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100日後にエンジニアになるキミ - 53日目 - Git - Gitについて
最近の開発ではGitが欠かせません。
本日はGitの使い方についてです。
Gitとは
Git(ギット)はプログラムのソースコードなどの変更履歴を記録・追跡するための分散型バージョン管理システムです。
ソフトウェアになるので誰でも使うことができますが
PCやサーバーにインストールすることになります。
概念や用語については前回分をご参照ください。
100日後にエンジニアになるキミ - 53日目 - Git - Gitについて
Gitの使い方
まずはじめにちゃんとコマンドが使えるかどうかは確認しておきましょう。
バージョンコマンドを使えるかどうか見ます。
git --version
git version 2.21.1 (Apple Git-122.3)
コマンドが使えるならバージョン情報が出てきます。
ここでコマンドが使えなければGit
のインストールを行いましょう。
100日後にエンジニアになるキミ - 54日目 - Git - Gitの導入方法
リポジトリの作成(init)
初めは何もない状態です。
リポジトリを作成してみましょう。
リポジトリ作成はinit
コマンドで行えます。
コマンドはコンソールなどで行いますが、どこに作るのかは
現在いるディレクトリに作成しますので、cd
コマンドなどで
リポジトリを作りたいディレクトリにあらかじめ移動しておいてから
コマンドを実行してみましょう。
cd xxxxxx/xxx/
git init
Initialized empty Git repository in /Users/xxxxxx/xxx/.git/
上記のようなメッセージが出たら、リポジトリ作成成功です。
リポジトリは.git
という名前のディレクトリとなり
その中に管理用のファイルを保存します。
.git
の中をみてみましょう。
ls -ls .git/
total 24
8 -rw-r--r-- 1 gm3293 staff 23 5 14 17:09 HEAD
8 -rw-r--r-- 1 gm3293 staff 137 5 14 17:09 config
8 -rw-r--r-- 1 gm3293 staff 73 5 14 17:09 description
0 drwxr-xr-x 13 gm3293 staff 416 5 14 17:09 hooks
0 drwxr-xr-x 3 gm3293 staff 96 5 14 17:09 info
0 drwxr-xr-x 4 gm3293 staff 128 5 14 17:09 objects
0 drwxr-xr-x 4 gm3293 staff 128 5 14 17:09 refs
管理ファイルが見えればOKです。
このあとの流れとしてはディレクトリの中にファイルを作成し
git add
でインデックスにファイルを追加し
git commit
でリポジトリにコミットします。
リポジトリの状態を確認する(status)
リポジトリの状態はstatus
コマンドで確認できます。
試しに確認してみましょう。
git status
On branch master
No commits yet
nothing to commit (create/copy files and use "git add" to track)
リポジトリを作ったばかりなので特に何もないですね。
インデックスにファイルを追加する(add)
それではここにファイルを作って、それをインデックスに追加してみましょう。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>HTML5サンプルだよん</title>
</head>
<body>
<p>HTML5の本文</p>
</body>
</html>
テキストエディターやviなどでこれを作って置いておきます。
git add ファイル名
でファイルを追加することができます。
追加できたらもう一度status
を見てみましょう。
git add sample.html
git status
On branch master
No commits yet
Changes to be committed:
(use "git rm --cached ..." to unstage)
new file: sample.html
先ほどadd
コマンドで追加したファイルが出てきていますね。
これでリポジトリ管理するファイルをインデックス追加することができました。
ファイルの変更内容等をインデックスに追加することをステージング
と表現することがあります。
既にステージングの対象になっている内容をgit diff --cached
で確認できます。
git add .
ではカレントディレクトリにある
全てのファイルを追加の対象とすることができます。
リポジトリに登録を行う(commit)
インデックスへの追加が終わったら次はリポジトリに登録を行います。
リポジトリへの登録はcommit
コマンドで行います。
登録時にはメッセージ(コメントみたいなもの)が必要になるので
併せてコマンドで送り込みます。
git commit -m ‘メッセージ内容’
git commit -m 'first commit'
[master (root-commit) 63c0e3e] first commit
Committer: XXXXXXXX XXXXXXXX@XXXXXXXX.local
your configuration file:
git config --global --edit
After doing this, you may fix the identity used for this commit with:
git commit --amend --reset-author
1 file changed, 10 insertions(+)
create mode 100644 sample.html
先ほど追加したファイルがコミットされたというメッセージが出れば
コミット成功です。
ここまでの操作でローカルリポジトリ
への登録が終了という形になります。
status
で確認してみると
git status
On branch master
nothing to commit, working tree clean
未登録のものは残っていないようですね。
リポジトリ管理下のファイル一覧(ls-files)
コミットされたファイルの一覧を取得してみましょう。
ls-files
コマンドで取得できます。
git ls-files
sample.html
まとめ
GitやGitHubは現在の開発では欠かすことができない物です。
Gitをインストールして使えるようにしておきましょう。
まず最初はリポジトリの作り方とローカルリポジトリへの登録方法を覚えておきましょう。
君がエンジニアになるまであと45日
作者の情報
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