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この記事でやってみたこと

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こんな状況におすすめ

  1. インプットがSpreadSheet、アウトプット(閲覧、分析など)もSpreadSheet
  2. SpreadSheetでのデータ加工の限界にぶち当たっている(10,000行超えると関数の挙動が遅くなったりします)
  3. SpreadSheetだと実現できない、複雑すぎるけどSQLだとサクッと加工できる

手順

SpreadSheetの設定

まずはSpreadSheetにデータを用意します。
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BigQueryへのインポート設定

BigQueryのコンソールを表示して、追加ボタンを押します。
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データソースを選択する画面が出てくるので、「Google ドライブ」を選択します。

テーブルを選択するためのコンソールが出てくるので、必要な情報を埋めます。
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ソース

  • ドライブのURLを選択:SpreadSheetのURLをそのまま貼り付けます
  • ファイル形式:Googleスプレッドシートを選択
  • シート範囲:データとして取り込む範囲を、「シート名!範囲」の形式で記載します。SpreadSheetのセル参照方法と同じです

データセット

  • データセット:送信先のデータセットを記載します
  • テーブル:送信先のテーブル名です
  • テーブルタイプ:外部テーブル以外選択できません

スキーマ

スキーマは、自動検出と自分で作成する2通りがあります。

自動検出

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データのヘッダ行をそのままカラム名として取り込んでくれます。
ポイントとしては、詳細オプションの「スキップするヘッダー行」にヘッダ行数(ここでは1)をいれることで、ヘッダを読み取ってくれます。

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自動検出で作成したテーブルがこちら。
SpreadSheetのヘッダ行をちゃんと絡むとして読み取ってくれています。
また、データ種類についても、INTEGERとSTRINGを判別してくれています。

手動生成

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GUIでポチポチしてスキーマの生成ができます。

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また、カラム数が多いデータを試行錯誤しながら作成する場合は、何度もGUIをポチポチするのは大変なので、「テキストとして編集」を選択するとテキストモードに切り替わります。
最初にGUIでポチポチしたものをテキストモードに切り替えてコピーして退避すると次回以降の生成の時に楽です。

設定作成

準備ができたところでいよいよテーブルの作成をしてみましょう。

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「テーブルを作成」ボタンをポチッと。

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無事作成されたようです。

中身を見てみましょう。

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できてるっぽい。
通常のテーブルであればプレビューをすることができますが、SpreadSheetから作成したテーブルはプレビューができないようです。

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外部データという扱いになっています。

クエリでSelectしてみると中身が見れます。
image.png

テーブルの作成は無事成功したようです。

リンクしている!

BigQuery上のテーブルは外部のソース(SpreadSheet)にリンクをしているイメージです。
SpreadSheetを変更するとリアルタイムでテーブルへも反映されます。
データの変更時にいちいちインポートしなおさなくていいのでとても楽です。

一方でSelectをする度にSpreadSheet全体を読みに行くので少し遅いです。

用途としては変更頻度が高く、Selectの速度が多少遅くてもいいような場合には有効だと思います。

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