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2022/09/28 AgileStudio ウェビナー 回答まとめ

Last updated at Posted at 2022-10-07

はじめに

北國フィナンシャルホールディングス
デジタルバリュー の 奥村🌴 です!

2022年09月28日 に永和システムマネジメントさんの AgileStudio ウェビナーに登壇させていただきました。

ウェビナー内、ウェビナー後のアンケートでたくさんのコメント・ご質問をいただきました。ありがとうございます。

当日のウェビナーではパネルディスカッションも盛り上がり、時間切れでみなさんからいただいた質問に目を通すことができませんでした。
ウェビナーで一緒に登壇していただいた、永和システムマネジメント 橋本さん、ベーシック 安永さん とウェビナーを振り返りながら、後日回答という形でお答えする場とさせていただきます!

icon.png
oVice上で打合せ

QA

たこ(PMO) = Scrumマスターのようなチーム?

⇒ たこ = PMO(プロジェクト全体の管理組織) + スクラムマスター のようなイメージです。
 PMOチームを拡張して、たこチームを再編しました。
 通常のPMO業務だけではなく、開発チームが開発しやすくなるための支援だったり、業務部門と開発の橋渡しや、課題提起などでの動きが増えました。

開発体制.png

(奥村)
安永さんと私が所属しているチームについての質問ですね!
たこチームの名づけの由来って知ってますか?橋本さん
(橋本)
複数のチームと関わりがあることからたこという名前になったとお聞きした記憶がありますが、もしかして別の由来があったりするのですか?
(安永)
「おい、たこ!」みたいな罵声を浴びたいというちょっと偏った理由もあったようです。
(橋本)

受発注をこえていこうとする過程で「そうは言っても発注元(お客様)が言うことだから、それに応えねば…」と思う人はいませんでしたか?(どのように解消されましたか)

(安永)
性格にもよるので、少なからずそういう人もいるとは思います。
解消するためのポイントとして、受発注の立場に関わらずプロジェクト内で同じゴールやビジョンイメージを持てるように情報を公開することで、同じ目線でプロジェクトをよりよくするための議論をできるようにするというのは心がけてます。
(橋本)
ただ、お互いの考え・意見は異なることは多々あるので、誰か一人の決断に任せず、チームでの決め事とすることを徹底することで徐々に受発注を超えた関係性ができてきたのかなぁと思います。(問題vs私たちという考え方をチームに根付かせる)
(奥村)
契約であったり、組織の体制的にはそうだとは思いますが、私の感覚としては発注しているというより 一緒に協力してもらって作っている。 という感覚が強いです。 (私が言うことでもないかもしれませんが...笑)

アジャイル取り組み前後で、経営層への報告内容や報告方法にも変化がありましたでしょうか?
重厚な資料を作るより、動くプロダクトを見せる方が重視されるようになった等の変化があったのかなぁと想像しました。

⇒ マスタスケジュールで「オンスケです」報告していたところを、バーンダウンチャートで現在地点をベースに、全体開発終了の目途がどれくらいになる、みたいな報告内容ができるようになってきています。
(橋本)
アジャイルな取り組みを行ったことチームの視点でも大きな変化がいくつもあったと思います!
開発のスタイルが個人のタスク状況ではなく、チーム全体の状況を全員で確認し、助け合いながらスプリントゴールを目指すになりましたね。
あと、フェスティバルで開発したプロダクトをみんなに見せたい、という気持ちから全員でゴールを必死に目指すようになりました!(MVPをとりたいだけかもしれませんが...笑)
(奥村)
今のプロジェクトは初めからアジャイルで開発を行っているので前後の比較はできないですが、経営層が参加するステコミ・フェスティバルも資料作りに充てる時間は少ないです。
経営層はありのままを伝えてもらうことを期待してくれているので、資料を作りこむことがプロジェクトとしてそれに見合う見返りは少ないです。
(安永)
フェスティバルにも経営層が参加し、デモを通じて現在のプロダクトの状態を見ていただけたり、生の反応を頂けるで一体感につながってるんじゃないかなと思いますね。

各チームは、すべて機能横断型、かつひとつのチームに100%専従という形が実現出来ているのでしょうか?

⇒ 基本的に機能横断型チームと機能横断型チームをサポートする縁の下チームに分けていて、基本的には機能横断型チームは担当機能の開発に専従しています。

 スプリントによって開発の負荷が偏るときなどは、他チームに合流してヘルプするようなことも柔軟に対応しています。
 チームの兼務は基本的にしないようにしています。

特徴.png

(橋本)
機能担当はチーム単位で分かれますが、案件のピーク時には他チームのヘルプをもらいながら開発を進めれていますよね。チーム間で協力し合いながら、ゴールを目指せるこのプロジェクトの文化はいつも素敵だなと感じてます。
(奥村)
機能の担当チームは決めていますが開発を進めていると、やはり他のチームに影響がある共通的な機能もあるので、そこは全体朝会やネルフ等で情報連携し合っていますね。
(安永)
チームが多いため、横断的な部分は課題が出やすいので、日々改善ですね。

