#CLASSPATH(クラスパス)の設定
標準的なシステムライブラリに含まれていない部品(jarファイル)は、「外部ライブラリ」と呼ばれます。
JDBCドライバは、外部ライブラリのひとつです。標準的なシステムライブラリにくわえて外部ライブラリを使用するには、この外部ライブラリの場所をコンパイラや JVM(JavaVirtualMachine:Java 仮想環境)へ伝える為の設定が必要となります。この設定を「CLASSPATH(クラスパス)の設定」といいます。
「CLASSPATH(クラスパス)の設定」はいくつか方法がありますが、
このQiita自分用メモでは、
1.環境変数へ CLASSPATH を設定する方法
2.Eclipse(Pleiades All in One)のビルドバスへ CLASSPATH を設定する方法
を記載します。
#環境変数へ CLASSPATH を設定する方法
mysql-connector-java-x.x.xx-bin.jar をコピー
Windows エクスプローラー(Windows ボタン+E ボタン)を開く
C:\Program Files\Java\jdk x.x.x_xxx\lib を開く
※xはインストールされている JDK のバージョンによって異なります。
先ほどコピーした mysql-connector-java-x.x.xx-bin.jar を貼り付け
貼り付けができたら、Windows エクスプローラーは閉じて構わない
次に、WIndows ボタン->コンピューターを右クリック->プロパティを選択
システムの詳細設定リンクをクリック
環境変数ボタンを押下
#CLASSPATHが存在しない場合
「システム環境変数」の一覧に変数 CLASSPATH が存在しない場合は、以下の登録をおこないます。
「システム環境変数」の下にある新規ボタンを押下します。
変数名: CLASSPATH
変数値: .;C:\Program Files\Java\jdk x.x.x_xxx\lib\mysql-connector-java-x.x.xx-bin.jar; のような形式で記述します。
*xはフォルダ名、ファイル名と照らし合わせて、相違がないように記述します。
フォルダ名やファイル名は、名前をコピーした上で貼り付ける方法がもっとも確実です。
#CLASSPATHが存在する場合
「システム環境変数」の一覧にて、変数 CLASSPATH が存在する場合は、以下の登録をおこないます。
CLASSPATH が表示されている列を選択
「システム環境変数」の下にある編集ボタンを押下
変数名: CLASSPATH
変数値: .;xxxxxxxxxxxxx.jar;C:\ProgramFiles\Java\jdkx.x.x_xxx\lib\mysql-connector-java-x.x.xx-bin.jar; のような形式で追記します。
*xはフォルダ名、ファイル名と照らし合わせて、相違がないように記述します。
フォルダ名やファイル名は、名前をコピーした上で貼り付ける方法がもっとも確実です。
これでダメなら次回自分メモのEclipseから設定する(小声)
☆変数値: .;C:\Program Files\Java\jdk x.x.x_xxx\lib\mysql-connector-java-x.x.xx-bin.jar;について 変数値は;(セミコロン)記号で区切りながら宣言をおこないます。
最初の.(ドット)は、JDBC ドライバと接続する Java プログラム(これから作るプログラム)を意味しています。また、C:\Program Files\Java\jdk x.x.x_xxx\lib\mysql-connector-java-x.x.xx-bin.jar は、JDBC ドライバとなる外部 ライブラリのファイル名と保存した場所を示しています。
この後作成する Java プログラム内にて JDBC ドライバマネージャを呼び出す為の命令を書くと、JDBC ドライバは指定された JDBC ドライバを更に呼び出し、対象となるデータベースへ接続しようとします。
Java-データベース接続 / Java-MySQL接続
①JDBCとJDBCドライバの概要
②JDBCドライバの取得方法(MySQL用)とデータ接続準備
③-1 環境変数へCLASSPATHを設定する方法
③-2 EclipseのビルドバスへCLASSPATHを設定する方法
④JDBCドライバのロード
⑤データベース(MySQL)に接続してテーブル情報を検索、また検索結果を表示