先日、出張1on1をしてきました。前回のワークショップの経験も踏まえて、ふりかえりをしていこうと思います。
状況
- メンター
- 自分
- メンティー
- 相手
- きっかけ
- Twitterのタイムラインに、相手の方が1on1をしたいとつぶやいていたので、「やりませんか?」とリプライした
- 相手との関係
- 勉強会で何度か顔を合わせたことはある。社外の人。職業はエンジニアで、自分の職とも近い。
- 事前準備
- 個人的に本を読んで勉強したことはあったが、相手と事前にレジュメを作ってやりとりしたわけではない
上記の図だとすこしフォーマルなイメージになりますが、実際の雰囲気はこんな感じでわりとざっくばらんに話しました。
自分が、今回の1on1に期待したのは、**「メンティーの思考がクリアになり、次のアクションプランが明確になること」**でしたが、これは達成できませんでした。
なぜ上記の期待を持ったかというと、前回の1on1ワークショップで経験した「1on1のあるべき姿」を、単純に理想像としたからだと思います。
ワークショップでメンティーになったとき、メンターの人に自分の深層意識を引っ張り出してもらい、抱えていた悩みを自分の言葉にでき、次にやるべき行動が明確になり、とても充実感を得られた経験がありました。
要は、「自分の充実した体験を、相手にも体験してもらいたい」と思っていたわけです。
現時点で、この考えの是非は問いません。相手にとってプラスになっていたかどうかは、自分では観測できないことだからです。
思考実験で深掘り
さて、今回とは別の状況で1on1をしたら何か変わったでしょうか?
もう少し深掘りしていきましょう。
メンター、メンティーが逆であったら?
自分がメンティーだったらどうだったでしょうか?
場所は、自分が小声でしゃべっても相手に無理なく聞こえるくらいの場所を選びます。言語化に集中できるからです。しゃべる内容も、予めレジュメを作ったかもしれません。お互いが見える場所にゴールが書いてあったら、話の内容に集中できて、次のアクションプランが生まれる可能性が上がったかもしれないからです。
自分がお金を頂く立場であったら?
自分がプロのメンターとしてお金をいただく立場だったらどうでしょう?
この場合、メンティーの行動が違ってくるような気がします。事前準備をきっちりやりたくなりそうな気がします。当日に向けてメンティーが自分なりに考えて準備しておくと、メンティーは達成感を感じやすいと思います。なので、当日までのエスコートといえば良いんでしょうか、レジュメもそうだし、準備をきっちりやりたいですね。
まとめ
今度1on1 をするなら、もっと効果の高い、もっと効率的なやり方でやりたいですが、自分の求める姿を追求していくこととは違った種類のアプローチが必要になりそうな気がします。
相手の時間の感じ方、成長に対するモチベーションは人それぞれなので、相手の満足感を基準にしてゆきたいです。そのためにも、事前のゴール設定と、1on1をする環境は、事前に認識を合わせたいですね。
自分のやりたいことで相手に与えられる価値があり、しかも、それが自分がされて嬉しいことであったなら、言うことないですね。そのようにこれからも努めてゆきたいです。