はじめに
2025年、7/23 リリース(ver.1.3.16.0)にて、カスタム書式により変更前、変更後の値のみを出力する機能を追加いたしました。
何のために追加したか
これまで、通知でDescription等の更新内容が表示される際、更新前・更新後の内容がすべて表示されてしまうため、長文の場合に差分が読み取りづらい状態でした。
表示される項目を一つにして、更新箇所のDiffを表示するようにすることで、更新内容がわかりやすくなると考え、追加いたしました。
実装について
書式指定文字列に「DiffTypes」等のパラメータを追加し、この項目に「DiffMatchPatch」を指定することでDiffを表示できるようにいたしました。
使い方と各種パラメータ
有効化方法
カスタム書式に以下のパラメータを追加します。
- DiffTypesにDiffMatchPatchを指定します
変更できるオプション
- DisplayTypesを指定することで、更新した際に古い値と新しい値の両方を表示するか(BeforeAndAfterChange)、古い値のみを表示するか(BeforeChange)、新しい値のみを表示するか(AfterChange)選択して指定できます
- Allowを指定することで、更新した際に古い値と新しい値の間に表示する区切り文字を指定できます
- StartBracketを指定することで、差分表記の開始を表す文字列を指定できます
- EndBracketを指定することで、差分表記のを終了を表す文字列を指定できます
- DeletePrefixSymbolを指定することで、削除された部分の開始を表す文字列を指定できます
- DeleteSuffixSymbolを指定することで、削除された部分の終了を表す文字列を指定できます
- AddPrefixSymbolを指定することで、追加された部分の開始を表す文字列を指定できます
- AddSuffixSymbolを指定することで、追加された部分の終了を表す文字列を指定できます
まとめ
カスタム書式に設定をすることで、更新通知でDiffを表示できるようになりました。
通知をたくさん使われる方、特にDescription等を多用する方は、表示がわかりやすくなると思います。ぜひ使ってみてください!