概要
パッケージ管理にpoetryを使用していましたが、 Python のパッケージ管理とバージョン管理ができるRye
を使い始めたので、導入から環境構築までの手順をまとめました。
参考:Ryeの公式ドキュメント
パッケージ管理などの使い方はこちら
手順まとめ
- Rye のインストール
- Rye の Python 環境構築、バージョン管理
- Rye 自体のバージョン管理など
Rye のインストール
-
Rye の公式ドキュメントからインストーラーをダウンロードします
-
ダウンロードしたインストーラーで Rye をインストールします
- 「続行して良いか」などの質問がされましたが、全て
y
を選択しました
- 「続行して良いか」などの質問がされましたが、全て
-
インストールが完了すれば、ターミナルで
rye --version
を実行し、Rye のバージョンが表示されたら、インストール完了です
Rye の Python 環境構築、バージョン管理
toolchain list
現在 Rye にインストールされている Python バージョンの一覧を表示します
rye toolchain list
toolchain list --include-downloadable
Rye にインストール可能な Python バージョン一覧を表示します
rye toolchain list --include-downloadable
-
実行すると、インストール可能なバージョン一覧が表示されます
downloadable
は「ダウンロード可能」という意味ですcpython@3.13.0 (downloadable) cpython@3.12.7 (downloadable) cpython@3.12.6 (downloadable) # …(一覧表示されます)
toolchain fetch <バージョン名>
Rye に任意の Python バージョンをインストールします
- <**バージョン名**>の部分を
toolchain list --include-downloadable
で表記されたものに書き換えて入力してください
rye toolchain fetch <バージョン名>
toolchain remove
Rye から任意の Python バージョンを削除します
- <**バージョン名**>の部分を
toolchain list
で表記されたものに書き換えて入力してください - アクティブに使用されているツールチェーンを削除すると、use を参照する virtualenv が壊れてしまうそうです。
rye toolchain remove <バージョン名>
Rye 自体のバージョン管理など
--version
現在の Rye のバージョンを表示します
rye --version
self update
Rye を最新版に更新します
rye self update
self uninstall
Rye を完全にアンインストールします
rye self uninstall