反省
前回はさくらのAI Engineをコーディングエージェントとして利用してみようとしたものの、期待通りの結果とはなりませんでした。
(OpenCodeとか使えば問題ないのかもしれないけど、Claude CodeとCodex使っているので本気では取り組む気が起きません…)
そういうわけで
別ネタを試してみます。そういえばgpt-oss-120bでも大学生くらいの能力は十分にあるんですよね?だったら勉強してもらおうじゃないか…
Moodleで分析やプラグイン開発を行おうとすると、やはり学生の受講データが必要になります。しかし、(自分は教員じゃないから知らんけど)そのために学生を集めるのは大変だろうし、研究倫理対応も必要になります。自分自身で複数人の学生のフリをして受講するのも非常に面倒であります。
そこで、さくらのAI Engineで提供されているgpt-oss-120bを使って、バーチャルな学生としてコースを受講して貰うことにしました。
バーチャルスチューデントプラグイン
プラグインの作成
はい、ここにFable 5にお願いして作ってもらったMoodle用プラグインがあります。
コース作成
まずコースを用意します。はい、こちらもFableに「大学初年度の線形代数」をテーマにシラバス(冒頭部を画像添付)を作成し、全15回の講義で教材テキスト、確認テストおよび中間テスト、期末テストを作ってもらいました。ちなみに、期末テストは15回目の講義です。
バーチャルスチューデントの作成
次にバーチャルスチューデントを作成します。コホート生成プロンプトと生成数を指定して、ペルソナをAIに作ってもらいます。ペルソナごとに異なる性格、学力、勤勉さと差をつけています。
シミュレーションの実行
目的のコースに、作成されたバーチャルスチューデントのコホートを割り当て、シミュレーションを開始します。各ペルソナはコースコンテンツにアクセスしながら学習し、小テストを受験します。
Moodleのアクセスログにはcliからの不審なアクセスが記録されます。

小テストの受験結果を見ると、10問を数秒で解く異様な結果が見て取れます…

また、シミュレーション中のデータをFableにチェックしてもらいました。ちゃんとペルソナごとに違いが出ているようです。「リクエストを見せろ」と言ったのに分析までしてくれています。

実行結果
1時間ほどでシミュレーションが完了しました。シミュレーションが完了すると、ペルソナがどのような学習を行ったかが確認できます。最後には教師向けのフィードバックも返すようになっています。
シミュレーションの妥当性評価
さて、このバーチャルスチューデント機能は期待通りの成果が得られているのでしょうか?gpt-oss-120bがちゃんと学生の代わりになったかをFableに総括してもらいました。
うーん、悪くない結果と言えるのではないでしょうか?個人的には満足です。
AI使用回数
開発中の動作確認と30人分のシミュレーションの結果は1,000回強となりました。無料枠の3,000回にはだいぶ余裕があります。
ちなみにClaudeに自己評価してもらったところ、キャッシュが効いた状態でSonnet 5としてコーヒー数杯分だそうです。






