はじめに

クラウドを勉強しなきゃな〜、クラウドを用いたWebアプリケーションを作りたいな〜と思ったことはありますか？
令和の時代に生活している皆さんなら誰もが思うことだと思います。
そういった時にとりあえず手を動かしながら感覚を身につけたいと思いますよね。
そこで、東京大学の講義資料である『コードで学ぶAWS入門』がかなり良かったので紹介します。

注意
このブログの筆者は大学生の小童ですのでお手柔らかに読んでください。

本もあります
自分は見てないですが、本もあるので紙媒体が良い人はこちらの方をお勧めします。

TL; DR

東京大学の良き講義資料が無料で見れるらしい
講義の概要、感想をまとめた
これから進める人用に詰まったところをまとめた

講義の概要

まず初めに、この本は基本的にhandsonで構成されてます。
この本の何が良いって、理論に関して少し触れた時に、

くどくど言ってもわからないと思うので、動かしながら確認しましょう

とすぐに実践に入ります。
なので、理論をしっかり学びたい、資格勉強のために勉強したいと言う方には向いていないかもしれません。

向いていないと書いたけど、、、
資格勉強の際でも、手を動かしながら学んだ後の座学はより頭に入ってくると思うので、個人的にはおすすめです

講義の流れは簡単に言うと以下のようになっています。

クラウド、AWSとは
EC2を起動してみよう
AWSで機械学習をやってみよう
Dockerとは
AWSで機械学習をやってみよう2
サーバーレスアーキテクチャを使ってWebサービスを作ってみよう

と言う感じです。
だいぶざっくりまとめたので、気になる人は本物をみてくださいね。
ぱっと見長そうですが、時間がある人なら一週間もかからないと思います。

講義のいいとこ

とにかく手を動かす
環境構築の説明が非常に丁寧
とにかく手を動かす
初心者でもついていける
とにかく手を動かす

何ができるようになるか

なんとなく、クラウドを使ってできることや動かし方を理解できます。
あと、よく見る下図のような図の雰囲気を理解できるようになります。

これをやったからアプリを簡単に作れるようになる、と言う感じではないですがはじめの一歩として非常に良い教材だと思います。

受けた方が良さそうな人

クラウドを学びたいけど何をやったら良いかわからない人
手を動かして学びたい人
暇な人

ちなみにこの本はterminalでのコマンド操作を行いながら進んでいきます。
Pythonや機械学習の知識も出てきますが、必須ではありません。（あったほうが進みは速いと思います）
しかも今ではGPT-4君がいるのでわからない所は素直に聞きましょう。優秀ですよあの子。

進めていく上で詰まったポイント

注意
多くの人にとって役に立たない、今進めている人へのTipsです

進めていく上で詰まったポイントとその解決策を書きます。
誰かの役に立てば嬉しいです。

Hands-on2でインスタンスの上限申請を拒否されてキレた話

何の話？

hands-on2でディープラーニングを扱う際、インスタンスにg4dn.xlargeを使います。
ただ、GPU搭載型Gタイプのインスタンスの起動上限がOになっている。これを「上限を引き上げてくれー」と申請した結果拒否られた話です。
まず、g4dn.xlargeではvCPU数が以下のように4つ必要なので上限を4まで引き上げなければなりません。

vCPU数上限引き上げ方法

以下の手順で引き上げます。

EC2の画面を開く
サイドメニューから制限を開く
G4インスタンスを選択し、制限緩和のリクエストをクリックし、以下の項目を選択
- Service limit increase
- Limit Type: EC2専用ホスト
- Requests
  - Region:使いたいRegion
  - Limit: 4
  - プライマリインスタンスタイプ：All G instances
- 詳細：何に使うかを記述

この内容でリクエストした結果、拒否られました。
何回やっても拒否られたので思い切って、「〇〇に使いたいのですが、なぜ拒否られるのですか？理由を教えてくれないと納得できません。」という感じの半ギレメールを送りました。
その結果、リクエストが承諾され使えるようになりました。
なぜ拒否られたかわかりませんが、拒否られたらそのままにせずに問い合わせましょう。

s3で若干詰まった話

12.3.1のデプロイでエラーが出て詰まりました。
どうやらCloudFormationのCDKToolkitに古いものが残っていたためエラーが出たようです。

コンソールからCloudFormationのCDKToolkitを削除
cdk bootstrap
cdk deploy

で解決です。

さいごに

クラウド使える人の需要が高まっていると思うので、ぜひ皆さんやってみては？
自分もこの講義を応用して色々と作っていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました！