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【Ruby】三項演算子でif文のコードをダイエットしてみた

Last updated at Posted at 2021-01-07

内容

プログラミング言語の演算子のひとつに、三項演算子(条件演算子)という呼ばれるものがあります。
これを使うと、複数行に渡るif文を1行で記述することができるので、モッサリしたコードをダイエットすることができます。

この記事ではRubyのコードで書かれた
「入力された整数が奇数であれば"odd"を、偶数であれば"even"と出力するプログラム」
を題材としながら、if文で書かれたコードをダイエットしていく様を見て頂きます。

まずは、これから書いていくコードのイメージをつくっていきましょう!

if 数字が偶数
  evenと表示
else
  oddと表示
end

以上のような5行に渡るif文を

数字が偶数 ? evenと表示 : oddと表示

と1行で書くことができることが三項演算子の特徴です。

前提環境

MacOS Catalina 10.15.7
Ruby 2.6.6

if ~ else 文

if.rb
n = gets.to_i

if n % 2 == 0
  check_number = "even"
else
  check_number = "odd"
end

puts check_number

このrubyファイルをターミナルで実行すると以下のようになります。
下記の例以外でも奇数であればodd、偶数であればevenが出力されるはずです。

$ ruby if.rb
5                 # 入力
odd         # 出力

$ ruby if.rb
8                 # 入力
even         # 出力

三項演算子

ternary.rb
n = gets.to_i

check_number =  n % 2 == 0 ? "even" : "odd"

puts check_number

三項演算子で書くと以上のようになります。if ~ else 文を利用した場合よりもだいぶスッキリしましたね!
行数で言うと7行→3行となっており半分以下になっております。

念のためターミナルで実行してみましょう。if ~ else 文の時と同様の結果が得られますね。

$ ruby ternary.rb
17                 # 入力
odd          # 出力

$ ruby ternary.rb
24                 # 入力
even          # 出力

三項演算子を学ぶだけであれば以上で終了なのですが、、、
せっかくなのでもう少しダイエットを続けてみましょう!!!!!

if ~ else 文(メソッド定義なし)

if_rev.rb
n = gets.to_i

if n % 2 == 0
  puts "even"
else
  puts "odd"
end

メソッド定義を使わずにif文の中にputsを書きました。
最初のコードより少しだけ短くなっています。

三項演算子(メソッド定義なし)

ternary_rev.rb
n = gets.to_i

puts  n % 2 == 0 ? "even" : "odd"

上記の書き方を三項演算子で書くとこのようなコードになります。
2行になりましたね!ここまで来ると欲が出てきて1行で書いてみたくなりませんか?

三項演算子(最終版)

ternary_final.rb
puts  gets.to_i % 2 == 0 ? "even" : "odd"

1行で、、、書けた!!!!!
もともと7行で書いていたコードが1行になりました。
まさかの85%OFFのダイエット、これにはR○Z○Pさんもビックリですね。

以上、三項演算子を使ったコードのダイエットでした!

追記

2020/01/08
@scivola 様から頂いたご指摘を紹介します(ありがとうございました!)

以下のようにカッコをつけると見やすくなる。

ternary_final.rb
puts (gets.to_i % 2 == 0) ? "even" : "odd"

整数が偶数かどうかを判定するのは Integer#even?が使えるので,

ternary_final.rb
puts gets.to_i.even? ? "even" : "odd"

と書くこともできるとのこと!

@scivola 様ありがとうございました!

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