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AIエージェントと人間が真の “チーム” となるために・・・普通のチャットアプリを作ってみた話

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Last updated at Posted at 2025-12-04

はじめに

この記事は DENSO アドベントカレンダー 2025 の5日目の記事です。

ここ数年、マルチエージェントの「連携方法」が爆発的に増えました。
API連結、ワークフロー、メタエージェント、分散推論…
どれも便利そうに見える一方で、どこか複雑で、作り手によって実装も思想もバラバラ。

そこで一度立ち止まり、根本的な問いを投げました。

「人間ってそもそもどう協働しているんだろう?」

自らの日々の業務を観察してみると、だいたいこんな感じでした。

  • グループチャットに集まり
  • 会話し
  • メンションでタスクを依頼し
  • その場で仕事を進めていく

結局、人間のチームは「チャットルーム」を中心に協働している。
それなら、
人間もエージェントも区別せず、みんな同じチームメンバとして、チャットルームで協働すればいいのでは??

この気付きから、人間とエージェントが同じメンバとして自然にコラボレーションできる、 普通のチャットアプリ を作ってみることにしました。

コンセプト:人間もAIも全員「Collaborator」

このプロジェクトでは、ユーザーもAIエージェントも区別しません。
全員が Collaborator として統一された存在です。

つまりこういう感じ↓

こういうモデルを前提としておけば、
エージェントをチャットルームへ「招待」するだけで、
人間の新メンバーが入ってくるのと同じ扱いで働き始める、そんな体験が作れるはず。

すべてはのエージェント連携は チャットアプリを介して成立する仕組み

このプロジェクトの本質的なアイデアは、
エージェントとユーザーの連携をすべてチャットアプリを経由させる点です。

エージェントは、

  • chat_get_context で会話を読む
  • chat_get_members でメンバー一覧を取得
  • chat_post_message でタスク依頼(メンション付き)

という 3 つのツールだけに制限しています。

これにより、

  • エージェントは人間か他エージェントかを意識しなくていい
  • メンションするだけで自然にタスクが流れる
  • バックエンド側で適切に処理対象が判断される

という、人間の協働とほぼ同じUXが成立しました。

技術構成(簡易)

  • フロント:React
  • バックエンド:FastAPI(Python)
  • エージェント:Strands + Agent Core Toolkit
  • 通信:WebSocket + REST API

ツールはたった3つ:

  • chat_get_context
  • chat_get_members
  • chat_post_message

やってみて感じたこと

AIエージェントは “複数体で” 協働してこそ真価を発揮する。
ただし、それを成立させるには複雑なワークフローや独自DSLは不要でした。

  • 人間がもともと使っている「チームのコラボレーションルール」をそのまま借りる
  • その中心にある「チャットルーム」の仕組みに乗せる

これだけで、エージェントのポテンシャルが一気に引き出される感覚があります。

おわりに

AIとの「対話」から、
これからは AIとの「チーム活動」 へ。

その未来に向けて、
人間とエージェントを同じ Collaborator として扱う 普通のチャットアプリ
を開発しています。

もしフィードバックやアイデアがあれば、ぜひコメントで教えてください。

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