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新卒2年目がAWS12冠を達成し、2つの賞を受賞するまで。

Last updated at Posted at 2023-04-22

はじめに

先日の2023 AWS Summit Tokyoで今年のAWSに関する受賞者が発表されました!

各賞の詳細についてはこちら

私は、2023/3月までに(新卒2年目で)12冠を達成したので、以下2つの賞を受賞することができました!

  • 2023 Japan AWS All Certifications Engineers
  • 2023 Japan AWS Jr.Champions

簡単に自己紹介をしますと、2023/4月から新卒3年目になりました。
AWS歴は、1年半くらいです。
普段はAWSを中心とした開発案件や、自社サービスのSREをしています。

そんな私が、 「なぜ12冠を目指したのか?」「どんな気持ちで12冠の道中にいたのか」 また 「2つの受賞を達成した今何を感じているか、なにが変わったのか」 など、リアルな心情を中心に書いていこうと思います。

何を達成したか?

AWS認定12冠

2023 Japan AWS All Certifications Engineers

現在リリースされている全てのAWS認定を取得した人に贈られる賞

2023 Japan AWS Jr.Champions

今年から新設された日本独自の賞
公式にはこのようにあります。

現在社会人歴 1 ~ 3 年目で AWS を積極的に学び、アクションを起こし、周囲に影響を与えている APN 若手エンジニアを選出しコミュニティを形成する、日本独自の表彰プログラムです。
本プログラムでは、AWS に関して実践してきた技術的な挑戦や、コミュニティのリードなど自ら起点となって周囲に影響を与えているか、アウトプットを通じて周囲へ貢献しているか、という観点が評価の対象になります。
2023 Japan AWS Jr. Champions に選出された方は、一定の技術力があり、社内の AWS コミュニティをリードでき、今後は Japan AWS Top Engineers そして Japan AWS Ambassadors になることが期待される皆様です。

私も、上記を満たした上で、弊社担当のAWS PSA(パートナーソリューションアーキテクト)の方と何度か面談を行い、これまで行ってきたコミュニティ活動やアウトプットが評価され、推薦をいただき受賞することができました。

なぜ12冠を目指したのか?

この Whyの部分が一番大切だと思います。

人は自分の中から湧き起こる 内発的動機によってのみ当事者意識を持って行動できると思っています。

AWS12冠の道のりはそれなりに長いので、特にAWS経験の浅い人や初心者の方が、誰かにやれと言われて達成できるものでは無い気がしています(例外はあると思いますが)

自分の場合だとどんな動機を持ったのか、大きく3つあるので順に記載します。

AWS All Certifications Engineersへの憧れ

まず、弊社では2022 AWS All Certifications Engineersとして受賞された先輩社員が1人いました。

その当時、思ったことは「AWSのブログで名前が掲載され、表彰されるのってカッコいいな!うらやましいな🥺」と素直に思いました。

その方と密にコミュニケーションを取らせてもらう中で感じたこととして、
「挑戦して努力すれば自分もできるかも?」と思うようになりました。

そして、2022/5月に2022 AWS All Certifications Engineersの発表があった翌日、自分の中で1つの決断をしました。

「新卒2年目のうちに12冠を達成し、来年のAWS All Certifications Engineersに必ずなる!」

自分との約束も守れない弱い男になりたくない。そんな気持ちで日々を過ごしていきました。
(当時はCloudPractitionerしか持っていませんでした)

エンジニアとしての市場価値向上

若手エンジニアが普通に業務をこなしているだけでは、エンジニアとしての市場価値はなかなか加速度高く向上しません。
どうしたら他の人と差別化し、圧倒的速度で成長できるかを考えました。

ちょうどその当時、業務でAWSを使用し始めた頃だったので、「AWS」がふと身近なワードとして浮かびました。

市場価値とは言い換えると・・・エンジニアとしての希少性だと思います。

そこで、自分の中である仮説を立てました。

「新卒2年目で12冠を達成して、AWS All Certifications Engineersになった人って少ないのでは?
もし成し遂げたら市場価値が少しは上がるのでは?」

「お前はいったい何者なんだ?」の問いに答えたい

エンジニアをしていると、種々の技術に触れると思います。
フロントエンド・バックエンド・インフラなど各々得意領域がある人もいれば、フルスタックにできる人も様々だと思います。

そんな中、エンジニアとして 「あなたは何者ですか? 一言で言うとどんな人ですか?」 と聞かれた時にすぐに答えられますか?