スクラム改善はチームごとにやっている感じですか?
 最近スクラム改善を行いすぎてタスクの進捗が上がらないこともしばしばあってどうしているか気になります

⇒ スクラム改善はチーム毎に行っていて、振り返りの方法もチームによってバラバラです。
 ただ、チームで振り返った内容は議事録 or ホワイトボードをプロジェクトのチーム全体に共有して、やってよかったことなどの横展開をしています。
 振り返りでタスクの進捗が上がらないとしても、プロダクトとして価値を上げるための課題が出る振り返りができればよいと思います。
 また、各チームのふりかえりやフェスティバルでの成果を全チームに見えるようにすることでよい部分を取り入れやすい文化を作っています。

(橋本)
スクラム改善はチームごとにしています。
私のチームはだいたい多くても3~4つのカイゼンをスプリントで実施するカイゼンとし、タスクに大きな影響を与えないようにしています。
採用されなかったカイゼン事項は次スプリントのカイゼン候補として残しながらカイゼンのバックログを溜め、継続的なチームの成長を行っています。
(安永)
ホワイトボード使ったり、wikiを使ったり、みんながやりやすい方法で振り返りしているイメージですね。
(奥村)
スクラム改善もやってみないと (すぐに) 効果が現れるか分からないので、タスク進捗を気にしすぎると中々動けなかったりしますね。
このプロジェクトではチーム数も多いので改善はチーム毎に取り組んで、やってみて効果があった・見込めるものを全体に広げるような形でやっています。
改善だと思っていた取り組みをやってみて前のやり方の方がよかった...と気が付くこともよくありますが、なぜその方法で改善をしようと思ったのか?ということは振り返れるように議事録に残しています。

19チームもあると、チームによってスプリントのゴールの達成・未達成が出てくると思います。そのようなときにスプリントレビューはどのように実施されているのでしょうか。

⇒ スプリントフェスティバル(スプリントレビュー)は全チームイベントなので、ゴール達成したものを中心にデモを実施しています。
 ゴール未達のチームについては、スプリントの振り返りでカイゼンを出し、達成に向けたアクションやとらいを次スプリントへいかせるようにしています。

フェスティバル.png

(奥村)
ウェビナーで反応がよかったフェスティバル (スプリントレビュー) についてですね!
デモに直接繋がらないような、内部的な設計変更についても今後の開発においてプラスになる要素 (生産性の向上や、メンバーの仕様理解) を含んでいるはずで、プラスにならないことは、やっていないのでフェスティバルで共有する価値が無くて困ることは今のところありません。
(橋本)
そうですね、フェスティバルで見せる価値がないなーって困ったことはこれまでなかったですねー
スプリントゴールが達成できていなくても、「ここまでできた!」という成果はチームに必ずあるのでそういう視点でスプリントで出した価値を見せれるようにしていますね!
チーム全員でスプリントでできたことを共感し、全体に見せるという取り組みがあることで次のスプリントも頑張ろうって気持ちになれます。
(安永)
動くものがリリースできないと意味がないよね?というアジャイル/スクラムの考え方のように all or nothing の方が管理はしやすいですが、このプロジェクト向けにカスタマイズしてますね。

後日談

oVice.png

(奥村)
橋本さん安永さん、改めてウェビナー準備から当日のパネルディスカッションまでありがとうございました!
(安永)
おつかれさまでしたー!
みんな表情固かったですね(笑) 緊張しましたね!
(奥村)
私も用意したスライド部分を話しているときに表情が死んでたって言われました...(きっと緊張からだと思います...)
(橋本)
お疲れ様でしたー!
いやー、めちゃくちゃ緊張しましたー、じゅんぺいさんの話がよすぎてプレッシャーが・・・笑

(安永)
みなさん、印象に残ってるシーンってありますか?
私は、oViceの画面を紹介しようと中継したときにプロジェクトの皆さんがセミナー見ながら集合してくれてて、ハートとかのリアクションくれたのが、想定外すぎて嬉しかったです。
(奥村)
多くのメンバーが見守ってくれていましたね
ウェビナー参加していただいた方にプロジェクトの一体感を見せられたかもしれません笑
(橋本)
まさかあんなに多くのメンバーが中継で見てくれているとは思わなかったです!
プロジェクト全体のノリのよさが参加してくださった方に伝わったと思っています!笑

みなさん、参加してみてどうでしたか?
(安永)
様々な視点のコメントや質問を頂いて、色々学べました。
すてきな場に呼んで下さりありがとうございました!
(橋本)
準備含め、全てが楽しい時間でした!(本番は緊張しましたが笑)
多くの人に聞いていただき、多くのコメントをいただけ、気づきや学びもいただけました、ありがとうございました!
(奥村)
翌日に感想記事も書きましたが、楽しかったですし良い経験をさせてもらえました!これもみなさんのおかげです。

まだまだプロジェクトも成長途中で、これからもいろんな壁にぶつかると思いますが力を合わせて乗り越えていきましょう!
(安永)
がんばりましょう、引き続きよろしくおねがいします!

ウェビナーでモデレーターをしていただいた、永和システムマネジメント社長 平鍋さん のまとめ記事

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