チームラボは、いろいろな人たちがフラットに集まる “チーム” でした!
1. はじめに
2025 年 7 月下旬、チームラボ株式会社 のサマーインターンシップに参加してきました!✨💪 アート展示で有名なチームラボですが、それ以外にも Web サイトやアプリケーションの受託開発 も行っています。ここに 2 週間にわたるフロントエンド開発業務の体験記を残そうと思います。
本記事では、主に以下のような内容について触れています。
- インターンシップの概要 / 形態 / 参加までの流れ
- チームラボ本社の雰囲気
- インターンシップでの業務
- 2 週間の学びや感想
✅ 就職先としてチームラボに興味のある人や、エンジニア就活を考えている人には何かしらの参考になるかと思います!
参加レポートのため、ポエムに近いです。
本記事を読んでも、技術的知見を深めることはできませんのでご注意ください。
2. インターンシップの概要
自分が参加した時期 / 形式 / 役職などは、以下のとおりです。
| 項目 | ||
|---|---|---|
| 就業日程 | 2 週間:2025 年 7 月 28 日 (月) ~ 8 月 8 日 (金) | |
| 就業時間 | 10:00 ~ 19:00 | |
| ① | 就業場所 | 出勤(交通費・宿泊費・昼食代支給1) |
| 給与 | 時給 1,200 円 | |
| ② | 職種 | 💻 テクノロジー / フロントエンドエンジニア |
| ③ | 形態 | 🚀 実際のプロジェクトに参加する形式 |
ここから、上記表のいくつかの項目をピックアップして詳しくお話します。
① 就業場所について
インターン期間中は、毎日 オフィス への勤務でした。
新御茶ノ水駅(東京メトロ千代田線)、淡路町駅(東京メトロ丸ノ内線)、小川町駅(都営地下鉄新宿線)から徒歩 1 分なので、とてもアクセスが良いです✨
② 職種について
今回のチームラボのインターンでは 10 種類の募集ポジション があり、私は【 💻 テクノロジー / フロントエンドエンジニア 】として参加しました。
年度により、募集ポジションが異なる可能性があります。
③ 形態について
今回のインターンは、🚀 実際のプロジェクトに参加する形式 でした。
🧩 ハッカソン形式の場合、インターン生同士の交流が深まる利点がある一方で、社員の方との関わりが薄くなる懸念があると思っています。その点、🚀 実際のプロジェクトに参加する形式の場合、現場の社員さんと同じような業務に関わり、同じようにコミュニケーションを取ります。したがって、将来この会社に就職したときの周りの雰囲気や自分の働き方などに対して、高い解像度でイメージできました。
年度や参加ポジションにより、形態が異なる可能性があります。
3. インターンでの業務内容
ここでは、特筆すべき初日と最終日のお話、そしてそれ以外の日の 1 日の流れについて書いています。
🚀 初日:オリエンテーションと懇親会
フロントエンド業務をすることは応募の段階から分かっていましたが、それ以外のこと(どんな言語・技術を使う / どんな案件・規模・チームに携わるのかなど)は何も知らずに初日を迎えました。
10:00 に集合場所のフロアへ行くと、いくつかのテーブルの各席に、ネームプレートと MacBook Air が置いてありました。6 人ほどのテーブルで自己紹介後、PC セットアップと予定説明が行われました。
セットアップが完了すると、案件ごとにメンターの方がインターン生を迎えに来ました。メンターとは、インターン期間中に面倒を見てくれる社員さんのことで、原則 1 人のインターン生に 1 人つきます。ここで、インターン生同士は離れ離れになりました。
私は、とある EC サイトのフロントエンドチームに入りました。11:00 頃、メンターの方と 1on1 で自己紹介・案件概要(サイト内容・技術・チーム構成など)を聞きました。
12:00 頃、メンターの方と 2 人でお昼ごはんを食べに行きました。普段は社内でお弁当を食べているらしいのですが、インターン期間中は昼食代(1,500 円以内)が支給され、さまざまなお店に連れて行ってもらいました😋
