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Arcserveのコマンドを使って、RDXをイジェクトする

Last updated at Posted at 2025-07-15

自分用メモ。

Arcserveを使用し、RDXに対してバックアップを取る。
この時、一つのRDXの中に月曜~金曜といったフォルダを切り一週間5世代分のバックアップを取るとする。
この使い方をすると、ドライブのイジェクトボタンを押しても出てこなくなってしまう。

   ※2025/8/13 追記 出てきますね?昔は出てこなかったと思うんだけど…
   ※2025/8/22 追記 この件について職場の先輩と会話してみたが、
    1日1RDXの使い方でも出ないことはあったようだ。
    前のバージョンのArcserve(Ver16.5~18)で起きていたのかもしれない。

バックアップ後のメディアオプションで、「イジェクトする」を選んでも機能しない。
人の手で、Arcserveから「イジェクト」の指示をするしかない。

1日あたり1RDXのバックアップみたいに、自動的にイジェクトされないかなあ、というのを多分かなり強引な手順で実現させてみた。

サマリ

「ca_devmgr」コマンドを使用すれば可。但し権限付与が必要。
「ca_devmgr」を記述したbatファイルを、バックアップ後処理に仕込む。

動作確認環境

  • Windows Server 2022
  • Arcserve Backup 19.0 for Windows BOX
  • 最終動作確認:2025/8

やったこと

1. 権限付与:

バッチを実行するユーザーに、「caroot」と同じだけの権限を付与する必要がある。
Arcserve Backupのコマンドを使用して実施する。

コマンドプロンプトから実施する。ディレクトリ移動を忘れないこと。
cd /d c:\Program Files (x86)\CA\ARCserve Backup

ca_auth -equiv add <サーバー名>\<ユーザー名> <サーバー名> caroot caroot <carootのパスワード>

※指定のユーザーに、指定のサーバーの「caroot」権限を、carootのユーザー・パスワードを以て与える と解釈

権限追加を確認するためのコマンド:

ca_auth -equiv getequiv

→権限付与が成功していれば以下のような表示になる

 Equivalent ARCserve user for <サーバー名>\<ユーザー名>@<サーバー名> : caroot

2. イジェクト構文

a_devmgr -eject <adapter #> <scsi ID> <lun>
  • adapter # :以下の図「ボード」で示されている数字
  • scsi ID :下図参照
  • lun :下図参照

Qiita用_Arcserveデバイス画面.png

例:ca_devmgr -eject 3 0 0

3. bat化

cd /d c:\Program Files (x86)\CA\ARCserve Backup
ca_devmgr -eject 3 0 0

これをbatファイル化して、後処理に仕込むだけである。

注意事項

これが関係しているのかは分からないが、若干動作が不安定になったことがある。
Arcserveに設定したはずのデバイスグループ情報が消えていたことが2回。
この処理を仕込んでいない環境では起きなかったので、関係があるかも。

ArcserveManagerを起動しっぱなしでバックアップジョブが走って、イジェクトされたからかも?
ちゃんと設定が終わったらウィンドウを閉じよう、というだけの話ならいいんだが…

今後も要検証のこと。

2025/08/13追記
やっぱりデバイスグループ設定のグループ名が消えた。イジェクト関係なかったかもしれない。
RDXのフォーマットをやり直して解消している。
RDXを2本用意し、どちらを入れてもバックアップが取れるように設定したつもりだったが、何かが不足していたのかも。

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