【タイムスタンプ付き】JAWS-UG千葉支部 x 彩の国埼玉支部 LTバトル形式勉強会 【51歳ぼっち】前編

だんだんだんだだんだんだーん だんだだ埼玉♪

7/9にJAWS-UGの千葉支部 x 彩の国埼玉支部 LTバトル形式勉強会が開催されました。51歳ぼっちのおじさんが初参加でJAWS-UGを見てきたぞ。

自己紹介

群馬生まれ、埼玉在住のおじクラ＠51歳（レベル2）です。
名前の由来は「おじさんがクラウドを構築してるからおじクラ」。

本記事は全2回に分割して記載します（今回は前半のLT3本についてのレポートです）

タイムテーブル（時刻をクリックすると該当のLTがすぐに見れます）

00:00　 OPトーク
13:00　 「マルチアカウント環境に触れて得た私の知見」
23:15　 「ムダ遣い卒業！FinOpsで始めるAWSコスト最適化の第一歩」
35:36　 「Amplify Gen2 で OpenSearch を併用したファセット検索の実現」
47:10　 「ETLに憧れて無理やりAWS Glueでデータ処理した話」
1:06:01 「mysqlコマンドを実行したいだけなのに〜AWS Step Functionsと歩んだ脱Jenkinsへの道〜」
1:27:10 「ベスプラに憧れてIAMユーザーを集約した話 -Identity Center × Jump アカウント × CDK で実現するマルチアカウントのアクセス管理-」　
1:47:30　クロージング

先鋒LT (200 or 300レベル)「マルチアカウント環境に触れて得た私の知見」

• 登壇者: 千葉支部
• 概要: 初学者がAWSマルチアカウント環境に触れる中で、シングルアカウントとの違いや設計・運用の重要性を学んだ経験談。マルチアカウントは目的ではなく手段であること、セキュリティ・ガバナンス・コスト管理の観点から導入する意義、組織管理アカウントの扱いやアカウント上限数といった現実的な注意点など、実務に即した知見が共有された
• 印象に残ったポイント
  • 「マルチアカウント数のデフォルト上限が10」という点は、思わず膝を打った。Control Tower利用時のオAudit/Log archive分も含まれるという点は特に見落としがち
  • マルチアカウントを設計するのは手段であり目的ではない」という主張は非常に重要。AWSの技術スタックの導入がゴールになってしまいがちな現場に対して、「価値提供が最終目的である」ことを改めて思い出させてくれる登壇だった

先鋒LT (200 or 300レベル)　「ムダ遣い卒業！FinOpsで始めるAWSコスト最適化の第一歩」

• 登壇者: 彩の国埼玉支部
• 概要: 登壇者は、AWSコストの「見える化」から「最適化」への流れをFinOpsの実践プロセスに基づいて紹介。特にタグ付け、コスト配賦、利用実績の可視化といった具体的なアプローチを取り上げ、初学者や非エンジニアでも理解しやすい構成で解説された。経営の観点からのコスト意識づけも織り交ぜたことで、技術とビジネスの橋渡しが意識された内容となっていた
• 資料: https://speakerdeck.com/sh_fk2/jaws-ugqian-xie-zhi-bu-x-cai-noguo-qi-yu-zhi-bu-mudaqian-izu-ye-finopsdeshi-meruawskosutozui-shi-hua-nodi-bu
• 印象に残ったポイント
  • 冒頭のビルダーズカードのひっかけ問題は正直ずるいｗ
    完全に意表を突かれたが、場を和ませつつ本題にスムーズに入る導線として優秀だった。講演導入のモデルケースとしても参考になる
  • 渋沢栄一って大河ドラマでは単なる女たらしだと思っていたけど、割といいことを言っていたんだなｗ
    「道徳なき経済は犯罪であり～」という名言を引用し、FinOpsにおける倫理的なクラウド運用の重要性を示唆。FinOpsが単なる節約術ではないと感じさせられた
  • コストを可視化させることで関係者に注意喚起するのは非常に重要
    スライドで示された「コストのオーナーシップ不在」や「現場と管理部門の温度差」の課題は、まさに自分も見てきた現場のリアル。Cost Explorerやタグ設計の運用定着は、一見地味だが最も効果的な施策の一つ。

中堅LT (200 or 300レベル)「Amplify Gen2でOpenSearchを併用したファセット検索の実現」

• 登壇者: 千葉支部
• 概要: 本LTでは、千葉県産落花生の紹介サイトを題材に、Amplify Gen2とOpenSearchを用いたファセット検索の構築事例が紹介された。Amplifyでの構成の限界や、DynamoDBによる検索機能の制約を踏まえ、OpenSearchの併用によって中間一致や後方一致などの柔軟な検索を実現する工夫が語られた。特にGen1からGen2への変更で設定の自由度が上がった一方、実装難易度も上昇した点が注目された。
• 印象に残ったポイント
  • Amplify Gen2は名前だけ聞いたことがある程度で、正直、LT中に「えーっと…これは何だ？」と頭の中で検索エンジンを回しまくってましたｗ
  • ただ、「抽象化は作業を省略してくれるが、学ぶ時間を省略するわけではない」という言葉は刺さりました。まさに“おじクラ”としても、技術を使うなら背景を理解せずにはいられないという気持ちに共感。構成図や、OpenSearchとの接続パターンも紹介されていて、今後Amplifyに触れる際の参考になるLTでした。勉強しますｗ

後半へ続く（CV:キートン山田）