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Heroku Add-onで追加したSendGridのアカウントがBanされた

Last updated at Posted at 2020-07-20

メール送信サービスのSendGridですが、HerokuのAdd-onとして追加することもできます。
後者の場合は追加すると環境変数にログインIDとパスワードが設定されます。

通常はこれですぐに利用できるので便利です。
しかし一度Add-onを外してしまって再度付け直そうとしたときに、SendGridのアカウントがBanされて追加できなくなったことがあったのでその時の対応記録です。

現象

  1. SendGridのAdd-onを追加
  2. 開発中はやっぱりMailtrapを使おうと思い、SendGridは削除(環境変数も)

〜後日〜

SendGridに戻そうと思って再度Add-onを追加しようとしてもできない。

SendGridのアカウントがBanされているとのこと:frowning2:

$heroku addons:create sendgrid:starter -a <app-name>
Creating sendgrid:starter on ⬢ <app-name>... !
 ▸    An error was encountered when contacting the add-on partner to create sendgrid:starter: Error Provisioning User - User status - banned

調査した結果

A banned account is not allowed back on SendGrid in the future.

We don't make a habit of letting banned accounts back on, but if you would like to discuss it, please respond to the email you received regarding the ban. Support cannot assist in reactivation of banned accounts.

Banされたらもう復元不可?

Heroku経由でないアカウントの場合はBanされたときにメールが飛ぶらしいので、文句あるならそれに返信しろ。
サポートではアカウントの復活はできない。

ふーん:innocent:

解決策

Heroku経由ではなく、普通にSendGridのアカウントを作る。
New Account | SendGrid

一瞬、HerokuのDyno立て直すしかないんか:tired_face:
と思いましたが、そうしなくてもこれでいいやんとなりました。

一応サポートの“ログインアカウントを忘れた場合”というテンプレ問い合わせを送ってもみましたが、レスポンスは期待できません。
(1週間ぐらい経っても音沙汰なしでした)

注意点

送信元メールアドレスをVerifyしてないとエラーが出てメール送信できない。

The from address does not match a verified Sender Identity. Mail cannot be sent until this error  (truncated...)

Single Sender Verification

2023/05/17追記

2022年9月にもまた同様の事象に遭遇しました。
結論としてはBanされたアカウントを復旧してもらうことができ、Heroku Add-onとして使い続けることができました👏

方法

再度情報を集めてみると こちらの投稿 を見つけたので、サポートに問い合わせてみることにしました。
前回は "ログインアカウントを忘れた" という文脈でしたが今回は「ログインに関するその他のトラブル」から問い合わせてみました。

SendGridサポート
Search For Solutions. Get Support. 2023-05-17 17-49-33.png

内容としては

  • HerokuのAdd-onとして利用していて
  • 一度もログインしていないがBanされている(今回はこういう状況でした🌚)
  • なぜこんなことに・・?アカウントを復旧してもらうことはできますか??
  • (無料プランだから標的になりやすかったのかと思って)現状Freeプランだけどこれは本番環境なので将来的には有料プランにするつもりです
  • ユーザー名(Heroku Add-onの場合 app000000@heroku.com というフォーマットで自動的に割り当てられているはず)

みたいな感じでしたためました。

結果

翌日には担当者から返信があり(前回とは違って早かったのでびっくり)、「どういう事業者か」「アカウント所有者である証明」「どういう内容のメールを送信するか」といった質問に答えてと言われました。

以下のような内容で回答しました。

  • 自社の(受託の場合はクライアントの)ホームページURLや事業内容の説明
  • 私のプロフィール(LinkedInのリンク貼った)
  • 送る予定のメールがどんな性質のものか
  • メール内容のサンプル

そしてまた翌日、「ご迷惑かけてすみませんでした。あなたのアカウントはreactivateされました!」というメッセージが来て無事にアカウントは復旧されました🎉

まとめ

サポートへの問い合わせはすべて英語での対応になります。
1,2営業日以内には必ず返信がある感じだったので、以前のイメージは払拭されました。

そもそもなぜこのようにBanされてしまうのかは疑問が残りますが・・
もし同じ状況になった場合はサポートに問い合わせてみるのが良さそうです。

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