11
8

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

AWS Cloud9 でRuby on Rails の開発環境を構築する

Posted at

はじめに

ふとRuby on Railsの勉強をはじめようと思い、環境構築をすることにしました。
せっかくなので、AWS Cloud9で環境構築をしようと思います。

やること

この記事では、以下のことを実施します。

  • AWS Cloud9環境構築
  • Ruby 環境構築
    • rvmを使用したruby version 2.5.1のインストールと切り替え
  • Rails 環境構築
    • gemを使用したrails version 5.2.1のインストール

##AWS Cloud9環境構築
Cloud9は、クラウド環境でIDE(統合開発環境)を利用できるサービスです。

ブラウザ上で動くため、OSやその他環境が異なるPCでも同じ手順で開発環境を準備することができます。
特徴 - AWS Cloud9 | AWS

Cloud9環境作成

AWS マネジメントコンソールからCloud9の画面に遷移します。

Create enviroimentをクリックします。
20201011023747.png

環境設定

作成するCloud9環境の設定をしていきます。

NameにCloud9環境の名前をつけます。
自由に決定できるようですが、今回はruby-cloud9-envにします。

入力できたらNext stepをクリックします。

20201011023821.png

Cloud9環境に使用するEC2インスタンス(仮想マシン)の設定をします。
全てデフォルトで大丈夫です。

Next stepをクリックします。

20201011023907.png

設定確認

構築する環境の設定を確認できます。
確認したらCreate enviroimentをクリックします。

20201011023920.png

Cloud9のIDE画面に遷移します。
少し待つと操作できるようになります。

これでCloud9環境の構築は完了です。

20201011024006.png

次はCloud9での開発に適した設定変更をします。

スペース可視化

スペース記号の可視化を行います。

テキストエディタの右下にある⚙歯車マークをクリックします。
設定が表示されるのでShow Invisiblesをクリックします。

20201011024747.png

Ruby 環境構築

ここからはRubyの環境構築をしていきます。

Cloud9画面下部にターミナルが表示されています。
ここでコマンドを実行していきます。

20201011042946.png

まずはOSにプリインストールされているライブラリを最新化します。
基本的にアップデートされるものは無いと思います。

sudo yum update

20201011025015.png

rvmを使用してrubyのバージョンを切り替える

今回はRVM(Ruby Version Manager)を使用して複数VersionのRubyを管理したいと思います。

rvmインストール

Clooud9にはrvmがプリインストールされています。
念のためrvmがインストールされていることを確認します。

rvm -v

20201011025047.png

ruby-2.5.1インストール

現段階でrvmで切り替えできるRubyのバージョンを確認します。

rvm list

20201011025113.png

ruby-2.6.3が使用できるようです。
今回はruby-2.5.1を使用したいのでrvmを使ってインストールします。

rvm install 2.5.1

20201011025150.png

インストールが完了したらもう一度切り替えできるRubyのバージョンを確認します。

rvm list

20201011025207.png

ruby-2.5.1が追加され、currentとなっていることが確認できます。

念のため、Rubyコマンドでも確認します。

ruby -v

20201011025228.png

rvmデフォルトバージョン変更

これでRVMを使用したRubyのバージョン切り替えができました。
ただ、今の設定ではターミナルを再起動した時にはrubyバージョンが2.6.3に戻ってしまいます。

そのため、RVMでのデフォルトバージョンを2.5.1に変更します。

rvm --default use 2.5.1

20201011025304.png

切り替えできるRubyのバージョンを確認します。

rvm list

20201011025334.png

ruby-2.5.1がcurrent && defaultとなっていることが確認できます。

以上でrubyの環境構築は完了です。

Rails 環境構築

ここからはRailsの環境構築をしていきます。

railsインストール確認

まずはrailsコマンドがインストールされているかを確認します。

rails -v

20201011025407.png

インストールされていないことが確認できます。

gemインストール

Railsはgemというコマンドを使用してインストールします。
gemとはRuby applicationやライブラリーのパッケージです。

gemがインストールされているか確認します。
rubyがインストールされていれば使用できます。

gem -v

20201011025430.png

インストールされていることが確認できます。

railsインストール

それでは、gemを使用してrailsをインストールします。

gem install rails -v 5.2.1 -N

-Nオプションを使用すると、諸々のドキュメントのインストールをスキップできます。(インストールが早くなる)

20201011025538.png

インストールが完了したらrailsのバージョンを確認します。

rails -v

20201011025601.png

インストールされていることが確認できました。

Railsの環境構築は以上です。

最後に

Ruby on Railsの環境構築って割と面倒臭いイメージがありましたが、(特にWindows)Cloud9を使用すると簡単に環境構築ができますね。
これからRuby on Railsを使っていくつか簡単なシステムを構築してみようと思います。

11
8
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
11
8

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?