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50過ぎのオッサンが、AWS認定セキュリティ - 専門知識(SCS)に合格した日記

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はじめに

2020年3月にソリューションアーキテクト - プロフェッショナル(SAP)に合格した。AWSの勉強は継続しようと思っていたが、(業務でバリバリ使っているわけではなく、)漠然とやっていても続かないので、今回も試験を目標とすることにした。AWS認定試験の専門知識の中から「セキュリティ」を選んだ。クラウドになってセキュリティは最も重要テーマであるということ(建前)と、Web上の合格体験記などを見ていると専門知識の中では比較的取りやすいというようなことも書いてあったため(本音)である。やはり試験を受けるからには受かりたいのである。今回は、コロナの影響で試験会場が閉鎖されてしまい、一時期試験が受けれないとか、在宅勤務になったことで勉強する環境ががらっと変わったりいろいろあったが、今回も1回目の受験で無事合格することができた。もちろん今回もガッツリ勉強したことで勝ち取った合格である。

使用した教材

日記

2020年3月某日 - 勉強スタート!

まず情報を集める

Amazonで「AWS認定セキュリティ - 専門知識」の日本語のテキストや問題集を探したが、見つけられなかった(※)。なので、今回もKindleの英語版のテキストと問題集を探した。そこで、見つけたものは"使用した教材"に書いている。その中でも「Zean Vora本」が素晴らしい。この本は、SCS試験の5つのドメイン毎に章が作られ、各章は、スナップショットをたくさん使って操作例を含めて説明していて、とても理解しやすい。また、章末にはその理解を確認する問題も用意されている。問題数は多くないが、今回はこの本を中心に進めることにした。ちなみに、著者のZean Voraは、Udemyで、AWS Certified Security Specialty 2020の作成者である。もちろん、「Zean Vora本」をやりつつ問題集もガッツリやる。
(※)今は、要点整理から攻略する『AWS認定 セキュリティ - 専門知識』(Compass Booksシリーズ) 2020/7/9発行、という教科書的な本がある。

勉強法

今回は、「Zean Vora本」という教科書的なテキストを使うので、勉強法として3本線ノート術を使うことにした。ちなみにここで使った3本線ノート術とは、以下のようなやり方である。ノートは見開きで使う。左ページにはテキストの内容をまとめる。右ページは、縦に半分にわけ、右ページの左側には、大切なポイントをまとめ、右ページの右側には暗記することを記述する。こうすることで、右側のページをみれば、必要なところを効率よく復習できるわけである。単語カードを使うのは前回うまくいったので継続する。3本線ノート術の右ページに書いた内容を問題形式にして単語カードに書いて覚えることにした。単語カードは常に持ち歩き、折に触れ、それを見るようにしている。この方がノートを見返すより目にする回数が多くなるので、自分には覚えやすい。ちなみにスマホの単語カードアプリも使ったことがあるが、やはりペンで紙に書く方が覚えられる気がする。これはオッサンが昭和生まれだからかもしれないが。

勉強スタート

「Zean Vora本」を読み、内容を3本線ノート術のノートにまとめていった。「Zean Vora本」は、各章の章末に6~18個の問題がある。第一弾「50過ぎのオッサンが、5ヶ月間勉強しまくってAWS CLF,SAA,SAPに合格するまでの日記」にも書いたが、私は石橋を叩いて渡る性格なので、これくらいの問題数では全く安心できない。SCSの問題として見つけたのが、"使用した教材"に書いた「サンプル問題」「Exam Readiness」「IP Specialist本」「skillcert pro本」である。なので、これをやった。本は違っても同じような問題がいくつかあり、なんとなくSCSの問題の傾向が見えてきた(気がする)。もちろん間違えた問題は、一旦ノートにまとめておき、そのノートから単語カードに転記し、それを何度も見直すことを行った。

