#はじめに
この記事は「Oracle Cloud Infrastructure(その3) Advent Calendar 2020」の12月23日の記事として投稿です。
さて、今日は3日目。今日から読む人たちのために、改めて、記載すると「今あるaws上のブログで使っているインスタンス2つをOCIへ移行させよう!そして、その先に待っているランニングコスト軽減を得るために!!」が目的になります。
昨日は Oracle Cloud のアカウント(参考:オレのブログを安く運用したい。(aws から Oracle Cloud へ移行(その2)))を作りましたので、今日は AWS から OCI への移行手段を考えてみようと思います。
#移行元(aws)と移行先(OCI)の整理
早速、移行方法を考えてみようと思います。今回、移行するために必要なことでザックリ思いつくところは、こんなところ。
- ■移行元と移行先の接続
- データ移行するための経路
- ■移行元の何を移行させるのか。移行先のどこへ持って行くのか。
- AWSで用意されているサービスでOCIに存在しないものの取り扱い
##移行元と移行先の接続
移行元と移行先でデータのやりとり(移行)するために、直接、AWSとOCIの接続。または、一旦、自PCを返して送り込む方法の2つの方法が考えられます。
今回はデータ量も少ないので、一旦、自PCへデータを吸い上げて送り込んでもいいかな?と思います。ただ用意したばかりのOCIには、お試し33,000円分のクレジットがもらえるので、コレを使っても良さそうですね。この2つの手段は、いずれの方法を採用してもOCI側の課金には響かなそうです。
##移行元の何を移行させるのか。移行先のどこへ持って行くのか。
移行元で使っているサービスは、1日目で記載したとおり。
t2.micro x1 :ブログと各種バッチ実行
Lightsail x1 :ブログ
S3 :ブログ用の画像管理
もう少し細かく整理するとこんな感じ
- t2.micro
- WordPressを構築
- WebServer : Apatch
- DB : MySQL
- WordPressを構築
- Lightsail
- WordPress
- S3
- バケット2つ
これらをOCIのどのサービスに入れるか。というのを検討します。
今回の目的は如何にランニングコストを抑えられるか。という点なので、まずは無償範囲で対応できるものを選択したいと思います。
こちらで考えると答えは単純で、AWS上で稼働している(t2.micro と Lightsail(*)) は、OCI(VM.Standard.E2.1.Micro)へ。
※OCI には Lightsail のようなものはないので、Compute 上に用意することにします。
DB は MySQL を使っているので、OCI だとフルマネージド・サービスの Oracle MySQL Database Service がありますが、今回は「オレのブログを安く運用したい」が目的なので見合わせます。(フルマネージドサービスの MySQL は興味ありますけど)ということで、今回は Compute にそのまま MySQL を立てます。
あとは S3 ですが、こちらは OCI だと Object Storage が同サービスで提供しているので、一択。
###まとめると移行元から移行先は、こちらを予定
・t2.micro → VM.Standard.E2.1.Micro(無料枠)
・Lightsail → VM.Standard.E2.1.Micro(無料枠)
・S3 → Object Storage(10GB以下(無料枠))
素敵すぎる。すべて無料枠に乗せ換えられそう?「無料枠」が輝いて見えます
#今回のAWSからOCIへ移行するまでの予定ステップ
- OCI上でAWS同様の構成を用意する
- AWS と OCI を接続する(データ移行の経路を確保する)
- AWS上で稼働しているインスタンスのデータ抽出
- AWS から OCI へデータを転送する
- OCI環境で再構築(データ移行)する
とりあえず、こんな感じで進めようかと思います。
#おわりに(その3)
今日のお話は、ここまで。明日は、早速手順に従って作業してみようと思います。