2025年に「Qiita」「Zenn」「はてなブックマーク」で話題になった記事を1年分(365日)分析し、2025年を象徴するトレンドキーワードTOP10をまとめました。
記事の収集およびキーワードの抽出は以下のサービスを利用しています。
ランキング
| 順位 | キーワード | 登場回数 | コメント |
|---|---|---|---|
| 1 | AI | 203 | 人工知能全般を指す総称。2025年は特定分野の技術ではなく、あらゆる開発の前提条件として扱われる存在になった。 |
| 2 | AWS | 192 | Amazonのクラウドサービス。AI基盤としての利用が加速し、インフラ=AWS前提の記事が非常に多かった。 |
| 3 | Claude | 87 | Anthropicの大規模言語モデル。Claude Codeの登場により、開発者向けAIの代表格として定着した。 |
| 4 | Python | 77 | AI・データ分析で広く使われる言語。LLM、RAG、自動化用途で引き続きAI時代のメイン言語。 |
| 5 | GitHub | 73 | ソースコード管理プラットフォーム。Copilotとの統合により、開発フロー全体を支える基盤へ進化した。 |
| 6 | Docker | 59 | アプリをコンテナ化する技術。AIやクラウド環境でも安定して使われ、基盤技術として完全に定着。 |
| 7 | React | 55 | Webフロントエンド用ライブラリ。新技術が増える中でも、依然として主流のUI技術であり続けた。 |
| 8 | 生成AI | 53 | テキストや画像などを生成するAI技術の総称。概念段階を超え、実装・運用に関する記事が増加。 |
| 9 | MCP | 35 | AIと外部ツールを接続するための仕組み。2025年前半に急浮上し、AIエージェント文脈で注目を集めた。 |
| 10 | VSCode | 29 | Microsoft製コードエディタ。AI拡張の充実により、開発環境の中心的存在としての地位をさらに強めた。 |
全般的なトレンド
2025年は、まさにAIとクラウドの年でした。生成AIやLLMがエンジニアの日常に深く入り込み、仕事の進め方そのものが大きく変わった一年だったと言えます。
技術面での大きな流れ
- AIの爆発的進化:Claude Code、Copilot、Gemini、GPT-5、DeepSeek など、次々と新しいAIツールが登場し、開発効率が大幅に向上しました。AIなしでは開発が成り立たない時代に入りつつあります。
- クラウドの当たり前化:AWS、Azure、Google Cloud は引き続き進化を続け、インフラ構築のハードルは大きく下がりました。その一方で、コスト管理やセキュリティ対策の重要性はこれまで以上に高まっています。
- 開発ツールの多様化:MCPサーバー、Cursor、進化を続けるVSCodeなど、各種エディタやIDEがAI機能を積極的に取り込み、コーディングの敷居はさらに下がりました。
現場での変化
- 効率化・自動化の追求:「より楽に、より速く」を目指し、AI活用やツール導入が加速しました。その一方で、「人間にしかできないことは何か」を改めて問い直す動きも見られました。
- チーム運営の見直し:リモートワークが定着し、コミュニケーションやプロジェクト管理の手法も変化しました。1on1、コードレビュー、スクラムなど、チームとして成果を出すための取り組みがより重視されるようになっています。
- 学び続ける姿勢:技術進化のスピードが非常に速く、「取り残されないために学び続ける」姿勢が広く浸透しました。資格取得、勉強会、個人開発、未経験からの転職など、成長への意欲が強く感じられた一年でした。
セキュリティ意識の高まり
サイバー攻撃や情報漏洩に関するニュースが増え、セキュリティ対策の重要性が一層高まりました。AIの進化と同時に、そのリスクを適切に管理することが求められる時代になっています。
トレンド推移
| 月 | 主なトピック・出来事 | 技術・キーワード |
|---|---|---|
| 1〜2月 | DeepSeekが話題に。オープンソースAIモデルへの注目が高まり、個人開発にAIを取り入れる動きが増加 | DeepSeek、OSS LLM、個人開発×AI |
| 3〜4月 | MCPサーバーやAIエージェントが注目され、RAGやプロンプト技術が実務レベルで使われ始める。AI依存への懸念も出始める | MCP、AIエージェント、RAG、プロンプトエンジニアリング |
| 5〜6月 | AWSなどクラウドとの連携が進み、AIを組み込んだシステム構築が一般化。コスト管理・セキュリティ課題が顕在化 | AWS、クラウド×AI、コスト最適化、セキュリティ |
| 7〜8月 | Claude Code・Copilot Visionの進化により、コード生成やレビューの自動化が進展。生産性向上と引き換えに思考力低下への不安も | Claude Code、Copilot Vision、AIコード生成 |
| 9〜10月 | Gemini CLIや高度化したAIエージェントが登場。便利さの一方で「AIに振り回されていないか」という問いが生まれる | Gemini CLI、AIエージェント |
| 11〜12月 | AI活用が当たり前になり、使いこなしや差別化が重要に。チーム運営・学習方法にもAIが浸透 | AI活用戦略、チーム開発、学習支援AI |
まとめ
2025年は、AIとクラウドがエンジニアの日常を大きく変えた一年でした。利便性が向上する一方で、新たな課題も浮き彫りになりましたが、多くのエンジニアがその変化を前向きに受け止め、活かそうとしていました。
2026年は、その流れがさらに加速し、新しいフェーズに入る年になりそうです。AIの進化とともに、「人間らしさ」や「基礎の重要性」が改めて問われる一年になるでしょう。
変化の激しい時代だからこそ、互いに支え合いながら成長していきたいですね。2025年もお疲れさまでした。
※記事のトップに載せているワードクラウドは、10回以上トレンドに登場したキーワードをもとに作成したものですが、見事に各ベンダーの生成AIモデルが含まれる形となりました。まだまだ激しい競争が続きそうですね!
