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Photoshopを持っていない、さわれもしないわたしが、PSDのチラシをClaude Codeで直したら思ったよりうまくいった

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地域のウェブメディア「船場経済新聞」の紙のチラシの修正タスクが発生しました。
裏面は人気記事8本を並べたもので、記事を入れ替えるたびに直しが入ります。

articles_before_after.png

元データはPhotoshopのPSDファイルです。
わたしはPhotoshopを使えません。
どうしよう……とおもって、Claude Codeに相談してみました。
思っていたより、できたので、記録しておきます。

最初の相談は「CanvaとFigma、どっちが管理しやすい?」

最初はツール選びの相談でした。
「PSDはさわれない。CanvaかFigmaか、なにが管理しやすいか」と聞いただけです。

Claudeはまず、手元のフォルダの中身を見に行きました。
そして、こう返してきました。

「いまのPSDは『背景レイヤーへ統合』済みで、レイヤーが0枚です。1枚の画像なので、Photoshopを使える人でも差し替えはできません」

統合前のデータを渡したら、方針が変わった

探してみたら、統合前のPSDが見つかりました。
渡すと、Claudeは中身を読んで、構造を教えてくれました。

  • 記事は8つのグループに分かれていて、どれも同じ構成(写真、QRコード、見出し、要約、掲載日)
  • カテゴリのアイコンは3種類
  • フォント名、文字サイズ、文字色(CMYKの値)
  • 解像度は350dpi、色はCMYK

ここまで整っているなら、手で直すより「表から自動で作る」ほうがいい、という提案に変わりました。
わたしが記事の一覧を表で管理していたことも、決め手になりました。

依頼したことと、できたこと

依頼 できたこと
PSDと入稿用PDFを自動で作って 記事の表と写真8枚から、記事ごとにレイヤー分けしたPSDと、印刷所に出すPDFを作った
新しいカテゴリのアイコンを作って 既存アイコンの文字を切り貼りして、同じ書体の新アイコンを作った
フォントがなければ似たもので フリーの丸ゴシック(M PLUS Rounded 1c)で代用した
これってスキルにできる? 次回から「チラシを作って」と頼むだけで同じ手順が動くよう、Claudeのスキルにした
サイズがおかしいかも? 印刷所の警告画面を見せたら、塗り足し3mmぶんの差で正常だと説明してくれた
表面の入稿データも 統合前PSDからCMYKのままPDFにした。QRコード3つの行き先も確かめた
塗り足しってどうなってる? 断裁線と安全範囲の線を重ねた画像で、表裏とも問題ないことを見せてくれた
折り目に違和感がある 左右が逆で右綴じになっていると気づき、表面の左右を入れ替えた

記事面は、8本のうち5本を2026年の記事に差し替えました。

![記事面のビフォーアフター](ここに articles_before_after.png をアップロード)

頼んでいないのに見つけてくれたこと

いちばん助かったのは、ここでした。

作る前に、表にある8本の記事ページを1本ずつ開いて、見出しと掲載日を照合してくれました。
すると、3か所ずれていました。

  • 桜の記事のつもりのURLが、4年前のバラの記事だった
  • 掲載日が1日ずれていた
  • 2026年の記事の日付が、2023年になっていた

表をそのまま信じずに、元の記事で確かめる。
気が利きますね。

生成したQRコードも、8つとも画像から読み取り直して、正しいURLにつながるか確かめてくれました。

折り目の違和感は、言葉にできていなかった

プリントパックの3Dの仕上がりのイメージをみて
「なんか折り目に違和感がある」としか言えませんでした。

その画面の動画を撮って相談したら
「横書きの冊子は左綴じが自然です。いまは青い表紙が左半分にあるので、右綴じになっています」

before_fold.png

after_fold.png

表面の左右を入れ替えるとき、塗り足しを作り直し、黄色のストライプの柄が継ぎ目でずれないように位置を合わせるところまで、やってくれていました。

PSDがいじれるのはなぜか

Photoshopを持っていないのに、なぜPSDが読めて、しかも作れるのか。
ふしぎだったので、聞いてみました。

PSDは、Adobeが仕様を公開しているファイル形式です。
中身は決まった並びのデータなので、Photoshopでなくても読み書きできます。
今回はPythonの「psd-tools」というライブラリが使われていました。

from psd_tools import PSDImage

psd = PSDImage.open("チラシ裏面.psd")
for layer in psd.descendants():
    print(layer.kind, layer.name)   # グループ、文字、スマートオブジェクトなど

これで、レイヤーの名前や位置、文字の中身、フォント名、色の値まで取り出せます。
新しいレイヤーを足して保存することもできます。

ただ、できないこともあります。
Photoshopで打ち直せる「文字レイヤー」は作れません。文字は画像として入ります。
なので、文字を直したいときは、PSDを開くのではなく、表を直して作り直す運用にしました。

おわり

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