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GoogleAnalytics - Re:dash 集計でさくっと数秒でハピタスのテスト時のメインのOSバージョン、ブラウザをだせるようにした【サンプルコードあり】

Last updated at Posted at 2020-08-30

こんにちはオズビジョンの卜部です。

Web サービスを運用されているのであれば、KPIなどで、各種指標を調べるために Google Analitycs を使っている企業は多いのではないでしょうか。

今回、ハピタスのヘルプで表示しているハピタスのテスト時のメインのOSバージョン、ブラウザの算出をできるかぎり簡単に出したいという(俺のw)要求があり、 Re:dash を使うことで満たせたので、紹介します。

算出をするためのサンプルコードも gist に用意したので、よければ加工するなりして、使ってみてください。

要求

  • 今まで以下のような手順で、PCのテストブラウザ, iOS, Android のテスト対象のOSを算出するのに、GA から CSV でダウンロードして、スプレッドシートで加工して、算出していた。この算出を Re:dash に算出させる。いつでも誰でも正しい情報が出せるようにする。

wiki にこんなことを書いている。(手作業めんどい)
スクリーンショット 2020-08-30 13.11.07.png

要件詳細

PC テスト環境

  1. PC 画面のアクセスに iOS, Andorid が混ざっているが除外する
  2. PC サポートブラウザで上位95% 以上となるブラウザをサポート対象とする
  3. 過去30日前から昨日分までの期間を対象に結果を出す

SP OS テスト環境

  1. iOS, Andorid はそれぞれ分ける (これら以外の OS のユーザ数は僅かであるため除外)
  2. バージョン表記は 10.0.0 (A.B.C) のようになっているが、 そのうち、 A. メジャーバージョン, B. マイナーバージョン で丸め込み集計する。 C. メンテナンスバージョン までは見ない
  3. 過去30日前から昨日分までの期間を対象に結果を出す

前提

  • Re:dash のバージョン 5 以上
    • データソースに Google Analytics, Python が選べるバージョンである
  • Python が軽くさわれる
  • 環境と権限
    • A
      • GCP のサービスアカウントを作成できる権限、Google Analitics API を有効にできる権限がある
      • Google Analytics で上記 GCPサービスアカウントをユーザとして追加できる権限がある
      • Re:dash の権限で データソースを作成でき、作成したサービスアカウントの json キーファイルを登録できること
    • B
      • 権限がなくても、上記設定が適用された環境がそろっていること
  1. Re:dash 上で Re:dash のドキュメントに沿って、Google Analitics のデータソースを追加していること
  2. Re:dash 上で Python データソースを有効にし、 re (正規表現モジュール) を少なくとも有効にしておくこと

スクリーンショット 2020-08-30 13.31.17.png

説明しないこと

  • Re:dash の環境の構築
  • Google Analytics の設定
  • データソースの Google Analitics、 Python の設定

作った

PC サポートブラウザ

https://gist.github.com/oz-urabe/e8e7abf5fdd748a8a2394ac6d17f503b
これを、Python のデータソースを選択し、クエリを作成します。

この内、先頭にある json 形式のクエリですが、 ids の ga:66453283 のまま記載すると動かないです。みなさんの GA の id を記載してください。

query = '''
{
    "ids": "ga:66453283",
    "start_date": "30daysAgo",
    "end_date": "yesterday",
    "metrics": "ga:users",
    "dimensions": "ga:operatingSystem,ga:browser",
    "sort": "-ga:users"
}
'''

また以下のように記載していますが、ハピタスではデータソース名を Google Analytics としているので、このように記載していますが、使われている Re:dash のデータソース名が人によっては GA だったりすると思うので、それに合わせてもらえればOKです。

data = execute_query('Google Analytics', query)

SP OS バージョンシェア

https://gist.github.com/oz-urabe/795ae3189c4115e14dad038cfa6e3b49
これを、Python のデータソースを選択し、クエリを作成します。

ids のところと、データソース名を環境に合わせて修正していただくのは同じです。
追加で "filters": "ga:OperatingSystem=~iOS" とありますが、これは OS 名での絞り込みです。 Android で集計する場合は "filters": "ga:OperatingSystem=~Android" とします。

query = '''
{
    "ids": "ga:201135853",
    "start_date": "30daysAgo",
    "end_date": "yesterday",
    "metrics": "ga:users",
    "dimensions": "ga:operatingSystemVersion",
    "sort": "-ga:users",
    "filters": "ga:OperatingSystem=~iOS"
}
'''

実行結果

これらのクエリを登録し、実行した結果は以下のようなイメージになります。(ダッシュボード化しました)

スクリーンショット 2020-08-30 13.59.06.png

協力者

@terra_yucco さんには GA 用のクエリ作成を手伝っていただきました。ありがとうございました!

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