17
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

AI活用すごい…けど、よくわからんので用語まとめてみた

Last updated at Posted at 2025-02-21

はじめに

先日、エンジニア組織でのAI活用に関するセミナーを視聴しました。しかし、初心者の自分にはわからないことも多く、「なんかすごいことやってるなぁ…(小並感)」という感想しか出てきませんでした。

備忘録として、知っているものも含めて簡単に用語を整理してみようと思います。

AI Agent

AI Agent は、特定の目的に応じて自律的に動作する AI システムのことを指します。たとえば、

・チャットボット(カスタマーサポートやFAQ対応)
・自動コードレビュー(PRのチェックやリファクタリング提案)
・タスク自動化(スケジュール管理、ドキュメント生成など)

最近では、エンジニアリング業務でも AI Agent を活用し、作業を効率化する取り組みが増えています。

Copilot

GitHub Copilot は、AI を活用したコード補助ツールです。OpenAI の Codex をベースにしており、

・コードの自動補完
・関数の提案
・コメントからコード生成

といった機能を提供します。
単純な補完だけでなく、「この関数のテストコードを書いて」などの指示にも対応できるため、開発の効率が大きく向上します。

CodeQL

CodeQL は、GitHub が提供するコード解析ツールです。SQL に似たクエリ言語を用いてコードをスキャンし、セキュリティの脆弱性やバグを検出できます。

・静的解析 によるバグや脆弱性の発見
・カスタムクエリ を作成して特定のコードパターンを検出
・GitHub Actions との統合 により、CI/CD パイプラインに組み込み可能

セキュリティ対策の一環として、特に大規模プロジェクトでの導入が進んでいます。

RAG(Retrieval-Augmented Generation)

RAG(検索拡張生成) は、検索技術と生成 AI を組み合わせた手法です。AI が事前に学習したデータだけでなく、リアルタイムの情報を検索しながら回答を生成するため、より正確で最新の情報を提供できます。

エンジニアリングの分野では、

・ドキュメント検索の強化(社内ナレッジベースやAPIドキュメントの参照)
・コード補完の精度向上(プロジェクト内の過去コードを参照しながら提案)

といった用途で活用されつつあります。

DORA

DORA(DevOps Research and Assessment) は、ソフトウェア開発チームのパフォーマンスを測定するための指標を提供するフレームワークです。
Google Cloud の DevOps チームが開発し、以下の 4 つの指標が有名です。

・デプロイ頻度(Deployment Frequency) - どれくらいの頻度で本番環境にリリースしているか
・変更リードタイム(Lead Time for Changes) - コード変更が本番に反映されるまでの時間
・変更失敗率(Change Failure Rate) - デプロイ後に問題が発生する割合
・サービス復元時間(Time to Restore Service) - 障害発生時の復旧までの時間

この指標を活用することで、開発チームの改善ポイントが明確になり、より効率的な開発が可能になります。

終わりに

エンジニアってコード書いている時間よりも、周辺作業に多くの時間を費やしているいますよね。
PR のタイトルや説明文の自動生成は、地味ですが非常に便利だと感じました。
PR 作成のような簡単な作業でも、一つ一つが積み重なると大きな時間になるため、こうした部分から生成AIを活用していきたいと思いました。

また、活用と同時に、定性的評価と効率化による定量的評価の難しさも感じました。

テストの自動生成や AI によるコードレビューの分野はまだ発展途上であり、どこまで信頼できるのかが課題として残っているように思います。
今後は AI 活用の進化とその評価基準についても注目しつつ、エンジニア業務の効率化に役立つ情報を整理していきたいです。

17
3
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
17
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?