AWS ファイルストレージサービスまとめ
プロトコルの基本
引用:https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/choose-filestorageservice/
プロトコル
ファイル転送プロトコルとしては
NFS,SMB(Windowsファイルサーバー用)に対応
他プロトコルとしては
iSCSI,Lustreの独自プロトコルに対応
プロトコル | EFS | FSx for Open ZFS |
FSx for Windows File Server |
FSx for NetApp ONTAP |
FSx for Lustre |
---|---|---|---|---|---|
NFS | ◯ | ◯ | ◯ | ||
SMB | ◯ | ◯ | |||
iSCSI | ◯ | ||||
独自 | ◯ |
※SFTP,FTPS,FTPなどのプロトコルを用いたレガシーアプリケーションについてはオンプレミスからAWS Transfer Familyを使用して、S3,EFSを使用できる
Amazon Elastic File System(EFS)
NFSプロトコルを使用
LinuxインスタンスおよびLinuxベースのApp用に高い拡張性、復元力の分散ストレージが必要な時に使用
- ライフサイクルポリシーにより使用頻度の低いファイルを低コストストレージに移動可能
- データはAZで分散して冗長的(1 ゾーンストレージクラスの場合は1 AZ内)に保存
- S3と同じイレブン9の耐久性
- 数万の同時NFS接続をサポート可能
- ペタバイトまで拡張可能
- 読み取り後書き込みの一貫性
Amazon FSx for OpenZFS
NFSプロトコルを使用
オープンソースで人気の高い高性能な OpenZFS をフルマネージドで提供
Amazon FSx for Windows File Server
SMBプロトコルを使用
Windows Server(OS)上に構築されたファイルシステムを提供
SharePoint、Microsoft SQL Server、ワークスペース、IIS Web サーバー、またはその他のネイティブMicrosoft アプリケーションなどのWindowsベースのアプリケーション用に一元化されたストレージが必要な場合に使用
- EC2 Windowsインスタンスや、オンプレミスのWindows系OSがインストールされたクライアントなどからマウント
- オンプレミスのAD(Active Directory)サーバーと連携可能
- 既存のADにおけるユーザーやアクセス権の管理を踏襲して同等のアクセス制御を実現できる
引用:https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/choose-filestorageservice/
Amazon FSx for NetApp ONTAP
NFS、SMBまたはiSCSIプロトコルを使用
NetAppの人気のあるONTAPファイルシステム上に構築されたファイルストレージをフルマネージドで提供
ファイル共有、アプリケーションストレージ、データ保護とレプリケーション、データ移行などの異なるプロトコルを使用するアプリケーションが同一ファイルシステムのデータへアクセスする必要がある場合に使用
- SMBでアクセスする場合、FSx for NetApp ONTAP側とAindowsインスタンス側いずれもADに参加する必要がある
- 同じデータに対するマルチプロトコルアクセス(NFSとSMBの同時アクセス)が可能
- NetApp ONTAP が持つ様々な機能(Snapshot や SnapMirror、SnapVault、FlexCache、FlexClone、重複排除など)を利用可能
Amazon FSx for Lustre
独自のプロトコルを使用
高速、大容量の分散ストレージで、ハイパフォーマンスコンピューティング (HPC)、財務モデリングなどを行うアプリケーション向け
- データを S3 に直接保存できる