0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

書籍要約 「正義をふりかざす極端な人の正体」

0
Posted at

何が書いてあるか

読んだ本の要約化で理解と記憶の定着化を目指します。
あくまで個人のエッセンスの列挙になります。実際の内容はこの何十倍も示唆に含まれている素晴らしい書籍です。この素晴らしさを一人でも多くの方が知るキッカケになれば嬉しいです

読んだ本

正義を振りかざす「極端な人」の正体
山口真一著
2020年に出版された本です。

="41Gc-fraEML._SX306_BO1,204,203,200_.jpg"

出会ったきっかけ

Podcast番組「超相対性理論」で紹介されたと記憶しています。

本編(要約)

はじめに

・メディアの罪は大きい。それを後押しした資本主義の構造も罪深い。

第1章「ネットに極端な人があふれる理由

・ネットには極端な発言を発する人しか残らない、生存者バイアスがある。
・能動的かつ一方的な発言ができる特殊な環境がネットである。
・ネットでは46%の意見が少数によって発信されている。
・サイバーカスケードやエコーチェンバーによる自己強化バイアス
・責任を希薄化させる因子がある。
・極端な人同士で自己強化する構造がある。

第2章「ネットだけでない極端な人」

・劣化したマスメディアが生き残りのために炎上商法を行っている。
・自粛警察は権威に乗っかったいじめである。
・消費者の地位や権利意識の歪んだ解釈が悲劇をもたらす。

第3章「極端な人の正体」

・年収が平均より高く肩書のある男性が極端な人になりやすい傾向があるらしい。社会に過剰適応させた歪がでているということ?
・書き込む人数は少ない。一人が大量に発言するのでそう見えるだけ。べき乗理論。
・正義中毒という生体反応を持つ人もいる。
・幸福は外的環境よりも主体的に掴み取ったものがもたらす。社会的承認レベルには関係ない。

第4章「極端な人が力を持つ社会でどう対処するか」

・匿名化は効果がないことが韓国の社会実験で出ている。発言自体が減るだけ。
・ネットへの法律制限は良い面も萎縮させてしまうので難しい。
・名誉毀損罪の非親告罪化は社会的なネガティブ・フィードバックも考えると難しい。
・クリーンハンズの原則、スリッパリースロープ、
・罰則は悪用され別な問題が発生する、オーバーブロッキングがあり単純強化は弊害がある。
・被害者に寄り添う、加害者に訴訟リスクを理解させる、少しでもハードルをあげる、コンテキストを踏まえたミュート機能の高機能化が効果的。

第5章「極端な人にならないための5箇条」

・情報の偏りを知る、極端な思考への陥りやすさに敏感になる、自分を客観視する、情報を鵜呑みにしない、他者を尊重することが大切。
・軍事革命、産業革命のときも黎明期はいろいろな問題があってそこから学んで発展してきた。情報革命もこれから良くなっていけるはずである。

あとがき

・ネットは人の感情を増幅させ際立たせる装置に過ぎない。

感想

・ネットも道具にすぎない。どう活かすかは現代人の問題、そしてその現代人を定義する社会構造の問題と改めて認識。
常に変化すべき劣化した構造が、エスタブリッシュメントによって延命され、自己認識と社会の中で選択できる立ち位置のギャップに苦しんでいる、そういった人たちの負の動機が、ネットの自己強化構造によって増殖し誤謬を生み出していると解釈した。
・一人の人間が立ち向かってどうこうできる話ではないので、社会構造が変わるまでは、ネットの良いとこ取りできる範囲でお付き合いしていきたい。とはいってもQiitaのような信頼できる居場所が増えてきたので過ごしやすくなって嬉しい。

最後までお読みくださりありがとうございました。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?