態度
執筆の背景
受験の動機
情報系の大学を卒業後、現職のSES企業に就職。
当初は、
「資格なんて無くても自分にはこの磨き上げた頭脳と腕があるぜ💪」
という勘違い精神だったものの、30代に入り、現職への漠然とした不安や自身のスキルの裏付けに不安を感じるようになり、客観的かつ端的に実力を示せるものが欲しくなりました。
IPA試験は入社1年目に受験した基本情報(合格済み)以来です。
正直、以前の勉強はすべて忘れ去っているため気持ち的には0ベースでの再出発でした。
私は如何にして王道学習計画を止めてクズの学習計画を実践するようになったか
申し込みからそこそこ経ち、「ぼちぼち勉強計画立てるかー」と思いカレンダーを確認したところ試験まで残り23日を切っていたという状況でした。
過去2回同様(ただし未達)に、一般に奨励される直近1年(2回)分を除く、過去5年(10回)分を仕上げるという腹積もりだったのでここで気が付きます。
「仕事をしている場合でないのでは?」
とはいえ仕事をしないと生きていけないのが現代の冷たいコンクリートジャングルです。
- 日々の業務
- 応用情報技術者試験の合格
-
ワイルズな禁足地での狩猟3
必要最小限のこれらが成立するような生活を送るには、確率論込みで、現実的に合格がぎりぎり狙えるラインの勉強計画に迫られました。
試験結果
最終スコアは下記で合格しました。
午前:63.75点
午後:76.00点
今回は全体的に午前よりも午後の方が得点の多い傾向にあったようです。
応用情報技術者試験 得点分布(令和7年春期試験)
ちなみに自己採点で午前ダメでも午後は受けることをお勧めします。
上記の情報では午前60点以上の人間と午後の採点対象者に44名程度違いがあります。
全員試験から退出を命じられた44名だったのかもしれませんし、体調不良等の不可避の事情があたのかもしれませんが、自己採点であきらめて帰るのはもったいないです。
利用した教材
- 買うだけ買ったテキスト(電子2冊、紙書籍1冊)
- 今回含め申し込みのたびに1冊ずつ買い足しました
- 個人的には辞書的な利用もほとんど期待できない上に、得点を取ることを目指す上ではあまり役に立たないと感じました
- 私は利用しませんでしたが、買っても午後特化のテキストになるかと思います
本題
一般ITエンジニアは黙っていろ!これはクズの学習計画である!正規のITエンジニアとはやり方が違う!
今回の合格までの計画は下記の屁理屈、希望的観測、博打要素からなります。
見出しはその心意気を自戒を込めて端的に表したものです。
午前試験
- 応用情報の問題は大きく「テクノロジ系」「マネジメント系」「ストラテジ系」の3種の分野から、計80問出題
- 「テクノロジ系」は過去の傾向上、非計算問題でも5割(40問)出題
- 残りの5割は例え正答がその場で分からなくても1/4の確率(2.5割。つまり、10問)で得点が期待
- よって合格ラインといわれる6割(48問)のラインを超える
- つまり午前試験を合格できる
一文でまとめると学習範囲を「直近1年を除く、過去3年分のテクノロジ系(非計算問題)に限定する」という手法です。
完璧な計画ですが少々怪しいのは2点。
その問題点に対する解答は下記のとおりです。
- テクノロジ系(非計算問題)の出題割合5割は本当に維持されるのか
- 過去問道場の記録からざっくり計算しているがだいたいそのぐらいで推移している。よって今回急に変わるとする根拠が無い
- 実際のところどうかは知りません。本学習計画において最も重要なのは「楽観的思考」です
- そもそも過去問だけでテクノロジ系(非計算問題)の満点が本当にとれるのか
- ここだけ、少し本気になって過去問に取り組みます。問題の解説情報はもちろん、選択肢に登場する用語や横文字は英単語の語源にも迫るほど周辺知識も含めて学習します
そもそも残り日数が少ないので贅沢は言えません。
