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Amazon Lightsailで気軽にサーバー構築

Last updated at Posted at 2019-12-16

Amazon Lightsail とは?

Amazon Lightsailは、AWSが提供しているVPS(仮想プライベートサーバー)です。数クリックでクラウド上にサーバーを構築できるので、EC2よりも手軽に使用できます。

また、LAMPやWordPress、Node.jsといったWebアプリケーションをプリインストールしているインスタンスも作成できます。

料金は月額$3.50〜

AWSでは珍しく、固定費用で使えます。(転送量を超えると課金されるので注意)

サーバースペックを上げると、料金も増えていきます。

$3.50のプランは最初の1ヶ月無料なので、サクッとインスタンスを作って実験し、削除するようなお試し環境として使いやすいです。

Amazon Lightsail を使ってみよう!!

今回の構成

CentOS上にNode.jsをインストールして、Next.jsを動かしてみます。

インスタンスの作成

AWS マネジメントコンソールlightsailを検索して選択します。
(事前にAWSアカウントを取得している必要があります)
スクリーンショット 2019-12-16 23.18.57.png
Lightsailの管理画面に移動したら、インスタンスの作成ボタンをクリック。
スクリーンショット 2019-12-16 23.19.31.png
東京リージョンLinux/UnixOSのみCentOSを選択して、下にスクロールしていきます。
スクリーンショット 2019-12-16 23.19.56.png
料金は、$3.5のままでOKです。
スクリーンショット 2019-12-16 23.20.29.png
さらに下までスクロールして、インスタンスの作成をクリック。
スクリーンショット 2019-12-16 23.20.58.png
インスタンスが作成されます。数分は保留中となっているので、少し待ちましょう。
スクリーンショット 2019-12-16 23.21.13.png
実行中になったら、テキスト部分をクリックします。
スクリーンショット 2019-12-16 23.24.50.png
インスタンスの詳細ページに移動します。ここでインスタンスの状態や設定を確認できます。

SSHを使用して接続ボタンをクリックすると、ブラウザ上でサーバーに接続できます。
スクリーンショット 2019-12-16 23.25.15.png
ウインドウが新規で立ち上がり、ターミナルでサーバーを操作することができます。
スクリーンショット 2019-12-16 23.39.21.png

CentOSにNode.jsをインストール

Node.jsをインストールしてnpmを使えるようにしましょう。

$ curl —sL https://rpm.nodesource.com/setup_12.x | sudo bash -
$ sudo yum install -y nodejs
$ node -v
$ npm -v

Node.jsとnpmのバージョンが表示されれば、成功です。

Next.jsとは?

Next.jsとは、Reactサーバーサイドレンダリングをするためのフレームワークです。Vue.jsで言うところの、Nuxt.jsですね。

簡単にルーティングできて、静的サイトの書き出しもできます。

サーバーサイドレンダリングとは?

サーバーサイドレンダリング(SSR)とは、PHPやRuby、Java、Node.js等の言語で、動的にサーバーサイドでDOMを生成してクライアントに静的なHTMLとして渡すことです。

Reactは、本来クライアントサイドで仮想DOMを生成し、それを実DOMとしてブラウザに描画します。
スクリーンショット 2019-12-16 23.26.43.png
Next.jsでSSRすると、サーバー上でReactを実行し、生成したDOMをクライアントへ渡すことができます。また、クライアント上ではSPAになるため、シームレスなページ遷移が可能です。
スクリーンショット 2019-12-16 23.26.45.png

Next.jsを使ってみよう!!

以下のコマンドを実行し、Next.jsをインストールしましょう。

$ cd ~
$ mkdir nextjs_demo
$ cd nextjs_demo
$ npm init -y
$ npm i react react-dom next

Next.jsは/pagesディレクトリ内をルーティングの対象としています。/pagesディレクトリにindex.jsを作成し、Hello, Next.js!!テキストをブラウザで表示してみましょう。

$ mkdir pages
$ touch pages/index.js
$ vi pages/index.js

iキーを押し、入力モードに切り替えます。

export default () => <div>Hello, Lightsail!!</div>

escキーで入力モードを終了し、:wqで保存してviを終了します。

以下のコマンドを実行し、Amazon Lightsailの画面にあるパブリック IPをブラウザでみています。

$ sudo npx next build
$ sudo npx next start -p 80

ブラウザ上にHello, Next.jsが表示されていたら成功です。

Queryパラメーターを取得

サーバーサイドレンダリングを体験するためにpages/index.jsを以下のように変更し、URLパラメーターによってHTMLが変化することを確認してみましょう。

import React from 'react'
import Head from 'next/head'

function Index({ query }) {
  const {text} = query
  return (
    <>
      <Head>
        <title>{text}</title>
      </Head>
      <div>{text}</div>
    </>
  )
}

Index.getInitialProps = ({ query }) => {
  return { query }
}

さきほどのパブリック IPの後ろに?text=hogehogeを入れてみましょう。title要素と本文がhogehogeになっているかと思います。また、hogehoge部分を好きな文字列に変更すると、title要素と本文が変更されます。

インスタンスを削除する

不要なインスタンスを削除することにより、課金を防ぐことができます。

管理画面の削除タブを選択肢、インスタンスの削除をクリックします。
スクリーンショット 2019-12-16 23.40.58.png
このインスタンスを削除?というモーダルが表示されるので、はい、削除しますをクリックしましょう。
スクリーンショット 2019-12-16 23.41.02.png
これで、インスタンスが削除されました。

さいごに

ぼくのようなデザイン側のフロントエンド開発者は、サーバーやインフラの知識が乏しいことがあるかと思います。Amazon Lightsailは、手軽にサーバーを構築できるので学習にぴったりですので、ぜひ触ってみてください。

それでは、よきコーディングライフを。

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