はじめに
老技術者は名前の通り還暦を過ぎた技術者である.ブロックチェーンの会社やAIの会社からお仕事をいただいてナウい技術を切り売りしている.開発案件は基本的にMacで良いのであるが,最近はナウい技術を教えてくれという需要が高まっている.すると教える相手がWindowsの人だったりするので,そんなものすぐに叩き売れとも言えず,仕方なく老技術者も話を合わせるためにWindowsマシンを買うことにする.とはいえ買うからには最新OSのやつを買わないと気が済まず買っちゃったのだよ,酔った勢いで.Windows11だよ.
プロセッサ 12th Gen Intel(R) Core(TM) i7-12700 2.10 GHz
実装 RAM 32.0 GB (31.7 GB 使用可能)
エディション Windows 11 Pro
バージョン 22H2
インストール日 2023/01/15
OS ビルド 22621.1194
エクスペリエンス Windows Feature Experience Pack 1000.22638.1000.0
Powershellを見たらターミナルなんてモードがあるので,普通にCurl使えるのだろうなとMac用にこしらえた虎の巻を使って仕事がらみのとあるサービスのAPIを叩いてみたらダメじゃん.なんで?と詮索する時間も惜しいのでubuntuを入れることにした.
1. ターミナル(管理者)を起動
スタートボタンを右クリックし「ターミナル(管理者)」をクリック.ダイアログが出るのでOK.
「ターミナル」?!とひるむが大丈夫PowerShellである.
そこに
wsl --list --online
と打ってリターン.そうすると,もうUbuntuだのDebianだのが入っている.ものによっては複数のディストリビューションが挙がっている.
そもそも,Windows Subsystem for Linuxの有効化はWindows10のどこかのバージョンから不要になっている.
そこでせっかくなので
wsl --install -d ディストリビューション名
と指定してみよう.
せっかくなのでUbuntu 20.04 LTSを選ぼう.最新のを選ばないのは君子危うきに云々.
ここで注意.
wsl --install -d Ubuntu 20.04 LTS
ではダメです!
wsl --install -d Ubuntu-20.04
と打ち込むと,Ubuntu 20.04 LTSが立ち上がってきます.
2. wsl --installでハマる
上記でうまくUbuntu 20.04 LTSが立ち上がった方は
次の3. ubuntuを使えるようにするに進んでよし.
しかし老技術者の場合はそうはいかなかった.
立ち上がったubuntuがすぐクラッシュする.
press any key
と出るので押してみるとubuntuが消えてしまうのだ.
そこで,いろいろ調べた挙句,
wsl --update
とやると,
「インストールされました」と表示され,自動的にubuntuが立ち上がってくる.
一件落着.
3. ubuntuを使えるようにする
立ち上がってきたubuntuをまずは使える状態にする.
usernameには絶対に大文字を使わないように気を付けて記入.New passwordとRetype new passwordに忘れないパスワードを入れて,
エンターを押すと,優しいメッセージが現れる.
cat /etc/lsb-release
と打ってこんなのが返ってくればOK.
さて,このububtuで何をしようか.