VPSを契約する前に、VMwareのCentOSで試験したいときに使える構成です。
2つのネットワークアダプタを使います。
1つ目は「Macのネットワーク接続を共有(NAT)」。
これはCentOSがMacの外側に接続するため、yum install等に使います。
「物理ネットワークに直接接続(ブリッジ)」にしてもいいですが、NATだとネット環境による問題が少なくて楽です。
2つ目は「Macでのみ使用できる専用ネットワークを作成(ホストオンリー)」。
Mac(ホストOS)とCentOS(ゲストOS)を繋ぐアダプタです。
Mac側のIPアドレスを確認してみます。
Macのターミナルでifconfigを実行。
$ ifconfig
(中略)
vmnet1: flags=8863<UP,BROADCAST,SMART,RUNNING,SIMPLEX,MULTICAST> mtu 1500
ether 00:50:56:XX:XX:XX
inet 172.16.144.1 netmask 0xffffff00 broadcast 172.16.144.255
vmnet1がゲストOSと通信を行うための仮想ネットワークインターフェイスです。
MacのIPアドレスは172.16.144.1だとわかります。
次に、CentOSのターミナルでifconfigを実行します。
$ ifconfig
(中略)
eth1 Link encap:Ethernet HWaddr 00:50:56:YY:YY:YY
inet addr:172.16.144.128 Bcast:172.16.144.255 Mask:255.255.255.0
(中略)
CentOSのIPアドレスは172.16.144.128です。
しかし、CentOSが起動する度に172.16.144.129, 172.16.144.130, …とIPアドレスが変化します。
172.16.144.128から動的に割り振っているようです。
Macからsshで接続するとき、動的IPだとその都度CentOSのIPアドレスを確認しなければなりません。
固定IPの方が使いやすいため、eth1のIPアドレスは172.16.144.127にしました。
設定方法は割愛。
これで、気軽にsshで接続できます。
$ ssh ユーザー名@172.16.144.127