はじめに
新人プログラマをレビューで殺さない方法を読んでいて、
教える側の意図も知ってほしいと思って書きました。
一言で言うと、先輩が見てるのはコードでなく新人の成長です
予防線
- 会社とか人によっていろいろだと思いますが、私はこういう意図でやるというのを述べます
- 私はインフラ寄りで、コードレビューとかは稀にやる程度です
- 真摯に受け止めるべきところも多いと思うので自分の行動も改めたいと思っています
記事の内容に対して
「ドキュメント読んで」について
- 教える側はドキュメントの内容だけを身に着けてほしいのではなく、ドキュメントを読む力を身に着けて欲しいと思っています
- ドキュメントが分からないにもいろいろあると思います。状況をまず先輩に伝えて、先輩に教育方法を考えるチャンスを与えてください
- ペアリーディング等がベストとは限らないからです。フレームワークの全体像がつかめていないのなら、まずそれを理解できる初心者向けの本や記事で一通り勉強した方がいいのかもしれません。その判断は先輩にやらせればいいと思いますが、判断するための材料として状況を伝えてください。
- 何が分からないのかもうまく説明できないという状況もあると思いますが、先輩と対話しながらでいいので「自力でドキュメントを読むのに足りないもの」を見つけてください
- もちろん先輩の提示する内容が非効率に感じられ、より良い方法があるなら積極的に提案してください。
- ペアリーディングするのであれば、次はペアリーディングなしでドキュメントが読めるか、無理だとするとまだ何が足りないか、足りないものはどう身に着けるかを先輩と一緒に見つけてください
「ちゃんと確認した?」について
- 責めたいわけではありません。別に時間をかけて確認して欲しい訳でもありません。
- 知り合って間もないと新人が「確認せずに仕事するタイプ」なのか「ムチャクチャ確認して仕事するタイプ」なのかも把握できてないです。
- 新人が確認するタイプだとして、確認すべきことをどれだけ意識できてるのかも把握できてなかったりします
- 確認したのであれば、「○○とxxを確認しました。何が足りないですか?」ぐらいで答えておいていいと思います
他の内容について
- 殺意なく無意識にやってしまってるだけなので、
それが傷つく行為なのだと教えてあげて下さい
記事の内容以外で伝えたいこと
- 先輩も「教育者という観点では新人」だったりします。至らない点もあるかと思いますが、温かい目で見てやってください。納得いかない点は指摘してください(優しめに)。
- うまく結果が出てないだけで、先輩も裏で結構教育について悩んだりしてます。新人だけが苦労している訳ではありません。
- 完璧な先輩も完璧な新人もいないと思うので、とにかく歩み寄ることから始めましょう。話せば分かる。
- 感謝と成長を見せる意思は少しでいいので持ってください
- やる気もない・成長もしない、という人を教えるのは苦痛です
- 私は幸いそんな経験ないですが、ぼやいている人を稀に見るので
- やる気もない・成長もしない、という人を教えるのは苦痛です
- 忙しくて雑な教育になってることもあるかもしれませんが、許してやってください。本当はもっと手厚く教えたいはずです。