午後は開発環境を整え、携わる EC サイトを試しにいろいろと触ってみることになりました。ユーザー / 管理者が行えるひととおりの操作を試したあとで、さっそくタスクをいただきました。まさか初日からコードを書くことになるとは思っていなかったので驚きましたが、利用者の多いサービスの開発にいきなり関わらせていただける嬉しさのほうが大きかったです。コードリードをしながら担当箇所を探し、実装の方針が立ったのでメンターの方にお伝えしたところ、より優れたアイデアをいただいたので、その方針で実装を進めていきました。
あっという間に時間は過ぎ、19:00 からの懇親会に参加しました。お寿司やピザが振る舞われ、私はオリエンテーション時に同じテーブルだったインターン生たちに話しかけ、連絡先を交換するなどして、初日を終えました。
🕒 1 日の流れ
おおよそ以下のような流れで 2 週間を過ごしました。
| 時間 | ||
|---|---|---|
| ① | 9:35 | 最寄りである新御茶ノ水駅に到着 |
| 9:50 | 朝ご飯・出勤打刻・Slack / Google カレンダー 確認 | |
| ② | 10:00 | タスク確認・業務開始 |
| ③ | 13:00 | ランチ |
| ④ | 17:00 | 班会(毎週金曜) |
| ⑤ | 18:00 | 勉強会(毎週水曜) |
| ⑥ | 18:30 | 日報報告 |
| 19:00 | 終業打刻 |
いくつかの項目について、詳しく説明します。
① 出社
公共交通機関のダイヤの都合上、9:30 頃に最寄りである新御茶ノ水駅に着いていました。しかし、自分の関わる案件メンバーの方々は皆さん 10:00 前後に出社されており、自分が早すぎるくらいでした。
② 業務開始
すぐ隣にメンターの方がいてくださっているので、タスクについて気になることがあれば、いつでも気軽に質問できました。昨日のタスクが途中であれば、何も言わずにそのまま作業を開始し、そうでなければメンターの方に声をかけていました。
③ ランチ
いろいろな場所にランチに連れて行ってもらいました。(以下の Google マイマップに場所をまとめてあります!)初日はメンターの方と 2 人でしたが、それ以外の日には、他のインターン生と一緒に行ったり、いろいろな社員の方と一緒に行かせていただきました。
④ 班会
案件とは別に 班 という概念が存在し、担当する案件の異なる人同士が 5 人ほど集まって構成されます。私は自分のメンターの方が所属する班の班会に参加させてもらいました。他の案件に関わっている方の 1 週間の進捗 / いま上手くいっていないこと / 余談として土日にやったことなど、いろいろお聞き / お話しできて面白かったです。
⑤ 勉強会
(恐らく)毎週水曜日にフロントエンド勉強会が社内(たまに社外に対しても開かれる)で行われ、インターン生ながらも参加させていただきました!各発表者が 15 ~ 30 分ほどで、最近気になっていること / 調べたこと / やってみたことについてお話くださり、まるで大学の研究室のゼミ発表のようでした。
⑥ 日報報告
インターン生はインターン期間中、毎日その日の業務内容を Slack から投稿する必要がありました。メンターの方に口頭で進捗を報告したあと、就業打刻をする直前に日報を書いて、インターン生専用のチャンネルにて送信します。
➕ その他
無料のウォーターサーバーが(恐らく)各フロアごとに設置されているので、喉が渇いたら自由に飲むことができます。ただ、自分は気分転換も兼ねて、近くのセブンイレブンに行って飲み物を買いに行っていました。特に食後は眠くなるので、午後は社内や社外を軽く散歩してみるのをオススメします!🚶また、集中力が落ちてきたときは、イヤホンをして音楽を聴きながら作業するのも効果的でした🎶(6 階のフリースペースに行って立ち作業をしているインターン生も居ました🧍)
また、インプットの機会もアウトプットの機会も豊富で、さらにそれらがインターン生にも開かれているほど自由な雰囲気を感じました。班会や勉強会への参加、発言や意見交換もさせていただきました。
そして 1 週目の最終日には、インターンシップの中間満足度調査として、人事の方と 1on1 の機会をいただきました。特に不満はなかったのですが、個人的にエンジニアのみならずデザイナーの方とも交流してみたいと思っていたので、その旨をお伝えしました。その結果、次の週にデザイナーの方とランチの予定を調整してくださり、いろいろお話することが叶いました!✨
🎉 最終日:最終発表と懇親会
最終日は、ほとんどのインターン生が業務時間の多くを最終発表スライドづくりに費やし、17:00 からの最終発表に備えていました。