自分には日々の糧食を得るために1日8時間の業務と帰宅後にはワイルズな狩猟があります。
睡眠時間を削るというのは健康面の不安や日々の業務に支障が出るので論外です。
運も実力のうちと言い聞かせて計画を組みます。
ましてや自分が仕事をしながら、1日1時間もコンスタントに勉強できる人間だとは思っていないので、固められるところから優先的に固めます。
実際このハードルを低めに設定したことがメンタル的に功を奏したのか、最終的な取り組み範囲は「直近1年を除く、過去3年分の過去問(非計算問題)」となります。
午後試験
基本情報での経験から午前試験に合格できる程度の知識があれば問題ないとし、特別な対策は立てません。
そんな時間はありません。
とはいえ、あらかじめ分野は下記に決定し、午前試験の勉強ではこれらの分野を優先して取り組みます。
- 情報セキュリティ(必須)
- プログラミング
- データベース
- 組み込み開発
- 情報システム開発
また自分の場合、最後に午後試験を受験したのは令和5年の秋と1年以上前です。
感覚を思い出す目的で情報セキュリティの過去問を直近1回分だけやりました。
受験の感想
ここからは真面目に淡々と感想を述べていきます。
午前
春試験は新傾向を取り入れるという噂を聞いていたのですが、その通りに感じられ、仮に意識高くまっとうに試験勉強をしていても自分にはわからなかったであろう問題が複数ありました。
直前で確認していた問題をミスするなどの悔しいミスはありつつも、試験直後の自己採点で80問中52問正解(実際には51問正解)で何とか最低ラインである48問正解を苦しくも突破しました
なお終了30分前に途中退室しました。5
午後
全体的に問題文を慌てずきちんと読めればそれだけで正答率がかなり上がると感じました。
また、出来ないと感じたら一旦スルーも手です。
自分は今回(プログラマなのに)プログラミングを一旦スルーし、他の解答が終わってから取り組みました。
情報セキュリティ
解説系がいちいち自信を持って回答できませんでした。
「実務であればどうする?」みたいなのは見えているのですが、「出題者の求めている解説はどれ?」となりいまいち自信をもって答えられなかったです。
プログラミング
特に難しく感じたのがプログラミングでした。
前述のとおり状況を抑えるまで時間がかかりそうだと判断し、設問2(コードの穴埋め問題)まるごと後回しにして進みました。
ちなみに引数でゲームボードサイズを任意に変更できるという設定を完全に忘れていた模様。全体的に落ち着いて解けば、普段プログラムをしている人なら問題なく解けると思った。
データベース
こちらもWEBシステムなどでMVC様アーキテクチャによる構築慣れしているならそんなに困らないのではないかと思います。
自分の場合直近の実務SQLを少々使う機会があったので助かった。。。
組み込み開発
個人的におすすめします。
実質的に国語の試験です。
最も簡単に感じました。
おそらくなんら対策いらずに解けます。
若干の計算がありますが特別な知識も不要で、基本的には問題文内にある語句を取り出すだけで済みます。
情報システム開発
一番印象が薄かったです。
最も経験だけで答えた印象で、オブジェクト指向にある程度慣れている人間ならそんなに悩まないと思います。
(実務経験はなくてもいいと思った。自分もない。)
おわりに
本記事はネタであることを改めて強調します。
応用情報技術者試験においてギャンブルのように取り組むことを推奨するものではなく、読者各位におかれましては、自分のような状況にならぬよう王道な勉強計画と内容で挑まれることをおすすめします。
ギャンブルは大局的には主催が勝利するようにできているように、個人の勝ちは大多数の敗北者の屍の上に立ちます。
自分なら勝てると思うのは非常に危険です。
本記事が皆さんの試験勉強に取り組むにあたって、メンタル的な一助になれたなら幸いです。