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AWS EC2にAI開発基盤KAMONOHASHIを構築する

Last updated at Posted at 2019-06-03

OSSのAI開発基盤KAMONOHASHIをAWS EC2に構築してみます。
オンプレ前提のインストーラのため、構築に少し手間がかかります。

手順概要

  • EC2インスタンスを用意します
  • インスタンス内でデプロイツールを実行します
    • マシン名にはプライベートDNSのものを使用します
  • 設定修正
    • 構築完了後にプライベートDNSの設定を書き換えて、外部からアクセス可能にします

お試しで構築する想定なので、セキュリティなどはいろいろ省略します。
KAMONOHASHIはバージョン1.0.0を使います

構築手順

EC2インスタンスを用意

  • EC2インスタンスを作ります

    • EC2インスタンスのの作成でAMIは Ubuntu 16.04 x86を選びます
      image.png

    • インスタンスタイプはドキュメント の表に従って選択します

      • KAMONOHASHIノードはc5.xlarge、k8s,storageはt3a.small、GPUはg3s.xlargeなどになります
    • インスタンスの設定タブで、cloud init機能による初回起動時のapt updateを設定しておきます。

      • インストーラーがエラーにならないおまじないです。
        image.png

        これをユーザーデータ欄に貼り付けでください
        #cloud-config
        
        package_upgrade: true
        
    • 確認と作成からEC2インスタンスを作成します

      • すべて同じキーペアを指定してください
  • セキュリティグループを設定します
    image.png

    • 内部通信(デフォルトVPCでは172.31.0.0/16)はすべて許可します。このサブネットはVPCに応じて設定してください。
    • 外部からssh, 80(webアクセス)、9000(ストレージアクセス)のTCPポートを開けておきます
      • 簡単のため、すべてのEC2インスタンスで同じ設定とし、任意のGlobal IP を許可します
  • sshでGPU用インスタンスに入り、NVIDIA DRIVERをインストールします

インスタンス内でデプロイツールを実行

  • k8s用のEC2インスタンスにsshします

    • sshに使用したpemファイルをrootユーザーの~/.ssh/id_rsaファイルとして配置します
  • 構築マニュアルの作業を行います

    • マシン名はプライベートDNSのものを使用します
      image.png
    • デプロイツールへの入力はこんな感じです
      image.png
  • 構築完了まで待ちます。20分ほどかかります

設定修正

  • /var/lib/kamonohashi/deploy-tools/1.0.0/kamonohashi/deploy-kqi.sh cleanを実行してKAMONOHASHIのコンテナを止めます

  • vi /var/lib/kamonohashi/deploy-tools/1.0.0/kamonohashi/conf/settings.ymlを実行します

    • virtualHostsの部分のプライベートのホスト名をKAMONOHASHI用インスタンスのパブリックのホスト名に書き換えます
      • before
        image.png

      • after
        image.png

  • /var/lib/kamonohashi/deploy-tools/1.0.0/kamonohashi/deploy-kqi.sh deployを実行してKAMONOHASHIのコンテナを起動します

  • 上記で設定した外部host名でログインします

    • ストレージ設定のDefault-storageを編集し、サーバー名URLをストレージ用EC2インスタンスのパブリックのホスト名に書き換えます
      image.png

以上です。あとはチュートリアルを実行して動作確認してみましょう

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