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社内アドベントカレンダーの企画と成果-未来の企画者へのアドバイスと共に-

Last updated at Posted at 2024-12-30

はじめに

みなさん、2024年ももう終わりますね。

数日前に遡りますが、今年はアドベントカレンダーと題して、社内で12/25まで毎日ノウハウを投稿するイベントを企画・開催しました。
最終的に

  • アドベントカレンダー企画専用のSlackチャンネルには、投稿者・閲覧者含めて35名(社員の1割)の人が参加
  • 合計18投稿(投稿は平日のみだったため)、15名が投稿

という、とても満足な結果になりましたので簡単に感想を残します。

アドベントカレンダーを始めた理由

①ナレッジシェアサービスへの投稿機会の創出

現在所属している会社では、コンサル・運用サービスとは別にナレッジ会員制ナレッジシェアサービスを提供しています。

普段、社員は全員担当する顧客先の業務を行っており、なかなか投稿する時間を作れない人も多く、投稿する人・コメントする人が固定的になっていた印象した。

そこで、記事を作るきっかけを作ることで、普段投稿しない人も投稿してサービス内がさらに盛り上がるのではないかと考えました。

結果的に、内容が社内向けのものが多かったので、それほどサービス内での投稿は増えなかったのですが、社員間でのノウハウ・経験談の共有の場を作る意味では役目を果たせたと感じています。

②別に会って話すだけが「つながり」じゃない

現在所属している会社では「つながり」を大事にしています。「つながり」って聞くと飲み会したりミーティングでお互いの考えをぶつけ合ったり、そんなイメージが浮かびやすいですが、別にそれだけじゃないと思ってます。

誰かが投稿した内容を数年後の新卒社員がみて刺激を受けたり、誰かが残した備忘録のおかげで困り事が解決したり、そう言った非同期な情報のやりとりも繋がりの一つと思ってます。

きっと今回のアドベントカレンダーで投稿された内容も、いつか誰かの役に立ちます。また、この様子を見て来年もアドベントカレンダーをしたいと思う人がいれば、よりハッピーですね。

③アウトプットの機会を作りたかった

僕自身、日々の業務に追われて、自分の経験・知識を整理・アウトプットするのを怠ってました。このままでは忘れてしまうし、せっかくのいい経験が勿体無いなぁ、と思ってたので強制的にアウトプットの機会を作るためにアドベントカレンダーを始めました。

効果は絶大で、実際の投稿日よりも前から予行演習として本アカウントでの投稿を再開したり、アウトプットのテーマを日々考えたりして、経験の棚卸しにつながりました。予行演習期間に投稿した「『Bundle vs LOCKED DAS』移行の舞台裏と学びの記録」は比較的View数が多く、誰かの力になれてよかったなぁと思ってます。

アドベントカレンダーをやった感想

多種多様なテーマで驚かされた

特に投稿テーマを絞らず、「公序良俗に反しない・特定人物への非難・否定をしない」というルールのみ設けて初めて見た結果、企画時点で僕自身が思いつかなかったようなテーマがいくつもあり、いい意味で驚かされました。

今回は社内向けを想定した企画でしたが、来年以降は自社が運営しているナレッジシェアサービス内のいち企画としてやったり、一部は会社運営のテックブログ的に公開してみるのも面白いかもしれません。

▼投稿テーマの例

  • 不眠症との戦い
  • 積読ではなく積ブックマーク(気になるWebページやサイトをとりあえずブックマークしておく状態)
  • コーポレートエンジニアならではの悩み
  • 中途入社した人のこれまでのキャリアと今後の展望
  • メモツールの遍歴

「やりきる」って大事

今回、アドベントカレンダーを始めるにあたって正直なところやり切れるかが不安でした。枠が埋まらなかったらどうしよう、みんなにスルーされたら恥ずかしいなぁ、などなど。

何ごとも言い出すのは簡単なんですが、最後までやり切るのって難しいんですよね。ただ、やり切った後の状態を想像してみたところ、「めちゃめちゃいい年末年始を過ごしてる自分」を想像できたので走り出しました!

始めるときに1つ決めてたのは「空きの枠は作らない、もしあればすべて自分で埋める」ことでした。が、蓋を開けてみると12月に入って実際に投稿が始まればすぐに枠が埋まったので、8割くらいはもうやり切った気持ちでいました。

日々忙しいなかでも辛抱してやり切れるか、諦めてしまうのかでは大きな違いです。この企画を通じて記事を投稿いただけた方々に感謝しつつ、きっかけを作った自分自身も褒めようと思います。

アドベントカレンダーを始めたい人へのアドバイス

来年以降、アドベントカレンダーを企画しようと思っている方向けに、今回個人的に気をつけたことを共有します。

①とにかく参加ハードルを下げる

参加しようか迷ってる人の悩みは大体「テーマが思いつかない」「書き切れるか不安」「誰かに批判されないか不安」です。そんな人たちに対して行った対応は以下です。

  • テーマが思いつかない人に対して
    • 事前にChatGPTで20-30個くらいテーマを挙げてもらい、テーマ例として共有する
    • 参加の声掛けする時は、個人的にどんなテーマを書いて欲しいのかも併せて伝える
    • 個人的に投稿しようとしているテーマを参加者に対して共有する
  • 書き切れるか不安な人に対して
    • フォーマットは自由であることを伝える
    • 書き切れるか不安な人は、内容や品質への不安感が主なので、「書き切ること大事」であることを発信する
  • 誰かに批判されないか不安な人に対して
    • 互いに批判はしないように明確なルールを決める
    • 批判しそうな人はそもそも誘わないようにして、閲覧者よりも投稿者を優先する

要するに、投稿してくれる人・投稿するか迷ってる人の気持ちを想像することが大事ですね。

②枠が埋まらなくても始める

実は12月になって投稿が始まってからも、全18枠のうち10枠くらいは空いてました。しかし投稿が始まって実際の投稿が増えることでハードルが下がったのか、2-3日で残りの枠が埋まりました。

企画の性質上、毎日投稿されるので「盛り上がってる感」が自然と生まれて、「盛り上がってるから参加したい」「こんな感じでいいのか」という気持ちが生まれたのではないかと推測しています。

なので、枠が埋まらなくても安心してください!

③恥ずかしがらずに社内に宣伝する

社内では「ランダム」という、雑談したり個人的なイベントの宣伝OKのチャンネルがあります。僕はそのチャンネルで、12月に入る前・投稿が始まった時・投稿枠が埋まったとき・全ての投稿が出揃ったときに宣伝していました。

自分からは見えないだけで、実は興味を持ってくれている人はたくさんいます。恥ずかしがらずに宣伝していきましょう。

④投稿者に敬意と感謝を示す

③の宣伝についての言及しているなかで、枠が埋まったり、投稿がすべて出揃ったあとも宣伝していたのは、一人でも多くの方に記事を見てもらって、投稿者に敬意と感謝を示したかったからです。

僕自身も決して暇ではなかったですが、投稿してくれた人も同じく暇ではないです。そんな中で記事を投稿してくれた人には感謝を込めて、投稿内容にコメントしたりスタンプを押したりして敬意と感謝を示しましょう。

おわりに

企画した自分自身がたくさん学びを得て、投稿してくれた社員のみなさんに大感謝なのですが、企画に参加してくれた社員の皆さんからも、企画したことへのお礼のコメントをたくさんいただきました。

お互いに感謝を贈りあえてとてもいいイベントとなったので、改めて企画してよかったと思います。

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