はじめに
Linucレベル1 102試験対策用です。
プロトコルの種類が多く、覚えるのが大変だったのでまとめてみました。
プロトコルとは
通信を行う上での取り決めのことを指します。主に4つに分類できます。
種類 | プロトコル |
---|---|
アプリケーション層 | HTTP ・ SMTP ・ Telnet |
トランスポート層 | TCP ・ UDP |
ネットワーク層 | IP ・ ICMP |
データリンク層 | ネットワークインターフェース層 |
各プロトコルについて
主要なプロトコルをまとめます。
TCP
コネクション型のプロトコルです。
コネクション型とは、相手に通信データが正しく届いていることを確認しながら通信するので、信頼性も高いです。
例えば途中で消失やエラーが発生したパケットを再送するのに使います。
IP
コネクションレス型のプロトコルです。
コネクションレス型とは、相手に通信データが正しく届いているかを確認せず一方的に送信するもので、信頼性は低くなります。
その分伝達速度は早くなります。例えば、IPアドレスの規定やデータグラム(伝送単位)の規定に使います。
UDP
コネクションレス型のプロトコルです。例えば、音声や映像のストリーミング配信、DNSの名前解決やNTPでの時刻情報配信に使います。
ICMP
コネクションレス型のプロトコルです。エラーメッセージや制御メッセージを伝送し、pingコマンドやtracerouteコマンドで利用されます。
★pingコマンド
指定されたホストにICMPパケットを送り、その反応を表示します。停止したサーバーに対してpingコマンドを実行すると応答なしで返ります。
★tracerouteコマンド
指定されたホストまでパケットが伝わる経路を表示します。
おわりに
主要なプロトコルはきちんと押さえた方が良さそうです。
関連するコマンドも一緒に覚えました。
参考
Linucレベル1 小豆本