はじめに
本記事のターゲットは、新卒でシステムエンジニア(主にバックエンド)になった方、または未経験からエンジニアを目指している方です。
技術や知識の話は1つも出てきません。エンジニアとしての「心の在り方」を記事にしています。
インフラや他職種の方も、記事内の「テスター」という言葉を「監視・運用」などに読み替えていただくと、スッと腑に落ちる部分があるかもしれません。
筆者の経歴
- 文系大学を卒業後、SES企業に入社
- 途中、一度別の職種を考えるも「やっぱりエンジニアにもう一回挑戦したい」と再出発
- 受託開発企業を経て、再度SES企業へ
- 現在: エンジニアとして7年目。現在は要件定義から実装・テスト、さらには15名規模のマネジメント業務(PMO等)まで幅広く携わっています。
1. 最初に必要なのは技術ではない。「機会」を掴むマインドセット
システムエンジニアとして生きていくために、まず最初に必要なのは知識でも技術でもありません。
それは 「機会」 です。当初は「運」と書こうと思いましたが、少し違うなと思い「機会」と言い換えました。
具体的には、 「開発(実務)に関わらせてもらえる機会」 のことです。
実務経験がない初期、最初に振られる作業は「テスター(他人が実装したものがちゃんと動くか確認する作業)」であることが大半です。最序盤にこれを経験するのは決して悪いことではありません。
しかし、それを半年、1年と続けてしまうのは、初心者エンジニアにとって非常に危険です。最初の数ヶ月に実務経験がないのは当たり前ですが、「数年経っても開発の実務経験がない」という状態は、その後の転職でも圧倒的に不利になるからです。
だからこそ、初めはなんとしてでも開発案件に入れるように行動する必要があります。
そのための最強のアプローチとは、 「やりたいと、言葉にして周囲に伝え続けること」 です。
会社内でも、飲み会の場でも、チャットでも何でもいいです。「開発がやりたい、コードが書きたい」と発信し続けていれば、いざそういう案件が降ってきたときに、上司や営業から真っ先に声をかけてもらえる可能性(機会)が跳ね上がります。だからこそ、これは運任せではなく、自ら発信して手繰り寄せる「機会」なのです。
2. 開発アサイン後の現実:1年目は誰でも「地獄」と知る
本当に大変なのは、念願の開発案件に入ってからです。
ただ、1個だけ絶対に頭に入れておいてほしいことがあります。
「右も左も分からないのが当たり前」です。
エンジニアの世界は、他のアルバイトや仕事と「分からないの度合い」が違います。知らない単語が出てきて調べると、その解説の中に知らない単語がさらに3個増える。そんな世界です。
そこで折れてはいけません。自分を責めてはいけません。
今、涼しい顔をして仕事をしている先輩方も、1〜2年目はまったく同じ経験をしています。私も1年目はかなり精神的にくることが多かったです。
分からないことは、プライドを捨てて「分かりません」と伝えましょう。
若手がそれを言って責めてくるような先輩がいたら、その人にはもう相談しなくていいです(そっと心の距離を置きましょう)。
私は7年経った今でも、ミーティング中に知らない単語が普通に出てきます。ただ、文脈で「あー、あれ系のことね」となんとなく解釈して乗り切っています。ぶっちゃけそんなものです。
心の中に持っておいてほしいのは、「開発1年目は誰でも地獄。できない自分を責める必要は一切ない」ということです。
3. 頑張りすぎない。細かいことはGoogleとAIが知っている
業務外で勉強することは大事ですが、無理してやることではありません。精神的に疲弊している時にやっても、自分をさらに追い詰めるだけです。精神的に余裕がある時に、少しずつやりましょう。続けていれば、たまに「あ、この前勉強したやつだ!」という進研ゼミのような瞬間が必ず訪れます。
すべてのことを丸暗記する必要はまったくありません。
「プログラミングでは、こういう流れでこういうことができるんだな」くらいの軽い気持ちで、全体の雰囲気を知っていれば大丈夫です。
今の時代、細かい構文やエラーの解決策は、GoogleやAI(ChatGPT、GitHub Copilot等)が全部教えてくれます。
最後に:気楽に行こう
どうでしょう、少し気が楽になってきましたか?
私も文系、未経験から何となくこの業界に飛び込んだ人間です。だからこそ、皆さんの今の苦しみや不安が痛いほど分かります。
そんな私でも、なんだかんだ7年間この業界で生き残り、今では要件定義からマネジメントまでできるようになりました。
最後に、エンジニアライフを生き抜くための3つの極意を贈ります。
- 初めは「できないこと」を当たり前と受け止める
- 絶対に頑張りすぎない
- 意地悪な人からは距離を置く
気楽に行きましょう。皆さんのサバイバルを応援しています。