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着信認証ASPで2要素認証を実装する

Last updated at Posted at 2022-07-29

『着信認証』について

『着信認証』は株式会社オスティアリーズが提供する電話番号を利用した認証サービスです。
着信認証
詳しくはこちらをご覧ください。
今回は、2021年よりサービスを開始しました、着信認証を手軽に実装出来るサービス『着信認証ASP』について紹介させて頂きます。
また、概要については「大学生が【着信認証ASP】実装をやってみた!」でも動画で紹介されておりますのでご参照ください。

利用開始まで

実装の前段階は下の流れになります。
『着信認証ASP』にアクセスしサインアップ
 ↓
・登録したメールアドレスに送られる管理ツールにアクセス
 ↓
・決済情報の登録の後、管理ツールが利用可能となる
 ↓
・管理ツールにて『着信認証』を導入したいサービス情報の登録
 ※この際にアクセスキーなどの情報が作成されます

『着信認証ASP』を実装してみる

案内に従いサービスを登録すると、
管理ツールの「デベロッパー情報」にコピペ用のテキストと実装のTipsが閲覧できます。
qiita1.png

「デベロッパー情報」の内容に従って、
既に稼働しているサイトの会員登録へ実装を行い、画面遷移を
<現在の画面遷移>
・会員登録
 ↓
・確認画面
 ↓
・完了
<着信認証導入後の画面遷移>
・会員登録
 ↓
・確認画面
 ↓
着信認証画面
 ↓
・完了
のように変えてみます。

Step1. 着信認証を呼び出すJavaScriptのコピー

確認画面のテンプレートの適当な箇所にJSを埋めます。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<title>会員登録確認</title>
<script src="js/jquery-3.6.0.min.js"></script>
<!-- ここにコピペ -->
Step2. 着信認証実行をWEBページへ設定

着信認証ASPの「デベロッパー情報」にはcall_auth_run(着信認証実行関数)の実行方法がいくつか記載されていますが、
取り急ぎ、フォームのSUBMITをボタンに変えてクリックイベントでcall_auth_runを呼び出すようにします。

<form>
    <input type="button" onclick="call_auth_run('{$tel}')" value="登録">
</form>
Step3. CGIからパラメータの編集

会員登録CGI(今回はPHP)にて確認画面の出力の際に、テンプレートに
・着信認証OKの遷移先
・着信認証NG及びキャンセル時の遷移先
・認証したい電話番号
を出力。

index.php
//--------------
// 着信認証の設定
$ok_url = urlencode('https://sample.com/entry/ok.php?sess_id=xxxxxxxxxxxx');	// 着信認証OKの遷移先を出力
$back_url = urlencode('https://sample.com/entry/ng.php?sess_id=xxxxxxxxxxxx');	// 着信認証NG及びキャンセルの遷移先を出力
$smarty->assign('tel', $_REQUEST['tel']);  // 入力画面から送信された電話番号を出力
動かしてみる

上の編集を行ってサイトアクセスしてみます。

動作確認2

のように着信認証が動きました!

Tips

着信認証管理ツールでは、着信時の振る舞いやセキュリティの設定があります。
・着信時の振る舞い

設定項目 内容
待機秒数 着信認証画面に遷移後、電話が着信するまでの待ち時間 30 60 90 120秒から選択可能
着信設定 電話着信時の振る舞い busy :話中音で応答(ユーザに通話料金が発生しない)
voice: テキスト文字の音声読み上げ(任意のメッセージを設定)
を選択可能
着信認証の利用エリア設定 利用場所による電話番号表記の設定 海外向けを選択すると「+81XXXX」形式になります
認証対象外電話番号帯の設定 着信番号のフィルタ 固定電話番号を排除
携帯電話番号を排除
050電話番号を排除
海外電話番号を排除
が必要に応じて選択可能です。

・セキュリティ関連の設定

設定項目 内容
アクセス許可ホスト名 着信認証画面が許可するアクセス元ホスト名 サービスを提供するホスト名
(ワイルドカード使用可能)
検証用キー 着信認証ASPからの遷移であることを検証するためのキー情報。
着信認証成功時の遷移先にPOSTで値を送信
管理ツールに表示
認証対象外電話番号帯の設定 着信番号のフィルタ 固定電話番号を排除
携帯電話番号を排除
050電話番号を排除
海外電話番号を排除
が必要に応じて選択可能です。

最後に

昨今、認証の2要素化について各種ガイドラインで推奨又は必須化の流れが多く、予算とリソースに悩むところが多いかと思います。
現行仕様をあまり弄る事なく2要素化が可能なサービスとして『着信認証ASP』が導入されるケースが増えております。

★着信認証とは
株式会社オスティアリーズが提供する電話番号を利用した認証サービスです。
着信認証
『着信認証』についてのお問合わせはこちら

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