#はじめに
タイトルのとおりですが、Microsoft SQL Server では同一OS環境内に複数インスタンスを稼働させることができますが、バージョン (2008R2, 2012, 2014, 2016, 2017,...) や、32bit用と64bit用を混在させて共存できます。
#参考サイト
- SQL Server の複数のバージョンおよびインスタンスの使用 - Microsoft Docs
#確認した環境
Windows Server 2008 R2 Standard 上で、SQL Server 2014 Express with SP2 の 32bit 版と 64bit版をインストールし、それぞれに外部からコネクションを張ることができました(インスタンスごとに聴取ポートは別とし、対応するファイアウォール設定(着信用ポートを開ける)も行います)
#注意点
WOW64ではなく、純粋な64bit用と32bit用をインストールします。
#混在させる需要は?
- 32bit で動作するアプリケーションへ ODBC 登録(例:IBM Notes, Microsoft Access や Excel)しこれを SQL Server でリンクサーバとして利用 、さらに64bit版も同一OS内で使いたい(レポートサービスで大きなデータを使うなど...Express版ではメモリ制約のため無意味かもしれませんが)場合
など...