ソフトウェアが翻訳されるまで
ソフトウェアが翻訳されるまでの過程を、ざっくりとまとめてみました。
- ソフトウェアを翻訳可能にする
- 翻訳する
- 翻訳がソフトウェアに取り込まれる
ソフトウェアの多言語対応もかなり大変です。とはいえ、プログラムを書くときのお作法は、gettextがだいぶ広まっています。なので、ソフトウェア自体は多言語対応している(メッセージを翻訳すれば、他の言語でも使えるようになっている)ケースが多いです。
翻訳する作業は、人力でやるため、かなり大変というか手間がかかります。将来的には自動翻訳になるかもしれませんが、現時点では人手がかなりかかります。
さて、頑張って翻訳したファイルですが、ソフトウェアに取り込まれると使い易くなります。ここも最近はgithubでマージすれば完了だったりするので、比較的楽になっています。
今日の記事では 2. 翻訳する に焦点をあてます。
なぜ翻訳するのか?
なぜ翻訳するか、というと、「そのソフトウェアを使いたい」からです。より正確に言うと、「ソフトウェアを翻訳するという手間をかけてでもそのソフトウェアを使いたい」からです。
翻訳されているソフトウェア
翻訳されているソフトウェアは、なぜ翻訳されているか、というと、翻訳した人がいるからです。翻訳した人は「翻訳してでもソフトウェアを使いたい」と思ったわけです。(開発元が発注して翻訳しているケースがあるかもしれませんが、そのケースは除外して考えています。)
なので、翻訳されていないソフトウェアで使いたい物があったら、自分で翻訳するわけですが、良いソフトウェアは既に翻訳に取りかかっている人がいることが多いです。このため、良いソフトウェアが、翻訳された状態で利用できる訳です。
翻訳してくれている皆さんありがとう
私もいろいろなソフトウェアの翻訳に関わっています。でも翻訳作業をしたことがあるソフトウェアは、せいぜい10個程度ですし、継続的に翻訳しているのは2〜3個です。なので、単に使っているだけのソフトウェアのほうがよっぽど多いですね。
翻訳してくれている皆さんのおかげで、いろいろなソフトウェアが使えているわけですね。皆さんありがとうございます。