初日以降、離れ離れになっていたインターン生同士が再び集い、2 週間で何を行い・何を学んだかを共有するための時間です。同じフロントエンド業務にも関わらず、それぞれ案件も異なれば業務内容も異なっており、面白かったです。
自分の場合、仕様書や Figma に合わせてマークアップ & ロジック実装をひたすらやっていましたが、他のインターン生の場合、フロントのテスト自動化を 0 から組んでいたり、デザイナーの方と話し合って UI/UX を決めていったり、本当に様々でした。
4. フラットな “チーム”
平均年齢を教えて下さい。
28.8才です。(2022年12月現在)
と 採用ページ に書かれているように、どんなチームに配属されたとしてもメンバーとインターン生との年齢がとても近いと思います。チームラボでは年齢的にも体制的にも、全体的にフラットな雰囲気を常に感じていました。口頭でも Slack でも、いつでも上司に話しかけやすい / メンバーに相談しやすい環境が整っています。“チーム” ラボという名のとおり、いろいろな人たちが貴賤なく集まっていて、とても居心地がよかったです!☺️
5. インターン参加までの流れ
ここまでの話を通して、チームラボのサマーインターンシップに興味を持った方のために、参加までの流れを説明しておきます。大まかなフローは次のとおりでした。
- 🌐 採用ページ からエントリーする
- 🧑💻 オンラインプログラミングチャレンジ に取り組む
- 📨 上記結果と履歴書をメールで提出する
- 💻 オンライン面接 × 1
- 🎉 インターン内定
上記のフローは、年度によって変更になる可能性があります。詳しくは HP 記載の選考の流れ をご確認ください。
🧑💻 プログラミングチャレンジについて
プログラミングチャレンジ(60 分間)は、他の IT 系企業の採用フローでも課される、いわゆるコーディングテストです。はじめの数問は易しいのでどんどん解き進めていき、だんだんと難しくなるので、なるべく多く正解できるように頑張りましょう!
ただしカンニングなどの不正防止のため、PC 画面録画・顔映像録画が必須なので注意してください。
また、ソースコードの提出は求められず、答えさえ合っていれば次の問題に進める形式なので、なるべく早く正確に解答する能力が求められていると言えます。(例えば、LINE ヤフーのように、長い制限時間・セマンティックな変数 / 関数命名・丁寧なコメントアウトが求められるタイプとは異なります)
私はコーディングテスト対策のために Paiza というサイトで演習をしていましたが、体感として B ランク問題がスムーズに解ければ問題ないと思います!
⌨️コーディングテスト対策についての持論 はこちら…
他のコーディングテストにも言えますが、基本的なアルゴリズムの知識があれば、直前の演習(つまり“慣れ”)が重要なのであって、競技プログラミングの経験が必ずしも要るわけではありません。(もちろん、競プロをやっている人のほうが多少は有利になるとは思います)
また、書きやすい言語 / 書き慣れている言語を選ぶことも重要です。特に制限時間がシビアな場合(そして実行時間がシビアでない場合)、慣れていない C++ で書く必要はありません。特に理由がなければ Python で演習 / 試験を受験するのが最良に思います。(もちろん、他にもっと慣れている言語があれば、それでも良いと思います)
↑↑↑ 持論に過ぎません、賛否両論あるかもです🙇
💻 オンライン面接について
オンライン面接は、カジュアルな雰囲気で行われ、私服で問題ありません。面接官もエンジニアなので、技術的なアピールをどんどんしちゃいましょう!
私は事前に自己紹介スライドを用意していたので、面接官の方に了承を得て 10 分ほどスライドをベースにお話するところから始まりました。スライドがあると聞き手がわかりやすいのはもちろん、話し手としてもカンペがあるので話しやすくなり、オンライン面接ならではの利点だと思っています。
6. 最後に
とても居心地のよい環境で、あっという間の 2 週間でした!😉✨
チームラボの方々、インターンで仲良くしていただいた方々、皆さん本当にありがとうございました!

📸 仲良くなったインターン生同士で最終日に撮った写真になります
-
昼食代として 1 食 1,500 円まで チームラボが負担してくれました!😋 ↩