当時の私は全く答えられませんでした😞

もちろん、答えられないことが悪いこととは限らないですが、、、
ChatGPTなどのAIの台頭により、普遍的かつ一般的な知識・技術は、その領域の玄人でなくても簡単に習得できるようになっています。

技術変化の激しいこの時代でエンジニアとしてキャリアを形成していく以上、なにかしたら答えられたほうが得は多いと思っています。

一言で言うと、自分を形容するアイデンティティが欲しかったことが12冠を目指した大きな理由の一つです。

12冠の道中

まず、前提として12冠の道中はそれなりに長いです。自分をつき動かす強い意志とモチベーションが必要です。

試験を受けたことのある方なら分かるかと思いますが、試験開始前の心臓をギュッと少し握られるような緊張感と、汗で手が湿るような感覚があるかと思います。

あれを12回も繰り返すかと思うと、それだけでモチベーションが下がってしまう人もいるかと思います(しかも試験時間は3時間と長いし😢)

AWS All Certifications Engineersになるには、2023/3/31までに全ての認定を取得することが条件になります。

それこそ、期限がせまるにつれ、心臓が少しずつ握られていく感覚になり、眠れなくなった日もありました。
どんなときでも頭の片隅には常に、取れないAWSのほこりがついているような感覚でした(笑)
特に、AWS ANS(AWS Certified Advanced Networking - Specialty)については、2回も落ちて「もう諦めたろか!」と思うこともありました😩

ただそんなときでも、2022/5月に定めた 「2年目のうちに12冠を達成し、来年のAWS All Certifications Engineersに必ずなる!」 という自分との約束をなんとしても果たすため、とにかく前に進むことだけは続けました。

コーチング

自分との約束とは言いつつも、どのように自分をつき動かしていたのかというとコーチングの影響が大きいです。

私は、2022年の約1年間、認知科学に基づくコーチングを受講し、「オールライフで自分の心の底から本当にやりたいこと、自分が無意識・無自覚的に行っている自分だけの本当の強み」についてひたすら向き合ってきました。

1年後どんな姿で在りたいか。どんな未来にしたいか。あらゆる手段を通して行動しまくり、未来世界の解像度を常に高い状態になるように維持しました。
(そうしないと途中で心が折れそうになる瞬間が何度もあったので(笑))

もちろん、AWS12冠達成は人生の序章の通過点の1つにしかすぎません。

モチベーションどうこうではなく、自分の人生を通じて成し遂げいたい心の底からやりたいことの1つにAWS12冠があったので、内発的動機をもって続けることができたと考えています。

(コーチングに興味のある方いたらご連絡ください。)

12冠達成と2つの受賞を通して変化したこと・感じたこと

圧倒的自信になる

AWSの知識をはじめとするハードスキルが圧倒的に向上したという側面もちろんあります。
しかし、それ以上にソフトスキル(特にマインド面)での変化が大きいと思います。

言葉で形容するのがなかなか難しいのですが、ひとことで言うと・・・

「誰も見ていないところで努力ができる人間」ということを自分で自覚できるようになること

にあると思います。AWS12冠を達成する人は、練度は違えどみなそれぞれ一定以上の努力を必ずしていると思います。
間違いなく、努力のプロセスは自信となり、「やったらなんでもできるやん!」という成功マインドが手に入ります。

成功体験は自信となり、不確実な未来に対して挑戦することに意欲的になっていきます。
その結果、1個目の試験よりも12個目の試験は明らかに挑戦するハードルが下がり、気持ち的に楽になっていきます。

この成功体験が、AWSに限らずすべての仕事や人生に対して、自信をくれるのだと感じています。

「自分はやったらなんでもできる。なぜなら、誰も見ていないところで努力できる人間ということを自分が一番知っている」

このマインドセットが他の何にも変え難いAWS12冠の賜物だと思います。

AWSがアイデンティティになる

2023 Japan AWS All Certifications Engineersは日本中でおよそ500人しかいません。
特に若手向けの2023 Japan AWS Jr. Championsにいたっては、82人しかいません。

これだけでも、自分にとってのアイデンティティとして自覚できるようになると思います。(スキルがあると評価されるかは別として)

会社やコミュニティでも稀有な存在になるので、「AWSの人だ!」とあなたにタグがつけられ認知されるようになると思います。
それによって生まれる出会いや機会、挑戦が自分をさらに成長させてくれるサイクルとなるはずです。

そしてなにより、AWSと向き合う時間と経験により、AWSが大好きになります😁

これが一番大きなアイデンティティだと思います!

それでもまだAWSは分からない、もっと成長したい

ほとんどの人がそうだと思いますが、12冠を達成してもなおAWSについて分からないことはたくさんあります。

それほど、AWSとは奥が深く多様性にとんだサービスであることを表しています。

それと同時に、「もっと詳しくなりたい」「もっとスキルを磨きたい」といった成長意欲が掻き立てられるようになります。

知ったらからこそもっと成長したくなる

ここまでくればあとはモチベーションなどいらないはずです。好きなことを好きなように極めるだけなので。

さいごに

「お前はいったい何者なんだ?」

AWS12冠・2つの賞を受賞した今でももちろん、この問いに明確に答えられるかと言うとそうではありません。
ただ、問いの答えの選択肢としてAWSという手札が持て、少しは答えに近づけたのではないかと思っています。

私は、キャリアを通じて、この答えに少しでも辿り着けるように最大限努力することが自分のエンジニアとしてのミッションだと思っています。

来年は、AWS Top Engineers さらにはその先のAWS Ambassadorsになれるように、今日この瞬間から、ぶち上げていこうと思います!!!

この記事がこれからAWSを勉強しようと思っている人や、新しく何かに挑戦しようと思っている人の後押しとなれば幸いです。

Appendix

以下の記事がWhyの部分に特化した素晴らしい記事となっているので、気になる方はぜひご覧ください!

受賞のSWAGとしていただいたものを載せておきます

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