追記(2026年10月13日):本文はv1.5.1の仕様に基づく説明です。これから導入・更新する場合は、v1.5.2の日本語READMEで、利用するアプリとOSの対応範囲、導入手順を確認してください。インストール後の信頼設定やスキルの有効化は、利用するアプリごとに確認します。
AIツールを多言語化するとき、「日本語で返事をすること」と「日本語の指示を読み込むこと」は別の問題になります。さらに、インストーラーやアプリの表示言語も別です。
私が開発しているOpenSocratesのv1.5.1では、既存の英語・韓国語に日本語と簡体字中国語を追加しました。48種類の思考法について、手順全文と参照用の事例を4言語で用意しています。この記事では、導入時に混同しやすい言語設定と、選択肢の比較に使う依頼の組み立て方を整理します。
1. 何の言語を指定しているかを区別する
OpenSocratesのlocaleが選ぶのは、思考のための指示・参照内容です。localeをjaにしても、ホストアプリのUIやnpmインストーラーの出力がすべて日本語になるわけではありません。回答を日本語で受け取りたい場合は、依頼にもその希望を明記します。
また、ネイティブの選択処理と、Claudeのアカウント用スキルは同じ設定経路ではありません。ネイティブ側の設定を変えただけで、別のアカウント用スキルまで設定済みになったとは扱いません。
2. 漢字だけの入力では、文字種から言語を確定できない
v1.5.1で維持されているCodexの従来のセレクターが、現在の入力から指示言語を選ぶ場合は、明示的に渡された言語、保存済みの言語設定、現在の入力の文字種の順で判断します。ひらがな・カタカナがあれば日本語を優先しますが、漢字だけの短い日本語と中国語は区別できません。そのため、必要な言語が決まっているときは明示的な指定が役立ちます。
v1.5.1の手順では、Apple Silicon MacにインストールしたCodexパッケージのルートから次のように設定します。
bin/launch.sh locale codex get
bin/launch.sh locale codex set ja
入力に応じた選択へ戻す場合は次の設定です。
bin/launch.sh locale codex set follow
これはnpmインストーラーのオプションではありません。インストーラーに存在しない --locale を追加しないようにします。
一方、ステートレスな decision リクエストでは、JSONの locale に en・ko・zh・ja のいずれかを明示します。この経路は保存済み設定を読まず、会話ログから言語を推定しません。したがって、上の保存設定を変えるだけで、すべてのネイティブ経路の言語が変わるわけではありません。
Windows x64のNodeランチャーについてもバージョン固定のガイドに記載がありますが、従来のSDKセレクターはWindowsでは利用できません。導入先ごとの経路と対応範囲を、日本語READMEおよび言語仕様の資料で確認してください。
3. 比較の依頼では、案より先に固定条件を書く
次は、実際の条件を入れて使うための依頼例です。モデルの実測結果ではありません。
日本語で回答してください。OpenSocratesを使って、この機能を自作する案と既存サービスを導入する案を比較してください。必ず守る条件は[実際の条件]です。推奨案の前提、最も強い反対理由、判断を変える証拠を示してください。渡していない数値や事実は作らないでください。今回は比較だけを行い、操作は実行しないでください。
条件が変わったときには、推奨案だけでなく代替案も同じ条件を満たすか確認します。比較表が整っていることと、要件を満たしていることは別々に読みます。
OpenSocratesは無料のMITオープンソースです。今回の更新は言語追加であり、新しいモデルの性能比較や新たなプラットフォーム対応を実証したものではありません。過去に公開したLunaの小規模比較はv1.5.0の記録として区別しています。
参照
多言語のAIツールを使っていて、入力言語・指示言語・回答言語が食い違った場面はありますか。日本語の説明で分かりにくい箇所があれば、その文と期待する動作を教えていただけると助かります。
執筆にはAIを利用し、記載した仕様と手順をバージョン固定の公開資料と照合しました。