LoginSignup
179
209

More than 5 years have passed since last update.

セキュリティエンジニア向けマテリアル

Last updated at Posted at 2015-02-08

脆弱性・脅威情報収集用の巡回サイト一覧やユーザ・偉い人向けの説明資料,また,手帳に挿んでいると便利なドキュメント類をご紹介します.
実際の調査対応に使うツールについては,こちら(Windows編)こちら(Linux編)をご参照ください.

渦中のサイトや怪しい情報源に訪問するときは,TORブラウザなどを使うことをお勧めします.
(適宜更新中)


脆弱性・脅威情報収集

piyolog http://d.hatena.ne.jp/Kango/
ホットなセキュリティインシデントのまとめサイト.タイムリー.
運営しているPiyokango氏のTwitterもフォローしておくとさらに良い.

JVN http://jvndb.jvn.jp/ (2015/2/18までメンテとのこと)
公的に届出される脆弱性情報がまとめられるサイト.米NVDと情報公開時期の同期がとられているため,公的なものとしてJVNだけ見ておけば良い.
このサイトの情報を仕事に利用する場合,情報量が多いため,取捨選択のルールを事前に合意形成しておくことが望ましい.(本質的ではありませんが,セキュリティエンジニアは常に免責について考えておきましょう.)

Izumino.jp セキュリティトレンド http://izumino.jp/Security/trend.html
セキュリティに関するニュース・ブログ等の投稿をまとめたキュレーション.
個々のサイトを見に行かなくてもよいので便利.

secunia http://secunia.com/community/advisories/historic/
脆弱性情報を取り扱うコミュニティサイト.JVNの補完として.

ExploitDB http://www.exploit-db.com/
攻撃コードの有無を調べるためのサイトの一つ.
脆弱性があっても,攻撃コードが普及していなければリスクにはならない.
とはいえ,ここに公開されていないからといって,攻撃がないわけではないので注意.

KasperskyLab http://www.kaspersky.com/news
最近過激なレポートが多いので,話題に取り上げられがち.
日本語訳されないものが多いので,頑張って英語で読むしかない.

調査用サービス

VirusTotal https://www.virustotal.com/
ファイルやハッシュ値をアップロードすると,主要なマルウェア対策ソフトでスキャンしてくれる.
検索された情報はオープンになるため,攻撃者も見ている.利用には注意が必要.
Googleが運用.

URLVoid http://www.urlvoid.com/
URLが安全かどうかチェックするサイト.
これが安全という答えを返したからといって,安全なわけではない.参考として使う.

AbuseIP http://www.abuseipdb.com/
IPアドレスのネガティブ情報を調べるためのサービス.
誰でも情報登録できるため,信ぴょう性は怪しい.

IBM XForce https://exchange.xforce.ibmcloud.com/
IBM社が提供するインテリジェンスサービス。IPアドレスやURLの安全性などの確認が可能。

Spamhaus https://www.spamhaus.org/
同上.URLについては,PhishTankもおすすめ.

DomainTools http://whois.domaintools.com/
Whois.加えて,変更履歴調査などもできる優れもの.
有償版の購入についても検討の余地◎

Maltego https://www.paterva.com/web6/products/maltego.php
端末にインストールして使うタイプのストーキングツール.
FQDNから利用技術の推定や,類似悪性サイトの検索などに有益.

ipinfo https://ipinfo.io/
不審なIPアドレスを調査するときに利用。どの地域で利用されているかや、誰に割り当てされているかわかる

ハンドブック

SANS cheat sheet http://digital-forensics.sans.org/community/cheat-sheets
TCP/IP HeaderやASCIIコード,コマンド集などなど,A4紙両面に収まるサイズにまとめられた資料.何種類かあるので,気に入ったものを手帳に挟んでおくと便利.
咄嗟のパケット解析やバイナリ解析には,これがないと手が動かない.

読み物

honeynet http://honeynet.org/
ハニーネット運用者のレポート.最近は攻撃者もハニーネットを運用しているらしい.

産総研:セキュアシステム研究部門 http://www.risec.aist.go.jp/index-ja.html
認証や暗号化の仕組みなど,非常に分かりやすく解説されています.(ただし,技術者向け)
無線LANの暗号化のテクニカルレポートは一度読んでおいた方が良い.

その他

日経新聞 http://www.nikkei.com/
ここに載ると偉い人向けの説明が必要になると考えた方がよい・・・.
それなりの立場の方は,電子版を契約して,セキュリティ関連キーワードを複数セットしておくと良い.自動的に必要な記事を教えてくれる.

digitalattackmap http://www.digitalattackmap.com/
DDoS可視化ツール.ArborNetworkのDDoS緩和装置(シェア第2位)のログを集めて,
Googleが可視化してくれているサービス.
これが直接役に立つことはないけれども,表示していると,何となくかっこよい.

NorseAttackMap http://map.norsecorp.com/
攻撃可視化ツール.何となくカッコ良いシリーズ.

Internet Storm Center https://isc.sans.edu/
世界中のSIEM運用者の情報交換サイト.私は使っていません.

Antionline http://www.antionline.com/
ハッキング情報の交換サイト.普段は見ません.

企業情報収集
会社が実在するかなど,調査するときのサイト.
米国だとEdgarSearchを使い,日本だと東証を使う.
ソーシャルエンジニアリングはここを使うことが多い.

Web魚拓 https://archive.org/web/web.php
過去のWebサイトを保存してある.もみ消しはできないので,かくさず素直に謝りましょう.

Internet Scanner https://zmap.io/
Internet版のnmap.研究用.統計情報をとるときに有益.

検索キーワード
GoogleNewsやBaiduNewsなど,検索サイトのニュースを集めてくるときに便利なキーワード.

  • 所属社名,グループ名,提供サービス名,業界名,略称など
  • サイバー攻撃,ハッカー,不正アクセス,情報漏洩,不正送金,内部不正,セキュリティ,改ざん,盗聴,なりすまし,暗号,脆弱、フィッシング
  • システム障害,システムトラブル,システム故障,サービス不能,サービス停止,システム停止,システムエラー,システム異常,異常停止
  • 黑客(ハッカー),攻击(攻撃),攻打(攻撃),殴打(攻撃)
  • Cyber attack, Hack, Data breach, Data leak, Fraud, Internal job, Cyber security, Information security, Spoof, Sniffing, Phishing, Vulnerability, Cyber threat, DDoS, Anonymous
179
209
3

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
179
209