2020年5月某日 - 模擬試験を受験

そこそこ自信もついてきたので、SCSの模擬試験を受けてみるとことにした。SCSの模擬試験は4000円(税別)だが、AWS CLF、SAA、SAPと受かっており、それの特典としてそれぞれ模擬試験の無料受講券があり、まだ使っていなかったので、これを使って模擬試験を受けることにした。結果は80%。合格ラインは750点/1000点なので、ちょっとヤバい。模擬試験では、それぞれの問いに対して自分の回答があっていたかどうかはわからない。ただし、ドメイン毎の正答率は教えてもらえるので、ドメイン単位で自分の弱点がわかる。「Zean Vora本」は、ドメイン毎の章構成なので、弱点の部分のノートを中心に見直した。手持ちの問題集はほぼ覚えたので、Black Beltで最終確認することにした。SAPの勉強をしていた時に、pdfをiPadに入れていたので、それを読んだ。Black Beltは、KMS、IAMなどSCSに関連する部分を中心に復習した。

2020年5月某日 - 試験が受けれない

そうこうしているうちに緊急事態宣言が発令され、試験が受けられなくなった。試験が受けられなくなったことで、SCSの勉強も何をすればよいかもわからなくなり、なんとなく一旦止めてしまった。

2020年7月某日 - 再始動

Qiitaを日々眺めていると、AWS認定セキュリティ専門知識(SCS)を、1年の空白期間を経て取得したやったことまとめを見つけた。とても参考になり、また試験を受けようという気分になってきた。そこで、まず、8月某日に受験、その1週間前に模擬試験を受験することに決め、Qiitaのサイトを参考に2週間で総仕上げすることにした。ここでのやったのは、Qiitaのサイトに書かれていたBlack Beltの再見直しと、ホワイトペーパーを読むことである。最初の1週間でそれを実施し、2回目の模擬試験で腕試しをし、その結果をもとに今回メインで使っている「Zean Vora本」を見直すことにした。

2020年7月某日 - 模擬試験2回目

7月某日に2回目の模擬試験を受けた。前の試験に合格したときの特典が残っていたので、それを活用した。結果は95%だった。大分、自信がついてきた。この頃、「AWS Web問題集」にSCSが追加されたので、これもやった。

2020年8月某日 - SCS受験し、合格

試験前は、単語カード、ノートの見返しの中心に行った。2020年8月初旬にSCSを受けた。終了時は、たぶん合格しているだろうというくらいだった。試験がおわって「合格」の二文字を見たときはホッとした。後日スコアを確認すると831だった。SAAのスコア 867よりは低く、SAPのスコア 797よりは高い。自分の実力値のような気がする。ちなみに試験は朝一に受けることにしている。朝一だと人も少ないし、元気があるところで受けられるからである。50過ぎのオッサンは午後になるとだんだん疲れてくるのである。

どれだけ勉強したのか

期間は、3月下旬から5月上旬と、7月中旬~8月上旬にかけての2週間なので、全部で1.5か月くらい。ユニークな問題数は約600問。今回は、問題集よりは、「Zean Vora本」とBlack Beltを中心に勉強した。

参照したBlack Belt一覧

API Gateway、Lambda、S3/S3 Glacier、Cognito、EC2、SES、SNS、VPC、VPC Advanced、Directory Service、Kinesis、Certificate Manager、Athena、Macie、IAM、Organizations、CloudWatch、WAF、Shield、GuardDuty、CloudFront、Inspector、System Manager、CloudTrail & Config、Trusted Advisor、CloudHSM、KMS

参照したホワイトぺーバー一覧

AWS KMSのベストプラクティス

おわりに

オッサンが試験勉強だけでAWS SCSに合格できたという体験記はこれで終わりである。SCS試験の準備をしたことでセキュリティ観点の知識は(実践力は別として)かなり深まったと思う。AWS CLF、SAA、SAPに加え、今回のSCSで4つのAWSの資格を取得したことになる。ここまでくると、今の知識を生かしつつ、取得する資格も増やしていこうかなとか考えたりもしている。現在、ずっと在宅勤務になっており、そこでの生活リズムもできてきて、試験勉強もうまく入れ込めるようになってきた。ちなみに今回勉強した場所は、ほぼ10割自宅である。当然、在宅勤務をしつつ勉強することになるが、たまに昼食を作るとかちゃんとやっていれば家で勉強してても怒られないのである。

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