Androidアプリの開発中、Realmに書き込んだデータを確認しようとしたのですが、
色々あってどれを使うかめちゃくちゃ迷ったので、調べたことをまとめておきます。
(間違いなどあればご指摘お願いします)
Realm Studio
概要
- Realmが公式に提供している開発者ツール
- 公式サイト: https://realm.io/products/realm-studio/
-
Realm Database
とRealm Platform
を簡単に操作することができる - 2017年10月頃にリリースされた
- Mac, Windows, Linuxに対応している
使い方
adbコマンドを使って.realm
ファイルを取り出し、アプリケーション上で開いてデータを確認する。
所感
Realmが2017年以降力を入れて開発しているサービスっぽい。
できることの幅も広く、Realm Browserの昇華版と言えそう。
Realm Browser
概要
- Realmが公式に提供している開発者ツール
- Mac App Store: https://apps.apple.com/app/realm-browser/id1007457278
-
.realm
データベースを閲覧、編集することができる - Mac専用
使い方
adbコマンドを使って.realm
ファイルを取り出し、アプリケーション上で開いてデータを確認する。
所感
2017年でアップデートが終わっているので、今後もうメンテされることはなさそう?
今から使うのならRealm Studioを選びたい気がする。
stetho-realm
概要
- Stethoは、Chrome Developer Toolsを利用して、Chromeからデバッグを行うことができるAndroidのデバッグブリッジ
- Stethoの公式サイト: http://facebook.github.io/stetho/
- Facebookが作っている
- stetho-realmは、StethoをRealmに対応したライブラリ
- GitHub: https://github.com/uPhyca/stetho-realm
- 2017年を最後に更新されていないが、その後もコミュニティによって対応がされているらしい
- 個人が作っている
使い方
build.gradleに依存関係を追加し、Application内で初期化、
アプリを起動後、Chrome上でデータを確認する。
所感
個人的には一番簡単で、使いやすいと感じた(新たにアプリケーションをインストールしたり、adbコマンドを叩いたりする必要がないため)。
一点注意点としては、Realm3.7.1以上のバージョンはサポートされておらず、Realmの最新版を使ったりするとアプリがクラッシュするので、下記記事を参考にコミュニティが対応しているリポジトリを使う必要がある。
https://blog.local-c.com/archives/2496
https://stackoverflow.com/a/51381971/11934352
realm-browser
概要
- Androidデバイス上でデータベースを閲覧するライブラリ
- GitHub: https://github.com/dmytrodanylyk/realm-browser
- 2015年で正式にサポートが打ち切られている
- 個人が作っている
使い方
build.gradleに依存関係を追加し、初期化、
閲覧用のActivityを呼び出して、デバイス上でデータを確認する。
所感
デバイス上で見れるのは楽そうでいいなと思うが、参考になる記事も少ないので、ハマったときにつらそう。
結論
- さくっと確認するなら stetho-realm が一番使いやすいと感じた(→結果これを使った)
- これからRealm公式ツールを使うなら、Realmが推している Realm Studio を使いたい