EC2(Elastic Compute Cloud)
仮想サーバを構築できるサービス。配置する仮想サーバをインスタンスと呼び,CPUやメモリ,ストレージといったリソースのキャパシティを定義したものをインスタンスタイプと呼ぶ。
アクセス制御にはセキュリティグループという仮想ファイアウォールを使用
仮想サーバとEC2の対応は以下の通りである。
仮想サーバ | EC2 |
---|---|
OS | AMI(Amazon Machine Image) |
CPUとメモリ | インスタンスタイプ |
SSD | EBS(Amazon Elastic Block Store) |
NIC(Network Interface Card) | ENI(Elastic Network Interface) |
メリット
-
様々なインスタンスタイプがある
目的に応じたインスタンスを選ぶことができる -
俊敏性
サーバの構築が短時間で完了する -
サイジング
必要な時にリソースのスペックを変更できる。 -
料金モデルの柔軟性
目的や予算に応じた料金モデルを選択できる。
AMI(Amazon Machine Image)
インスタンスの作成に必要な情報であり,EC2作成時に使用するAMIを指定する。
AWSが提供するAmazon Linux,Windows Server,Linuxディストリビューションなどがラインナップ。ソフトウェア(Wordpress)などが搭載されているAMIもある。
インスタンスタイプ
例 M5a.24xlarge
M⇒ファミリー名
数字⇒世代番号 最新の世代を使うようにする
a⇒オプション
24xlarge⇒インスタンスのサイズ
インスタンスファミリー | 説明 |
---|---|
T | 小さなアプリや小規模なデータベース,開発環境用サーバなど。テスト向き |
M | バランスがとれている汎用タイプ |
C | CPUスペックが高い。処理の多いウェブサーバや機械学習向け |
R | メモリ最適化。大容量のメモリを必要とするハイパフォーマンスのデータベースなどに使用 |
G | GPU性能が付いている。高速コンピューティング最適化 |
I | ストレージ最適化。I/Oパフォーマンスが高い |
料金体系
オンデマンドインスタンス
インスタンスを利用した時間分の料金が発生する従量課金のオプション。
リザーブドインスタンス
事前に1年または3年の利用を予約して,一部または全部前払いすることで料金がディスカウントされるオプション。
スポットインスタンス
インスタンス起動時にAWS上で使用していないインスタンスを入札して利用することで,ディスカウントされるオプション。
デメリットとして
入札価格<インスタンス価格となった場合,インスタンスの利用が中断される可能性がある。
参考
https://www.youtube.com/watch?v=DcLvwNcFHJU&list=PLPzcoMdqG5noLR7rAc552mvPADUmmdSt1&index=1
https://www.youtube.com/watch?v=7MOrwgedM-I
AWSの基本・仕組み・重要用語が全部わかる教科書